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2022年12月6日

 

(NOTE)

 

 

 

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 ■ 今日の大谷翔平【関連NEWS】 -----------------------------------------------------------------

 

◯ 今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」が5日(日本時間6日)、MLBネットワークで発表され、大谷翔平が先発投手部門で2年連続選出された。「ファーストチーム」は初で、今季サイ・ヤング賞に輝いたジャスティン・バーランダー(アストロズ)やフランバー・バルデス(アストロズ)、アレク・マノア(ブルージェイズ)、サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)とともに名を連ねた。なお指名打者部門は「セカンドチーム」で選出。「ファーストチーム」はヨルダン・アルバレス(アストロズ)に譲ったが、2年連続で2部門での選出となった。発表された「オールMLBチーム」ファーストチームは以下の通り。

 

◆1stチーム

先発投手:サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)

先発投手:大谷翔平(エンゼルス)

先発投手:ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

先発投手:フランバー・バルデス(アストロズ)

先発投手:アレック・マノア(ブルージェイズ)

救援投手:エドウィン・ディアス(メッツ)

救援投手:エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)

捕手:J・T・リアルミュート(フィリーズ)

一塁手:ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)

二塁手:ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)

三塁手:マニー・マチャド(パドレス)

遊撃手:トレイ・ターナー(ドジャース)

外野手:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)

外野手:ムーキー・ベッツ(ドジャース)

外野手:マイク・トラウト(エンゼルス)

指名打者:ヨーダン・アルバレス(アストロズ)

 

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◆2ndチーム

先発投手:フリオ・ウリアス(ドジャース)

先発投手:ディラン・シース(ホワイトソックス)

先発投手:マックス・フリード(ブレーブス)

先発投手:アーロン・ノラ(フィリーズ)

先発投手:マックス・シャーザー(メッツ)

救援投手:ライアン・ヘルズリー(カージナルス)

救援投手:ライアン・プレスリー(アストロズ)

捕手:ウィル・スミス(ドジャース)

一塁手:フレディ・フリーマン(ドジャース)

二塁手:アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)

三塁手:ノーラン・アレナド(カージナルス)

遊撃手:フランシスコ・リンドーア(メッツ)

外野手:フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)

外野手:カイル・シュワーバー(フィリーズ)

外野手:カイル・タッカー(アストロズ)

指名打者:大谷翔平(エンゼルス)

 

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◯ 大谷翔平の通訳を務める水原一平氏が侍ジャパンに帯同することになった。ウインター・ミーティングが行われているサンディエゴで、ペリー・ミナシアンGMが地元メディアの取材に対応。大谷が来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加することを受け、「イッペイもオオタニと一緒に参加する。イッペイは才能にあふれている」と明らかにした。大谷は10月中旬に米国から帰国した際にWBCでの起用法について言及。「打撃は問題ない」とし、投手としては守護神としての登板にも意欲を示していた。これまで二刀流を容認してきたミナシアンGMは、「なんでもありだ。ショートをやりたかったらやらせるよ。抑えをやりたければ、その権利を得たということだ。私としては問題ない。信頼している。制限を一切かけない」と改めて明言した。侍ジャパンへの合流時期については「具体的なことは決まっていない。のちのち彼と面談する予定だ」と今後決まるとした。3月に真剣勝負と例年より1か月程早いタイトな日程となる。「彼は一番最後に心配する選手だ。開幕すれば、準備はできているだろう。その点については自信と信頼がある。どのような形になっても一切心配していない」と笑顔を浮かべていた。ミナシアンGMは大谷と定期的にコンタクトを取っていることを明かし、「誰を狙っているのか、誰が入ってきそうか(大谷が)聞いてくる」と語り、オフの補強に関して情報共有していると語った。GMは「トラウトも、レンドンも同じ感じ。みんな、モチベーションの高い選手たち。自分もみんなと話しながら、意見を集めている」と付け加えた。

 

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 ■ ロサンゼルス・エンゼルス【関連NEWS】

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カルロス・エステベス投手:

◯ エンゼルスはカルロス・エステベス投手と2年1350万ドル(約18億4500万円)で合意したと発表した。29歳のエステベスは2016年にロッキーズでメジャーデビュー。今季は62試合登板、4勝4敗2セーブ、防御率3.47。被打率.211はキャリアハイだった。メジャー通算6年間で321試合登板、18勝21敗25セーブ、防御率4.59。変化球の持ち球はスライダー、チェンジアップのみだが、今季フォーシームの平均球速97.5マイル(約156.9キロ)を記録した剛腕だ。今オフ、今季15勝を挙げた左腕タイラー・アンダーソン、ジオバニー・ウルシェラ内野手、ハンター・レンフロー外野手ら積極的な補強を続けている。

 

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 ■ ワールド・ベースボール・クラシック【関連NEWS】

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ダルビッシュ有投手:

◯ パドレスのダルビッシュ有投手(36)が日本時間6日、自身のツイッターを更新。来春に開催されるワールド・ベースボール・クラシックに「出場します」とつづった。ダルビッシュはウインターミーティングの開催に合わせ訪米中の侍ジャパン・栗山監督と対面した際の写真を投稿し、「栗山監督に『来年のWBC出場しなさい』と言われたので出場します」と出場の意志を表明した。

 

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 ■ 球界情報

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ジャスティン・バーランダー投手:

◯ メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、メッツはアストロズからフリーエージェント(FA)となっていた先発右腕ジャスティン・バーランダーと2年8600万ドル+オプション1年で契約合意に至ったようだ。自軍からFAとなったジェイコブ・デグロムの引き留めに失敗したメッツにとって、デグロムに代わるエースを確保する大きな補強となった。なお、2025年の契約はベスティング・オプションで、2024年に140イニング以上を投げると年俸3500万ドルが保証されるという。現在39歳のバーランダーは、3年契約を希望しているとの報道も出ていたが、最終的には高額な2年契約+オプション1年という形に落ち着いた。アストロズと1年2500万ドル分の契約が残っていたが、これを破棄してFAに。今季の活躍が評価され、2年8600万ドル+オプション1年という大型契約を手にすることになった。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ ダルビッシュを14年ぶりのWBC出場に駆り立てたものは一体何なのか?改めて蘇る09年決勝の“咆哮”の記憶<SLUGGER>

(情報:THE DIGEST)

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 12月6日、ダルビッシュ有(パドレス)が自身のツイッターで来年3月に行なわれるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場することを明言した。

 

 ダルビッシュは侍ジャパンの栗山英樹監督と握手を交わす写真とともに「栗山監督に『来年のWBC出場しなさい』と言われたので出場します」とツイート。すぐさまSNSで大きく広がった。

 

 これまでの経緯を考えれば、それも無理はない。ダルビッシュは今年7月に、冗談交じりとはいえ「僕はいいでしょう。自分が行っても足引っ張るだけだし……」と発言。11月のGM会議では代理人が「シーズンでたくさん投げたので、身長に考慮している」と語っていただけに、辞退を予想する声も少なくなかった。

 

 本人や代理人の発言以外にも、出場辞退を予想させる一つの根拠があった。それは、来季が6年1億2600万ドルの契約最終年であるということだ。FAを控えた大事な年だけに、WBCを欠場してレギュラーシーズンに集中したいと考える選手は決して少なくない。

 

 事実、現時点で出場を明言しているアメリカ代表のメンバーに、来年がFAイヤーの選手は、ベテラン右腕のアダム・ウェインライト(カーディナルス)と遊撃手のティム・アンダーソン(ホワイトソックス)くらいしかいない。しかも、前者はすでに23年限りでの現役引退を明言。後者も24年の契約が球団オプションとなっており、厳密な意味ではFAイヤーとは言えない部分もある。

 

 こうした事情も含めて考えても、ダルビッシュのWBC出場宣言が大きな意味を持っていることが分かるだろう。そしてそれは、「栗山監督に言われたので」といういかにも彼らしい言い回しとは対照的に、本人が今回のWBCに並々ならぬ熱意を抱いていることも意味するのではないか。

 

 ダルビッシュとWBCといえば、誰もが思い浮かべるのは09年決勝の韓国戦だ。3対2で迎えた9回裏にマウンドに上がったダルビッシュは、2死一、二塁からのちに日本でも活躍するイ・ボムホにレフトへ同点打を浴びてしまう。だが、日本は延長10回にイチローのタイムリーで2点を勝ち越し。その裏、ダルビッシュは韓国の反撃を断って“胴上げ投手”となった。

 

 最後の打者を大きく曲がるスライダーで三振に斬って取った瞬間、両手を力強く握りしめながら一度大きくしゃがみ込むように身体を倒し、そこから上体を起こして勝利の雄叫びを上げたダルビッシュの姿は、今も多くのファンの脳裏に焼きついている。

 

 その後、12年に渡米し、今季までメジャーで11年間プレーしてきたダルビッシュだが、ワールドシリーズ優勝はまだ経験がない。ドジャース時代の17年には、ワールドシリーズ第7戦で先発マウンドに立ちながらアストロズにKOされ、LAのファンからバッシングを浴びたこともあった。今季も、レギュラーシーズンで16勝を挙げ、ポストシーズンでも4先発で防御率2.88と好投しながらリーグ優勝決定シリーズで涙を呑んだ。

 

 ワールドチャンピオンとWBCでの優勝は必ずしもイコールではない。。それでも、「もう一度頂点に立ちたい」「09年の興奮をもう一度味わいたい」――そんな思いが、ダルビッシュを今回の出場に駆り立てたのではないだろうか。

 

 09年のWBC当時、ダルビッシュはまだ22歳。あれから10年以上の歳月が流れた。当時とと比べて円熟味を増した一方で、36歳になっても力で相手をねじ伏せる投球も健在。投手として一回りも二回りも成長したダルビッシュが14年ぶりの舞台でどんな投球を見せてくれるのか。今から楽しみだ。

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