WBC
東京1次ラウンド
日本VS中国
2023年3月9日
待望のWBC開幕戦。
今年2月22日、フリー・アナウンサーの宇賀なつみが初のエッセイ本『じゆうがたび』を出版された。この本には、彼女が過去に旅した思い出の数々が鮮明に甦るように克明に記されている。子供の頃から小まめに簡潔な日記をつけられてきたそうだが、そんな彼女は自身のことを「思い出マニア」と自称する。
めちゃ共感ワード!
自分はそんな日記を書いてはいないが、このブログを始めた2017年から、殊に大谷翔平を生観戦した時だけは備忘録を記している。
WBCのチケットは、昨年8月に先行発売された東京ラウンド全試合観戦可能な7日間パックを逸早く購入していた。その前月のオールスターゲームに出場した大谷が、前日のメディア会見でWBC出場について、明らかに前向き発言を行なっていたからだ。
1回あたり20万近くの旅費を払い、現地へメジャーリーグ観戦していることを考えれば、7日間パックの総額10万越えはそれほど高い買い物に思えなかった。
結果、昨年11月17日に無事!?大谷は参戦表明してくれたので、ラッキーチケットとなった。
今朝6時に目覚めて、テレビをつけると複数の放送局でWBCが行われる東京ドームから現場生中継していた。宮崎キャンプから大人気となっているグッズ販売の入場整理券を求めて、すでに数千人のファンが列をつくっているというニュースだった。
グッズを買うだけで早朝から何時間も並ぶのは勘弁願いたいが、予想以上に盛り上がりを見せるWBCには気持ちが高ぶった。朝のニュースもワイドショーも、WBCオンパレード。連日に渡る関連番組録画を忘れずセットし、沖縄を出発した。
羽田空港に到着して真っ先に立ち寄ったのは、7番ゲートそばにある書店を兼ねた売店。この日発売されたばかりの『Sports Graphic Number』WBC特集号を買うためだ。
今日と明日は休暇扱いにしていたが、仕事は動いているので、羽田の待合室でオンライン会議を2本やっつけてから東京ドームへ向かった。電車の中でWBC特集号の大谷特別インタビューだけは読み進めた。
2月21日に聖地テンピに到着した自分と入れ替わりで帰国された石田雄太氏が、その前日の20日に大谷を取材した記事だった。
インタビューを読んで個人的に最も印象に残ったのは、やっぱり2月中の日本代表合宿への合流は、当初から想定されていなかったこと。怪我したときの保険金対応の有無等で調整難航と云われてきたが、現地実戦を優先したトレーニング調整上の理由だった。
1月6日の会見時に、自分は大谷が宮崎へ来ないと深読みしたが当たっていた。ただ、あのWBCをプロモーションする場で、ファンをがっかりさせる発言はできなかったのだろう。
その代わりといっては何だが、大谷は常に自身のインスタグラムで最新情報を発信しているのではないかと自分は考えている。
もう1つ気になった記事は、2年連続寄稿されたスポニチの大谷番記者、柳原直之氏によるキャンプ・レポート。今回も、大谷とのサイドストーリーが綴られている。
自分が聖地テンピに到着した2月21日、柳原氏は大谷にどんな単独取材をしたかったのだろうか!?気になるなあ。
東京ドームの在る水道橋駅に着いて、スーツケースをロッカーに入れて直ぐに腹拵えに入った。東側301号線沿いにある中華料理店『老舗元祖!羽根付餃子』に入り、名物の餃子とニラレバ炒め定食を食した。(なんて事はない備忘録だが一応!)
東京ドームのゲート付近は、とにかく人、人、人だらけだった。噂のグッズ売り場前には、本当にたくさんのファンが長蛇の列をつくっていた。
明日以降、早朝からこの列に並ぶ体験をブログのためだけに実行しようかと、妙案が頭に浮かんできたが、たぶん決行しないだろう…。
チケットに付属していた背番号の入っていない無地のレプリカユニフォームシャツと応援タオルと、ドリンク1杯無料券をもらって入場した。
ドームの中も、通路中に人、人、人。観客席にも、すでに多くのファンが詰めかけていた。今まで東京ドームのジャイアンツ戦で、試合前にこんなに多くのファンが入って居たところを見たことがないと思った。
練習風景を写真に残そうと考えていたが、自由に客席を動きまわるような隙間はない印象だったので、早々に断念。自分の指定席に向かった。
今回は大谷のピッチングやバッティングを正面から撮影したいがために、3塁側指定席SSを購入していた。座席は8列目と表記されていたが、先頭は4列目に設定されていたので、実質は前から5列目が確保できていた。
ベンチ上、中央のまあまあ良席ではあったが、目の前のネットとネットの間にポールが遮っていた。バッティングを撮影する分には全く問題無かったが、ピッチャーズ・マウンドの方向には、左右どちらかに身体を寄せないと、撮影画角上にポールが被る若干難がある位置だった。
ここからは撮影写真に、試合展開を補足し、順番に記録していく。
試合前に外野付近で最後のウォームアップを行なっていた大谷が、ベンチへ戻る。大谷が前を向いていないのが残念だか、両国旗が揃っていたのでピックアップ。
オープニング・セレモニーの栗山英樹監督と、始球式を担ったサッカー日本代表監督の森保一氏。
大谷、WBCの初マウンドへ!
けっこうお気に入りのショットが撮れた。
少年からボールを受け取る!
1回表は打者3人を、三振と内野ゴロ2つでパーフェクト!
1回裏、1番ラーズ・ヌートバーは、低めの真っ直ぐを打って、センター前ヒット!
2番の近藤健介が四球を選び、無死1、2塁の絶好機に、第1打席を迎える大谷。
結果は四球を選び、無死満塁のさらなる好機を演出!次打者4番の村上宗隆も四球を選び押し出しで、日本代表は待望の先制点。
2回表も、内野ゴロ1つと三振2つでパーフェクト継続!
2回裏、二死満塁の絶好機に第2打席を迎える大谷。結果は、ショートゴロ残塁…。
打ってから走り出す後ろ姿がカッコいい!
3回表、内野ゴロ2つと外野フライでパーフェクト継続!8番ルオ・ジンジュンの放ったセンター前の浅いフライは、ヌートバーのファイン・プレーに救われる!
今大会話題のヌードバーは、試合開始早々から打って守っての、ハッスルプレーを魅せてくれた。
これは益々人気ものになるなと思った。
栗山監督の着眼点は素晴らしい!
4回表、一死から2番ヤン・ジンに初ヒットを打たれるが、後続は連続三振できり抜ける!
大谷は4回を投げて、49球、打者13人に対し1安打、5奪三振の無失点でお役ごめんとなった。
4回裏、一死1、3塁の第3打席の好機には、外角低めの難しいコースを左中間フェンス直撃の、あわやスタンド・インするかにみえた2点タイムリーを放つ。
チャンスに魅せる!
スーパースターの必須条件だ。
このシーンは連写で撮影できたが、ボールがコンタクトする瞬間は追いつけなかった。ただ、3枚目の振り切ったあとは、お気に入りショットだ!
6回裏、第4打席は四球を選ぶ!
2番手戸郷翔征の好投と7番牧秀悟のホームラン!
8回裏、無死先頭打者の第5打席は、ライト前ヒットで出塁!7番山田哲人のタイムリーで生還。
8回裏、2回目の第6打席は、センターフライに終わる。打席では笑顔も!
試合終了!
ここから冒頭の激写4枚に続くのである!
なぜか、こちらにカメラ目線を向けられた大谷ショットを押さえることができた。
理由は、もちろんわからない…。
中国代表側のベンチ上から観戦していたので、おそらく相手チームに向けられた視線をたまたま自分が捉えたのだろう。
今年は2月のスプリングトレーニングから、不思議な?大谷のカメラ目線が続いている!
試合終了は、遅かったなあ。。ゲーム展開の問題もあるが、WBC主催サイドの進行が入っていた気がする。
一先ず、大谷が戦前語っていた「一番大事なのは中国戦です」は見事勝利を飾り幸先いいスタートだ!!