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2023年2月12日

 

3月8日開幕する(東京ラウンドは9日から)第5回ワールド・ベースボール・クラシックに出場する全チームの登録メンバーが一昨日、『MLBネットワーク』の番組内で発表された。

 

大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスの公式Twitterには、チームから総勢18選手が各国代表に選ばれたと伝えている。球団別の代表入り総数では、セントルイス・カージナルスの19選手に続く2番目に多い選出だそうだ。(フィラデルフィア・フィリーズも同数の18選手)

 

たくさん選手がWBCで観れるのは嬉しいが、開幕前にそんなに分散してしまって、シーズン大丈夫かなあと思ったりもした…(汗)

 

マイク・トラウト外野手(アメリカ)

大谷翔平選手(日本)

パトリック・サンドバル投手(メキシコ)

デイビット・フレッチャー内野手(イタリア)

ルイス・レンフィーフォ内野手(ベネゼエラ)

ジオ・ウルシェラ内野手(コロンビア)

グレン・アルバンス投手(イタリア)※

アーロン・ホワイトフィールド外野手(オーストラリア)

ジェイク・カリッシュ投手(イスラエル)※

ガスタボ・カンベロ捕手(コロンビア)※

ディショーン・ノウェルズ外野手(イギリス)※

アラン・カーター投手(中国)※

ホセ・キハーダ投手(ベネゼエラ)

ザック・ワイス投手(イスラエル)

カルロス・エステベス投手(ドミニカ共和国)

ハイメ・バリア投手(パナマ)

ジェラルド・レイエス投手(メキシコ)

シーザー・バルデス投手(ドミニカ共和国)

 

※メジャーデビュー未

 

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全く名前を聞いたことが無い、未だメジャーデビューしていない選手もそれなりにいる。

 

マイク・トラウトは、『MLBネットワーク』放送中に番組出演し、大谷に関する質問を受けた。大谷の攻略法について、アメリカ代表のチームメンバーには、どのように伝えるのかと!?

 

「彼らになんと伝えていいかさえわからない。だって、彼のピッチングをセンターから見ていて、彼はMLBで最高の球を持っていると思う。あの男と対戦したいなんていう選手に出会ったことがない。彼には弱点がほとんどない。頭に浮かんでこないよ」

 

「彼とは昨シーズンずっとWBCの話をしていた。彼は出ると僕は思っていたからね。彼とはいい友人関係だし、いいチームメートだが、ひとたびマウンドに立てば競い合うことになる。最高に楽しい体験になるよ。手ごわいチームが多いが、アメリカ代表はその中でも引けを取らないと思う」

 

 

果たして準決勝に無事、日本代表とアメリカ代表が勝ちあがることができるのか、そして大谷が登板する機会はあるのだろうか、この対決が実現すれば本当に夢対決だ。

 

ロースターリストには事前にイタリア代表入りが伝えられていた、マックス・スタッシ捕手が含まれていなかった。地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者によると、「スタッシは大会を見送り、スプリング・トレーニングに留まることを決めた。チームによると、彼は故障ではない」という。

 

イタリア代表が東京ラウンドに勝ちあがれば、デビッド・フレッチャーとともにスタッシが日本で観れると思っていただけに、少々残念だ。昨季の打撃不振のリカバリや、今季は新鋭ローガン・オホッピー捕手も弾頭してくるだけに、シーズンに向けた準備に集中することにしたのかな…!?

 

聖地テンピ、ファイナルの可能性も!?

 

先週日曜日に、大谷の宮崎合宿不参加が事実上確定し、エンゼルスがキャンプする聖地テンピのスプリング・トレーニングへ渡米観戦に出向くか否か、今週はずっと思案してきた。

 

2018年、大谷がメジャーへ挑戦した初年度以降、2021年のパンデミック真っ只中、たった1度の断念を除き、計4度に渡り聖地テンピの観戦を実行してきた。2019年、トミー・ジョン手術明けのリハビリ・トレーニングを行う大谷しか観れない時でさえ決行していた。

 

初めてのスプリング・トレーニング観戦が恵まれ過ぎた旅だった影響は大きい。その後もあそこに行けば、必ずワクワクする非日常の毎日が過ごせる旅であったことが、聖地と自分が称する所以である。

 

 

 

 

 

勝手にマイ・ディズニーランドとも称している!

 

そんな大好きな聖地テンピではあるが、今年は大谷のスケジュールが2月に入るまで決まらなかった関係で、エンゼルスのオープン戦日程上では自身の仕事が調整できず、渡米してもトレーニング日の観戦のみとなる。それも、近年はファンが立ち入れないサブグラウンドでの練習。フリーバッティングやライブBP(実践形式練習)は、遠目でしか観戦できない可能性もある。おまけに間際で、マイレージでは航空券が取れないので、それなりの出費もかさむ状況であった。

 

3月になれば、WBC東京ラウンドで少なくとも4試合は大谷をライヴ観戦できる機会がありチケットも既に入手している。何なら直前の強化試合が行われる3月6日と7日の京セラドーム2連戦を、高額なリセールチケットを買ってでも、大阪へ出向く方が全然安あがりだ。それゆえ簡単に決断できずに思案してきた。

 

それでも最終的には、今年も聖地テンピへの旅を実行することを決断した!


大谷は、今シーズンオフにはFAとなりエンゼルスに残留するかは未定である。即ち万一、他チームへ移籍するとなれば、今年の聖地テンピがファイナルということになる。ロサンゼルス・ドジャースなど同じアリゾナ州でスプリング・トレーニングを行うチームもあるが、聖地テンピではない。

 

やっぱり決行するしかないなと!

 

今年のアリゾナ・キャンプには、大谷の同級生でもある藤浪晋太郎も参加しているし、もちろん、鈴木誠也も居る。

 

また4月から新年度を迎えるこの時期には、私的にゆっくり旅をしてエネルギーを充電する時間に充ててきたことも慣習になってきた。故に、決行することにした次第だ。

 

大谷のトレーニング過去事例;2

 

先週末も、自分が観戦計画する期間中に、大谷がどんなトレーニングを行うか過去事例を参考に推測してみたが、今回も異なる切り口で考えてみた。

 

大谷は、日本へ出発すると言われている3月1日を前に、少なくとも1度はオープン戦に登板するという情報がある。これは、フィル・ネビン監督もペリー・ミナシアンGMも公言していたので、間違いないだろう。

 

では、登板日から遡るトレーニング・メニューを昨季の過去事例より推測してみる。

 

登板前日:2022年3月20日

大谷はこの日、ブルペンに入った。オープン戦初登板となる翌日21日のロイヤルズ戦へ向け、捕手が座った状態で16球を投げて最終調整した。

 

 

登板前々日:2022年3月19日

この日大谷は、ダイヤモンドバックスとのオープン戦に2番・指名打者で先発出場し、2回の第2打席で今季初安打となる左前適時打を放った。3回の打席で代打を送られ退き、2打数1安打1打点だった。試合前にはファンにサインする様子も注目を集めた。

 

 

登板3日前:2022年3月18日

この日大谷は、打者として2度目のライブBPに臨み、左腕スアレスを相手に3打数無安打だった。その後、ライトの守備練習にも取り組んだ。

 

 

登板4日前:2022年3月17日

この日大谷は、ライブBPでキャンプ初めて投手と対戦した。新加入の剛腕シンダーガード、救援右腕AJ・ラモスと対して計5打席に立ち、球筋を見極めた。フリー打撃では20スイングで柵越え3本を記録。練習後にファンサービスが行われたという情報もあった。

 

 

登板5日前:2022年3月16日

この日大谷は、今キャンプ初のライブBPで快調なスタートを切った。打者6人との対戦で33球。レンヒーフォ、メイフィールドら控え選手との対戦で安打性はなかった。最速は98マイル(約158キロ)。 カットボール、スライダー、スプリットの精度も上々の仕上がり状態。練習後は、恒例のフォトディに臨んだ。

 

 

登板予定の5日前ほどまで振り返ってみた。フリー・バッティングも実戦形式練習のライヴBPも、コロナ禍でファンとの距離を開こうという意図も感じられるが、ほとんどサブグラウンドでトレーニングとなっている。

 

練習後に、クラブハウス前でのストレッチ的なトレーニングを行う場面を観ることはできるが、このスペースは、ファンを遮るフェンスから目測で100メートル位は離れている。

 

 

大谷を間近で観たり写真撮影したりすることは、決して楽観視できない状況だ。

 

それでも、今月初めには大谷がファンと記念撮影していた場面が確認できたり、ほかのエンゼルスの選手がファンサービスに応じてくれる可能性も高いだろうし、期待できる楽しみは充分ある!

 

何が起こるかわからないことを何度も経験できてきたのも、聖地テンピの所以だ。

 

スプリング・トレーニング用の新たなオフィシャル・キャップも確認できた。俄然、気分は盛り上がってきた。

 

しっかり準備期間もプランニングを楽しみ、出発日を迎えることにしよう!