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2023年9月30日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ メジャーリーグ機構(MLB)は29日、今季のユニホームの売り上げランキングを発表し、大谷が初めてメジャー全体1位となった。日本選手が全体1位になるのも史上初の快挙。大谷は2018、2021年シーズンとトップ10に登場。メジャー全体で1位になったのは6年目で初めて。前半戦はブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手に次いで全体2位だったが、後半戦で“逆転”した。なお、2位はアクーニャJr.、3位はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手となっている。

 

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◯ 大谷は29日のアスレチックス戦も姿を見せなかった。30日は試合前にチームのMVPと最優秀投手の発表があり、大谷が選ばれるのは確実。広報も「おそらく、来るのでは」と話し、その場でグラウンドに出てファンに顔を見せる可能性がある。試合前、フィル・ネビン監督「いつ来るか、はっきりと決まった時間は定めていないが、彼は多くの人に今週末に来ると言っている」と話していた。9月19日に右肘を手術して以降、まだ公の場に姿を見せていない。8月9日以降は、会見もしていない。

 

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 ■ ロサンゼルス・エンゼルス情報

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◯ エンゼルスは故障者リストから復帰したチェイス・シルセスが4イニングを1失点に抑えると、4回裏に3点を奪って逆転に成功。アスレチックスを5対1で破り、今季72勝目をマークした。エンゼルス2番手のデービス・ダニエルは5回2安打無失点のロングリリーフでメジャー初勝利(1敗)を記録。アスレチックス先発のケン・ウォルディチャックは9敗目(4勝)を喫した。

 

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◯ 期待のホープがまた記録を伸ばした。ルーキー、シャニュエル内野手が、この試合までになんとMLB歴代4位となるデビューから27試合連続での出塁を記録。そしてシーズン最後の3連戦の初日となったこの試合も定位置の「1番・ファースト」で出場。3回裏の第2打席において、アスレチックス先発のウォルディチャック投手の外角攻めに動じず、ボールを慎重に見極めて四球を選んだ。これでメジャーにデビューしてからの連続出場記録を「28」に更新した。

 

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 ■ 球界情報

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◯ ア・リーグ東地区優勝を決めたオリオールズの藤浪晋太郎投手が29日、本拠地でのレッドソックス戦の0ー2で迎えた9回から3番手で救援。1回を投げ、1安打1失点。防御率は7・27となった。藤浪は、ストライク率は56%と制球に苦しんで失点。無死二、三塁とピンチを広げたが、後続を3者凡退に打ち取るなど、来月7日に本拠地で開幕するプレーオフ地区シリーズに向けて、不安と手応えが入り交じるパフォーマンスとなった。試合後の主な質疑応答は以下の通り。

 

ーー投球を振り返って。

「タイミングがちょっと合わなかったです。投球はリズムとタイミングだと思うので。それが、久しぶりの登板で、ちょっとかみ合っていなかったというのが、あるかもしれないです」

 

ーー強く当てられた打球は少なかったが。

「そうですね。最後のファーストゴロくらいじゃないですか。球は悪くない。もうちょっとしっかりコマンド(制球)できないと」

 

ーー無死二、三塁からコーチがマウンドに来て、3者凡退。

「間を取りに来てくれた。落ち着いて、ストライクゾーンに投げるだけだ、という話で」

 

ーー投ゴロで本塁にトス。アウトに出来なかったが、一塁ベースカバーも含め、フィールディングは良かった。

「あれ以上はできないし、セーフになってしまったのは残念ですけど。ベースカバーは、あっち側(一塁側)に飛んだら体は反応するので、とっさにというか。考えてやったプレーではない」

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平 エンゼルス残留の可能性を現地番記者4人が予想 「15%」~「40%」、「分からない」も

安藤宏太氏/情報:スポーツ報知)

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 エンゼルス・大谷翔平投手(29)は、シーズン終了後に自身初のFAとなり、米国内では早くも去就に注目が集まっている。今季は29日(日本時間30日)からの本拠地・アスレチックス3連戦が最後。6年間慣れ親しんだエンゼルスに残るのか、去るのか―。現地のエ軍番記者4人が予想した。(取材・構成=安藤宏太、秋野未知通信員)

 

 ジ・アスレチックのS・ブラム記者は、大谷残留の可能性を最も低い「15%」と予想。オレンジカウンティー・レジスターでエ軍番記者11年目を迎え、大谷の著書も執筆したJ・フレッチャー記者は「30%」、MLB公式サイトのR・ボリンジャー記者も「40%」と占い、いずれも50%を下回った。LAタイムズのS・バレンズエラ記者は「本当に分からない。難しい」と頭を抱えた。

 

 チームを去る可能性として、一番の要因はエ軍が「勝てるチーム」でないことだ。9年連続でプレーオフ進出を逃し、今季も地区4位。フレッチャー記者は「彼は勝ちたいと思っているので、勝ちたいチームに行くしかない。たくさんのチームがオファーを出すはずだ」、ボリンジャー記者は「彼にとってここでプレーし続けるのはつらいと思う」と大谷の心境を読んだ。ブラム記者は「手術の対応(詳細を明かさないなど)もひとつ。最近球場に姿を見せないし、ロッカーは片付いている。去る準備に見えるようなことがたくさんある」と、心はすでに決まっているのではと指摘した。

 

 一方では、残留の可能性も残す。それは、個人としての成績は十分に残した大谷が現状の環境面に満足しているからだ。ボリンジャー記者は「二刀流でプレーすることを許し、毎日出場して、登板間隔もしっかり空けて投げさせてくれて、球団へ感謝しているはず。その『恩』で残留するかもしれない」、フレッチャー記者も「ここなら心地よくプレーできる」と分析。バレンズエラ記者は「彼がここに残っても全く驚きはない」と言い切った。

 

 大谷はこれまで、FAについて「まだ全然分からない」と話すにとどめ、方向性すら示してこなかった。勝利に飢えていることは間違いないが、新天地で新たな道を開くか、慣れ親しんだエ軍でいばらの道を歩むのか―。大谷の決断には、米球界全体が注目している。

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◆ ヌートバー 大谷のWBCでの気遣いに感銘 贈られた“友情の証”腕時計も初披露

笹田幸嗣氏/情報:スポニチ)

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 3月のWBCで日本代表の世界一に貢献したカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(26)も大谷に感謝する一人だ。チーム移動時に感銘を受けた気遣いを明かし、代表を離れる際に贈られた腕時計を初披露した。(取材・笹田幸嗣通信員)

 

 翔平と一緒に野球し、球場で毎日、何をしているかを見ることができたことは間違いなく大きな財産となった。人間性も素晴らしい男であり、友人だ。選手として、人として多くを学ばせてもらった。彼との出会いは僕にとって一生忘れられない時間となった。

 

 今でも思い出す。僕が侍ジャパンに合流し、新幹線での最初のチーム移動の時だったと思う。まだ、僕のチームスーツが出来上がっていなかった。すると翔平は私服のジャケットを着ることを選んだんだ。僕に孤独感を感じさせたくなかったんだと思う。彼の気持ちに感謝し、感動した。スーツを着ていないのは「君だけじゃないよ」と示してくれたんだ。

 

 地球上で最高の野球選手でありながら、そんな気遣いができる。スマートフォンのゲームで彼や他の仲間といつも対戦するんだけど、彼はいつも僕に勝つんだ。僕はいつだって負ける(笑い)。でも、そういう時間も彼の気遣いだったと思う。

 

 チームを離れる際には翔平が着けていたグランドセイコーの腕時計をもらった。僕にとってこの時計は彼との友情を示してくれるものだ。僕のこれからの人生に大きな意味をもたらしてくれる。あの貴重な体験をいつも思い出させてくれる。もし機会があるのならば、次のWBCにも参加したい。それが翔平との約束でもあるからね。(カージナルス外野手)

 

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 ■ NOTE