2022年8月6日

 

(NOTE)

 

昨季のサイ・ヤング賞投手、ロビー・レイに3つの三振。完全に押さえ込まれた。

 

1球もバットに当たらなかった。

 

Monstarライバルに認定!!

 

今後の対戦が楽しみだ。

 

-----------------------------------------------------------------  ■ 試合データ -----------------------------------------------------------------

 

米国時間:2022年8月5日

日本時間:2022年8月6日(土曜日)

10時38分開始

ロサンゼルス・エンゼルス

対シアトル・マリナーズ

@Tモバイル・パーク

 

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エンゼルスは、1回4番ジョー・アデルのタイムリーで先制。以降両チーム無得点のまま9回、5番マックス・スタッシの2ラン本塁打で3点リード。しかしその裏、継投4番手のジェシー・チャベスが2死から1番アダム・フレージャーと2番タイ・フランスにタイムリーを浴びて同点。延長10回、1番テイラー・ウォードの犠牲フライで勝ち越し。その裏、ジミー・ハーゲットが無失点で抑え逃げ切った。

 

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 ■ 今日の大谷翔平 -----------------------------------------------------------------

 

スタメン2番DH

 

【出場成績/打者】

5打数 1安打 4三振

通算打率.257

 

◆第1打席:

(結果)空振り三振

(状況)1回1死/走者無し

(投手)ロビー・レイ/左

(コース/球種)直球

※カウント2―2からの5球目、外角高めの96・7マイル(約156キロ)の直球に空振り三振。

 

◆第2打席:

(結果)空振り三振

(状況)3回1死/走者1塁

(投手)ロビー・レイ/左

(コース/球種)スライダー

※全球スライダーで、カウント1―2から外角低めのボール球を振らされた。

 

◆第3打席:

(結果)空振り三振

(状況)6回無死/走者無し

(投手)ロビー・レイ/左

(コース/球種)スライダー

※初球に直球を見せられ、2球目以降はスライダーで勝負。外角低めのスライダーで3打席連続空振り三振を食らった。3打席でストライク12球中、直球が3球でスライダーが9球。直球は全て見逃しで、スライダーは全て空振り。バットにかすりもしなかった。投手・大谷のスライダーに苦しんでいる相手打者の気持ちが分かったかもしれない。

 

◆第4打席:

(結果)内野安打

(状況)8回1死/走者1塁

(投手)エリック・スワンソン/右

(コース/球種)スプリット

※ようやくバットにボールが当たったのは4打席目の8回一死一塁。2番手の右腕スワンソンと対戦。1ボールからの2球目、外角低めのスプリットをバットの先で拾って逆方向へ。弱いゴロはシフトで無人の三遊間に飛んで内野安打となった。

 

 

◆第5打席:

(結果)空振り三振

(状況)10回2死/走者無し

(投手)ポール・シーウォルド/右

(コース/球種)スライダー

※カウント1―2からの5球目、外角低めのスライダーにバットは空を切った。

 

 

【試合後コメント】

・なし

 

【その他情報】

・大谷の24号は、全左打者で最も内角に外れた球を打った本塁打だった。米野球データ分析会社のコディファイは5日、大谷翔平が4日のアスレチックス戦で打った2本目の本塁打について分析。スタットキャストで全投球をトラッキングして以降、左打者が打った最も内角に外れた投球だったと、ツイッターで発表した。スタットキャストは15年からMLBの全本拠地球場で導入された。大谷は7回2死、左腕スニードが投じた内角に大きく外れたスライダーを、右翼へ24号本塁打としていた。体に当たりそうな悪球にうまく反応し、鋭く腰を回転させていた。大谷が本塁打した投球よりもストライクゾーンに近い球でさえも、のべ97人の左打者が死球を受けていたという。

 

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 ■ 試合情報 -----------------------------------------------------------------

 

【試合コメント】

フィル・ネビン監督:

「(相手先発の)レイは本当にタフな相手だった。自分の力を存分に発揮しているように見えた。9回の攻撃(スタッシの2ラン)は大きかったし、今日の我々は基本に忠実な良い野球をした。昨日は7本の本塁打を打って負けたけど、今日はウォードとショー(大谷)で計7三振して勝った。つまり、これが野球だよ」

 

【その他情報】

デビッド・マッキノン内野手:

・エンゼルスは5日、メジャー40人枠から外れたデビッド・マッキノン内野手(27)をアスレチックスが獲得したと発表した。6月18日にメジャーデビュー。一塁ウォルシュらのバックアップとして16試合に出場したが、打率・189、0本塁打、6打点と結果を残せず、7月22日にマイナー落ち。トレード期限の今月2日に事実上の戦力外となっていた。アスレチックスがこの日、ウェーバーで同選手を獲得した。

 

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 ■ 気になる記事&コラム

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◆ エンゼルス接戦制して3連敗を回避 10回表ウォードが決勝犠飛、大谷翔平は5打数1安打4三振

(情報:MLBジャパン)

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 エンゼルスは初回に先制したあと、なかなか追加点を奪えなかったが、9回表にマックス・スタッシが投手陣の頑張りに応える7号2ラン。9回裏に3点差を追いつかれたが、4対3で延長戦を制し、連敗を2でストップした。エンゼルス4番手のジェシー・チャベスが2勝目(1敗)、5番手のジミー・ハーゲットが2セーブ目をマーク。マリナーズ4番手のポール・シーウォルドに3敗目(3勝)が記録された。

 

 エンゼルスは1回表二死から好調のルイス・レンヒーフォが二塁打を放ってチャンスメイクし、4番ジョー・アデルのタイムリーで先制。先発のパトリック・サンドバルはマリナーズの拙攻に助けられながらも、6回途中に降板するまで無失点に抑えた。リリーフ陣も好投し、9回表にはスタッシが貴重な追加点となる7号2ラン。9回裏に登板した4番手のチャベスが3点のリードを守れなかったが、10回表にテイラー・ウォードが勝ち越しの犠飛を放ち、なんとか接戦をモノにした。

 

 エンゼルスの大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場したが、昨季のサイ・ヤング賞投手であるロビー・レイの前に1回表の第1打席、3回表の第2打席、6回表の第3打席はいずれも空振り三振。2番手のエリック・スワンソンと対戦した8回表の第4打席はサードへの内野安打を放ち、2試合連続ヒットとなった。10回表の第5打席は空振り三振に倒れ、5打数1安打4三振で今季の打率は.257、OPSは.854となっている。

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◆ さすがの大谷も本当の本当の本当に…エンゼルスに愛想が尽きた?

赤坂英一氏/情報:東スポ)

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  【赤坂英一 赤ペン!!】さすがの大谷翔平も、ここ最近のエンゼルスには愛想が尽きかけているのではないだろうか。

 

 4日(日本時間5日)は打者として今季5度目の1試合2本塁打(23、24号)。チームもMLBタイ記録の1試合7発と爆発するも、投手陣が総崩れで7―8で敗れた。

 

 前日3日(同4日)は投手として自身初の10勝、ベーブ・ルース以来104年ぶりの“2桁勝利&2桁本塁打”をかけて登板。6回7安打3失点にまとめながら、今度は打線が抑えられて1―3で負けている。

 

 これで大谷の10勝目は3試合連続でお預け。権藤博が連投していた1973年の中日は「権藤、権藤、雨、権藤」と言われたが、今季のエンゼルスは「負け、負け、大谷、負け、大谷」である。

 

 メジャーに詳しい球界OB評論家もこう憤る。

 

「ア・リーグ中地区5位で首位と24ゲーム差と、これほど低迷しているのはネビン監督代行の責任です。走者が出てもめったにサインを出さず、選手の好きなように打たせているだけ。一方、守備でチームの足を引っ張っているアデルを平気で使い続けている。解任されたマドン前監督、その前の優勝監督のソーシアなどとは雲泥の差ですよ」

 

 実際、7月14日(同15日)は、アデルが右前打に対してチャージせずにみすみす1点を献上。試合には勝ったが、大谷の連続無自責点記録を32で止めてしまい、日米双方のメディアとファンから散々批判された。

 

 そこへ持ってきてトレード期限の直前、主力外野手マーシュ、先発右腕シンダーガード、守護神イグレシアスを一気に他球団へ放出。来季以降に向けて若手育成にシフトし、事実上の敗北宣言とも受け止められている。

 

 好青年の大谷は批判や文句は一切口にしない。が、怒る時には怒る。右ヒジを手術した2018年には5回の投球練習中に降板を命じられ、ベンチ裏で大声を上げて激高。今年6月29日(同30日)も交代を告げられた途端に鬼の形相となり、直後の打席では雄叫びを上げてフルスイングした。

 

 そこで思い出されるのが、大谷の尊敬するイチローのマリナーズ時代。チームが低迷していた08年ごろ、イチローは他の選手にやる気が感じられない、クラブハウスでカード遊びをしていてはダメだと、再三チーム批判を繰り返したものだ。

 

 大谷が同じような言動に出るとは思えないが、勝利に人一倍貪欲なだけに、胸中は複雑なはず。今後は大谷の表情と発言からも目が離せない。

 

 ☆あかさか・えいいち 1963年、広島県出身。法政大卒。日本文藝家協会会員。最近、Yahoo!ニュース公式コメンテーターに就任。「最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生」「プロ野球二軍監督」(講談社)など著作が電子書籍で発売中。「失われた甲子園」(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。他に「すごい!広島カープ」「2番打者論」(PHP研究所)など。

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