2023年1月23日

 

(NOTE)

 

大谷の宮崎合宿への参加可否について、貴重ネタが届いた!

 

これは、翔言将語に書く。

 

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 ■ 今日の大谷翔平【関連NEWS】

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◯ 大谷翔平が23日、自身のインスタグラムを更新。最新のトレーニング映像を公開した。キャップを後ろ前に被り、タックトップにパンツ姿の大谷。屋内のジムでトレーニングに励んだ。重りをつけたバーベルを肩に担ぎ、後ろに置いたボックスにお尻をつけるようにスクワット。「ダウン、アップ」と声を掛けられながら汗を流す背後では、映画「THE FIRST SLAM DUNK」のエンディング主題歌にも使用された10-FEETの「第ゼロ感」が流れている。大谷は、球場の写真などとともに実際の動画をインスタグラムで公開。

 

◯ 日本野球機構の井原敦事務局長は23日、3月のWBCを戦う侍ジャパンへの参加が決まった大谷、ダルビッシュ、鈴木らメジャーリーガーの合流時期に関して「肝心要の保険会社の見積もりがまだ来てない」と説明。 現状のルールでは、メジャーリーガーは大会開幕直前となる3月6日の強化試合からしか出場できない。だが、侍ジャパンとしては2月の宮崎合宿から参加し、合宿期間中に予定している壮行試合にも出場できるのがベストとの立場。そこで、NPBがWBC主催者と交渉を続けている。壮行試合に出て故障した場合の担保を求められており、その見積もりがまだ来ていないというもの。保険がクリアされれば、メジャーリーガーたちの早期合流の道が開かれる。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平と藤浪晋太郎の対戦成績は?甲子園、NPBの次はMLBで対決へ

(情報:SPAIA)

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藤浪晋太郎がアスレチックス移籍

阪神からポスティングシステムで米メジャーリーグのアスレチックスに移籍した藤浪晋太郎投手(28)には、これまでのメジャー挑戦した選手とは違う期待や楽しみがある。

ひとつは2022年に3勝、直近4年間でも計7勝しか挙げていない右腕がどこまで通用するかという点だ。2022年は推定4900万円だった年俸が、325万ドル(約4億2250万円)+出来高とはね上がったことからもポテンシャルを高く評価されていることが分かる。

藤浪がアメリカで活躍すれば、日本で実力をフルに発揮できていない選手にとっても希望の光となるだけに、そういう意味でも注目度は高い。

もうひとつはエンゼルス大谷翔平投手(28)との対戦だ。同じア・リーグ西地区に所属する両チームは、2023年に13試合が組まれており、3月30日(日本時間31日)から始まる開幕3連戦で対戦する予定。開幕カードでいきなり大谷vs藤浪が実現する可能性があるのだ。

高校時代は大谷が先制本塁打も逆転負け

2012年の選抜高校野球大会。花巻東の大谷と大阪桐蔭の藤浪はでプロ注目の選手だった。ともに190センチを超える長身右腕。大谷は打者としても4番を打っていた。

そんな2人が初戦でいきなり激突。2回に先頭打者として打席に立った大谷が、藤浪のスライダーを右中間スタンドに放り込んだ。マウンド上で苦笑いする藤浪を横目にダイヤモンドを一周した大谷のソロ本塁打で花巻東が先制した。

しかし、4回は先頭打者で四球、6回1死の第3打席はサードライナー、9回は先頭打者としてショートフライと凡退。試合は大阪桐蔭が6回に逆転して9-2で勝利した。大谷は打者として3打数1安打1打点、投手としては8.2回で173球を投げ、7安打、11奪三振、9失点で初戦敗退した。

本塁打こそ打たれたものの9回8安打、12奪三振、2失点で勝利に貢献した藤浪は、その後も勝ち上がって優勝。夏の甲子園も制して春夏連覇の原動力となった。

NPBでは大谷が3打数2安打

2012年ドラフトで大谷はメジャー希望を表明していたが、最終的には強行指名した日本ハムに入団。藤浪は4球団競合の末、地元・阪神に入団した。

プロでの唯一の対戦は1年目だった。2013年5月26日の交流戦(甲子園)。2回、先頭打者として打席に立った大阪桐蔭の先輩・中田翔に二塁打を打たれた藤浪は、無死二塁で5番レフトでスタメン出場していた大谷を打席に迎えた。注目のプロ初対決にスタンドが沸く中、藤浪が初球からストレートで押し、5球目のカットボールでレフトフライに打ち取った。

しかし、4回の第2打席はレフトへ二塁打、6回の第3打席は右中間二塁打と大谷が意地を見せて3打数2安打。試合は阪神が7-1で大勝したが、ライバル対決は大谷に軍配が上がったと言えるだろう。

高校とプロを通算すると、6打数3安打1本塁打1打点1四球。メジャーの大舞台で8度目の対戦は実現するだろうか。会見で大谷との対戦について問われた際は「全部敬遠してやります」とうそぶいた藤浪だが、10年ぶりの真剣勝負を楽しみに待とう。

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◆ マイク・トラウトの言葉から読み解くMLB選手たちが考えるWBCの価値観と大会に臨む姿勢

菊地慶剛氏/情報:スポナビ)

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【WBC初出場の思いを語ったマイク・トラウト選手】

 すでに日本でも報じられているように、今年3月に開催される第5回WBCに初参戦を表明し、連覇を目指す米国代表のキャプテンを務めるマイク・トラウト選手が、現地時間の1月20日にオンライン会見に応じ、WBCへの思いを語ってくれた。

 

 MLB屈指のスター選手がようやくWBC参戦を決めた経緯を本人の口から聞きたかったこともあり、筆者も日本の深夜4時スタートながらコンピュータの前に座ってトラウト選手の発言に耳を傾けた。

 

 すでに彼の発言については各所で報じられているものの、改めて筆者なりの視点でトラウト選手の発言を考えてみたいと思う。

【第4回大会の米代表勝利を機にWBCへの考えが変化】

 今回トラウト選手がWBC出場を決断した背景にあったのが、2017年に開催された第4回大会を欠場したことだった。彼は以下のように説明している。

 

 「前回大会は出場するか、欠場するかを悩んだ末に欠場することを決断したのだが、(米国代表の)試合を観戦しながら、出場しなかったことを後悔するようになっていた。

 

 画面越しからも彼らが楽しそうにプレーしているのが分かったし、彼らが優勝を喜んでいる姿を見て、自分もチームの一員になりたかったと感じた。

 

 また大会が終わった後にも多くの人たちから、『君は出場すべきだった』とか『本当に楽しい時間だった』という話を聞いていた。

 

 今回トニー(・リーギンス米代表チームGM)が僕のところに来て出場要請を受け、家族とも話し合った結果、今回は自分が出場するべき時だと判断した」

 

 トラウト選手の言葉から理解できるように、第4回大会で米国代表が優勝する姿を目の当たりにして、彼の中で明らかにWBCに対する考えが間違いなく変化していたようだ。

【現在のMLB選手たちが抱くWBCの価値観】

 2017年当時のトラウト選手は前年に自身3度目のMVPを受賞し、すでにMLBを代表するスーパースターになっていた。もちろん当時米代表チームに加わっていたとしても、間違いなく中心選手になっていたはずだ。

 

 だが第5回大会を迎えるトラウト選手は、前回の時とはかなり事情が違っている。ここ2シーズンは故障を繰り返し、155試合の出場に止まっているからだ。

 

 ただ昨シーズンに関しては、背中の故障から復帰して以降OPS1.056を記録するなど、往年の打撃を披露することに成功している。それでも今シーズンに完全復活を目指すことを考えれば、リスクの高いWBCには参加せずスプリングトレーニングでシーズン開幕の準備を進めたいところだ。多分第4回大会前のトラウト選手なら、そう考えていたのはないだろうか。

 

 しかもトラウト選手の米代表入りが正式発表された際も、彼は背中の負傷で負傷者リストに入りオールスター戦を欠場していた。にもかかわらずリーギンスGMの出場要請を承諾したのは、それだけWBCへの思いが強くなっていた証だろう。

 

 正式発表後は「多くの選手たちと連絡を取り合った」と話しているように、ブライス・ハーパー選手を皮切りにWBCについて話し合いを行っており、その結果多くのスター選手たちがトラウト選手に呼応し、次々に参加表明している。

 

 それこそトラウト選手が「普段対戦している選手たちと国を代表して戦うのは新鮮な体験だ」と代弁しているように、現在のMLB選手がWBCに参加するだけの価値を抱くようになっているからこそ、多くのスター選手たちがトラウト選手と一緒に戦いたいと思ったのだろう。

【MLB選手たちのWBCに臨む姿勢は今も変わらない?】

 さらにトラウト選手は日本メディアが報じているように、「(WBCがどんな性質のものであれ)自分が米代表に参加する目的は勝つことだ。他チームの選手と一緒に戦うとか他の要素も素晴らしいものだが、自分は要請を受けた時から勝つことだけを考えているし、それができなければ失敗だと思っている」と、WBCに対する熱い思いを口にしている。

 

 だがその一方で、WBCに参加するために何か特別なことをしようなどとは考えていないし、「自分にとってすべてが新しいことだ」という言葉を繰り返し、ぶっつけ本番で臨むことを明らかにしている。

 

 WBCまでの調整に関しても、エンジェルスのスプリングトレーニングの中で行っていく予定だし、米代表の活動もMLBが発表したスケジュールに従う予定だ。

 

 しかもトラウト選手は、これまでWBCに関する情報を集めるようなことはしていないし、「MLBのようなスカウティングレポートを得られないだろうし、中にはまったく情報がない選手もいるだろう。それでも与えられた情報だけで戦っていくしかない」とも話している。

 

 これは2006年に開催された第1回WBCに参加したMLB選手の姿勢と何ら変わりはない。つまり大会を重ねるに連れ、MLB選手たちの中でWBCに対する価値観は変わってきているものの、だからと言ってWBCに臨む姿勢は一向に変わっていないということだ。

【勝利のみならず普段味わえない国別対抗戦を満喫したい】

 トラウト選手は今回の会見の中で、「I’m looking forward to it.(心待ちにしている)」と「It`s gonna be fun.(楽しいだろう)」という言葉を何度も繰り返していた。

 

 前述したように、トラウト選手は今大会で連覇を目指している、それは出場する大会に勝ちたいという、アスリートとしてのサガといっていい。だがMLB選手たちの究極の目標は、まったくブレることなくポストシーズン進出であり、ワールドシリーズ制覇なのだ。

 

 改めてトラウト選手の言葉を聞き、勝つことと同時に普段味わえない国別対抗戦というWBCを満喫したいというのが、現在のMLB選手たちが希求するWBCなのだと確認できた思いだ。

 

 これまで全大会を侍ジャパン以外のチームを中心に現場取材してきた立場からすると、ダルビッシュ有投手がつい先日TV番組で発言していたように、侍ジャパンもあまり気負い込むことなく、WBCを満喫する姿勢を持った方がいいと感じるのだが…。

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