2023年1月8日

 

(NOTE)

 

 

 

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 ■ 今日の大谷翔平【関連NEWS】

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特になし

 

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 ■ ワールド・ベースボール・クラシック【関連NEWS】

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張本勲氏:

◯ 野球評論家の張本勲さんが8日、TBS系情報番組「サンデーモーニング」のスポーツコーナー週刊御意見番に久々に生出演。3月のWBCを戦う侍ジャパンの王座奪還に期待を込めつつ、マリナーズなどでプレーしたイチローさんのような背中でチームをけん引するリーダーの不在を心配要素に挙げた。「心配はあるんですよ、選手の疲労とかね。すぐペナントレースに入るから。アメリカ行くと行ったり来たりで大変じゃないですか(2009年大会の)イチローのように背中でチームを引っ張っていくリーダーがいない。心配はこれだけで、あとは栗山監督がうまくまとめてくれると思います」と頼もしいリーダーの出現を望んだ。この日は2006年の第1回WBCで優勝に導いた王貞治ソフトバンク球団会長ととも番組の2023年初回放送を飾り、「(調子を落としていた福留を韓国戦で代打に送った)監督の眼力なんですね。今回、私は栗山監督に非常に期待しているんですよ。これだけのメンバーでしょ」とメンバーに太鼓判を押した。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ WBCで大谷翔平を最大限に活かす意思疎通 岩隈久志氏が語る最強チームに必要な「和」

小西亮氏/スポナビ)

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球史を塗り替え続ける二刀流が、日の丸を背負う。考えただけでワクワクする日々が、3月にやってくる。野球世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の第5回大会に、エンゼルスの大谷翔平投手が参加を表明。3大会ぶりの悲願を目指す侍ジャパンにとっては、なんとも心強い。

 「キーマンはやっぱり大谷選手でしょ」。2連覇を果たした2009年の第2回大会で決勝のマウンドを託された岩隈久志氏は、その存在がチームに与える影響を語る。打者としての期待はもちろん、投手としてもチームを引っ張っていってほしい立場。世界を驚かせるべく「力を見せつけてほしい」と期待する。

世界中で注目される大谷の侍ジャパン参戦

待ちに待った報告に、SNS上が沸き立った。2022年シーズンを終えて1カ月余りが経った昨年11月17日、大谷が自身のインスタグラムを更新した。ア・リーグ西地区3位でポストシーズンを逃した悔しさと応援への感謝とともに、決意が綴られていた。

「またシーズン中よりお話しいただいていたWBCの出場に関しましては栗山監督に出場する意思がある旨を伝えさせていただきました。各国の素晴らしい選手や5年ぶりに日本のファンの皆様の前で野球ができるのを楽しみにしています!!」

 いまやメジャーの顔となった28歳。2021年は打者としてリーグ3位の46本塁打、投手としても9勝を挙げてMVPに輝いた。2022年は34本塁打とアーチは減ったものの、マウンドでの進化を披露。メジャー自己最多の15勝をマークした。

 侍ジャパンを率いる栗山英樹監督も二刀流での起用を示唆する中、岩隈氏も改めて大谷の存在の大きさを強調する。

「メジャーを代表する選手、二刀流をやって、誰もが認めている選手。日本代表のユニホームを着て戦うということは、世界中でも注目されると思う。もちろん先発でしっかりやってくれるでしょう」

2009年の世界一を支えた城島健司の存在

 100マイル(約160.9キロ)を超える速球に、鋭く曲がるスライダーや落差のあるスプリット、シンカー……。どれも超一級品で、ハマれば世界屈指の打者ですら手がつけられない。WBCの舞台で最大限の力を発揮するには、やはりバッテリー間の意思疎通が欠かせない。

 岩隈氏自身、捕手とのコミュニケーションに助けられたひとりだった。先発ローテーションの一角を任された2009年、普段と大きく環境が違う中で「自分のパフォーマンスができるか」との不安もあった。導いてくれたのは、当時マリナーズに所属していた城島健司捕手。5学年上のメジャーリーガーはこの上なく頼もしかった。

「僕がどういうピッチャーであって、どういうピッチングをしたいのかをすり合わせながら、城島さんが僕のイメージを引き出してくれました。しっかりコミュニケーションをとりながらできたのは、すごく良かったです」

 準決勝進出をかけた第2ラウンドのキューバ戦では6回5安打無失点。韓国との決勝では、8回途中まで投げて4安打2失点の好投だった。大会を通じて防御率1.35の安定感を誇り、「コントロールとかボールの動きとか球種とか…。うまくハマってくれました」と振り返る。過度に相手を気にするより“自分の投球”に集中できたのも、扇の要にどっしりと座る城島あってのことだった。

 大谷を含め、世界屈指とも言われる投手陣に欠かせない相棒の存在。2021年の東京五輪では、甲斐拓也捕手(ソフトバンク)がマスクを被り、金メダルに貢献した。栗山ジャパンの初陣となった2022年11月の強化試合では、甲斐に加えて森友哉捕手(オリックス)と中村悠平捕手(ヤクルト)も出場。誰がコンビを組むのか、命運を左右する大きなポイントにもなってくる。

 もちろん、大谷が引っ張っていく立場でもあってほしいと、岩隈氏は求める。すでに出場を表明しているダルビッシュ有投手(パドレス)や鈴木誠也外野手(カブス)とともに「メジャーを経験している選手が出てくれるのは、日本でプレーする選手にとって心強いと思います。チームがひとつになる時間をうまく作りながらやってもらえたら」と願う。

重圧見せぬ松坂大輔との「宝物のような時間」

世界一の裏に、必ずいた「柱」。第2回大会の投手陣では、当時レッドソックスの松坂大輔投手がその任を担った。1学年下の岩隈氏は「松坂さんが投手陣のリーダーとなって、本当にやりやすい環境でやらせてもらい、すごく助けられました」と思い返す。

 平成の怪物が音頭をとり、投手陣で食事に行ったり、オフにゴルフで息抜きしたり。「チームをひとつにするために、まずはみんなをリラックスさせるという思いを感じました」。米国に戦いの舞台を移してからは、身の回りの面でも気遣ってもらった。そして何より、日本を背負うエースが淡々と日常のように過ごす背中に、後輩投手たちは見入った。

 マウンドでは第1ラウンドから準決勝の米国戦まで計3試合に登板し、無傷の3勝。結果でもエースたる姿を誇り、2006年に続き2大会連続でMVPに輝いた。鬼気迫る表情で世界の打者をねじ伏せる姿と、チームメイトに見せる屈託のないニコニコ。猛烈なギャップを成立させていた。

「絶対的なプレッシャーがあったはずなのに、それを周りに感じさせない。普通に過ごされているんだなと思うほどでした。楽しむのが一番だという雰囲気を作ってくださり、僕らも一緒になって楽しく過ごさせてもらった。自分にとって、宝物のような時間でした」

 大舞台こそ平常心。岩隈氏は2004年のアテネ五輪の際に「緊張でなにも力を発揮できず終わってしまった」との悔しさがあっただけに、松坂先輩に背中を押されたような気がした。「自分のできることだけやればいいんだ」との思いが、マウンドでのパフォーマンスにつながったと確信している。

 今回の侍ジャパンにも、若い伸び盛りの投手がメンバー入りすることが見込まれる。立場や年齢を越え、いかに融合できるか。岩隈氏も語気を強めて言う。

「初めて日本代表として戦う選手も、遠慮なく先輩に話を聞きに行ってほしい。コミュニケーションを取る中で、自分のよりいいものが出せることもあるし、最強チームとして戦えるんじゃないかと思います」

 グラウンドの内外で二刀流を中心とした輪ができるほど、チームは強くなると信じている。悲願達成には、侍の和が欠かせない。

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◆ 落合博満氏 侍ジャパン監督だったら大谷をどう使う? 優勝の可能性は「50%って言っておくのが…」

(情報:スポニチ)

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現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が8日、NHK総合「サンデースポーツ」に出演。3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンが優勝できる可能性を聞かれ、「50%」と回答した。  

 

視聴者からの疑問に答える「おしえて!!落合さん」のコーナーで、“落合監督だったらWBCをどう戦うか?”という質問が寄せられた。落合氏は日本のスタメンについて「まだメンバーが揃っていないのでオーダーの組みようがない」と前置きしつつ「誰を4番にするかっていうと、現状で鈴木、村上、大谷。この3人の中からなんだろうと思います」と回答。「大会前の練習試合で状態を見極めて、それでメンバーを構成していくと思います」と続けた。  

 

注目されるエンゼルス・大谷の起用法については「エンゼルスとの契約の中で、どういう状態でWBCに参加していいか、条件はあると思う。それが公表されてない」としつつも、「先発で使いたい」。その理由を問われると「先発しかやったことないピッチャーですから、ゲームに合わせる感覚は中継ぎ、抑えではないんだろうと思います」とした。  

 

そして、日本が優勝できる可能性については「50%って言っておくのが無難なのかな」。ポイントは「準々決勝」で、「相手は恐らくキューバ、台湾。どちらも侮れないチームなので、そこをどうやって勝ち上がっていくか」と話した。準決勝、決勝で対戦する可能性がある米国、ドミニカ共和国については「強烈なメンバー」といい、「それに太刀打ちできるかどうか。ピッチャーを中心とした守り勝つ野球で、少ないチャンスでどうやって点数を重ねていくかが勝負の決め手になる」と分析した。

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◆ 侍ジャパン・栗山監督 大谷翔平出場までの裏側 打診しようと渡米も、まさかの事態に「え?みたいな」

(情報:スポニチ)

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 侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が、7日放送のテレビ朝日「サキドリ!スポーツ2023」(前7・00)にVTR出演。3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表にエンゼルス・大谷翔平投手(28)を選出した際の裏側を明かした。  

 

大谷について栗山監督は「メジャーでやっている以上仲間たちに絶対負けたくないっていうものがあるだろうなと想像する。(WBCに)1回も出てないのでっていう…知らないことが嫌なんじゃないですかね。誰も歩いたことのない道を歩むためには全てのことを経験していくわけですから」とその胸中を慮った。  

 

2021年オフにWBC出場を大谷へアプローチ。食事をともにし「きちんと話をしなければいけないことなのかもしれないと思ってアプローチしたんですけど。本人は雰囲気的には米国で待ってまーすみたいな感じで」とはぐらかされてしまったという。「今、正式に僕に持ってくる時ではないって彼が思ったんだと思います。シーズン中どういう体の状況でどう1年間過ごすかわからないから。それを決めるのは今じゃないし、監督の思いもわかってるしという。本当に翔平らしいしっかりした受け止め方だったので」と大谷の思いを汲んだ。  

 

昨年8月、渡米して2度目のアプローチ。本人と直接面会して話す予定だったが「翔平がバタバタしていて食事することができなかったんですよ。8月、そういうつもり(出場要請)で行ったところもあったので…そういう話にはならなかったんですけど、また。バタバタって…え?みたいな」と苦笑。結局、じっくりと会話できないまま帰国の途についた。  

 

そして、大谷がシーズンを終えて帰国すると栗山監督のもとに1本の電話が。良い事では連絡を取り合わない仲だけに「なんかケガしたのかとか、すごいびっくりして。何かあったのか?!と。話しているうちに変なことが起こってないこともわかるじゃないですか。急を要する感じではないのがわかった。その時だけですかね、まともにWBCの話したのは。頼むわ!とそんな感じでしたけれど」と出場表明を受けた時のことを振り返った。

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◆ マリナーズが手に入れたベテランの外野手は、同地区のエンジェルスとレンジャーズ対策!?

宇根夏樹氏/情報:スポナビ)

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35歳の外野手、AJ・ポロックは、シアトル・マリナーズに入団するようだ。ESPNのジェフ・パッサンが、1年700万ドルの契約で合意、と報じている。今オフ、ポロックは、年俸1300万ドルの選手オプションを破棄し、シカゴ・ホワイトソックスからFAになった。

 

 OPS.892を記録した2021年から一転し、2022年はOPS.681に終わった。これらは、自己ベストと自己ワーストだ。年齢も踏まえると、選手オプションを行使し、残留してもよかったように思える。

 

 解約金の500万ドルとマリナーズから得る700万ドルを合計しても、オプションの1300万ドルには届かない。もしかすると、ホワイトソックスにいたままでは出場機会が減ると考え、FA市場に出たのかもしれない。

 

 一方、OPS.700に届かなかった35歳の外野手に対し、マリナーズが700万ドルを投じたのは、少し多すぎる気もする。シーズン本塁打は2018年と2021年の21本が最多なので、それほどパワーがあるわけではない。また、かつてほどの好守ではなくなり、近年は盗塁も減っている。

 

 ただ、ポロックは、左投手を得意としてきた。この点は、2022年も変わっておらず、14本塁打中11本は、左投手から打った。そのペースは、11.5打数/本だ。対左のOPS.935は、左投手との対戦が100打席以上の229人中、19番目に高かった。

 

 マリナーズには、こんな思惑があるような気がする。

 

 ア・リーグ西地区では、オークランド・アスレティックスを除く4チームがポストシーズン進出をめざしている。ヒューストン・アストロズのローテーションに並びそうな投手のうち、左投手はフランバー・バルデスしかいないが、テキサス・レンジャーズはマーティン・ペレスとアンドルー・ヒーニーの2人を擁する。ロサンゼルス・エンジェルスに至っては、現時点でほぼ確定している5人中、大谷翔平以外の4人が左投手だ。3連戦あるいは4連戦のいずれも、左投手ということもあり得る。

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