2022年7月13日
(NOTE)
4点差を同点まで追いついたが、逆転まで至れず。
チャージが効かないなあ。
ライター宇根氏が、昨今噂の大谷トレード話について、実現する場合、見返り選手のレベル感を過去事例で示唆された。
事例は、昨季のドジャースとナショナルズ間の4対2のトレード。
ここで大谷に想定されたは、当時ナショナルズの投打スターである2選手。シャーザー投手とターナー内野手。
見返りの若手ドジャース選手は、以下4選手。
捕手 :キーバート・ルイーズ※プロスペクト53位
右投手:ジョザイア・グレイ※プロスペクト68位
右投手:ヘラルド・カリーヨ
外野手:ドノバン・ケーシー
同プロスペクトのレベル感を見極めるには、以下の選手が参考となる。
1位:ワンダー・フランコ(タンパベイ・レイズ)
2位:アドリー・ラッチマン(ボルティモア・オリオールズ)
3位:フリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)
13位:ジョー・アデル
38位:ブランドン・マーシュ
仮にナショナルズが得た4選手と大谷をトレードするか?を、エンゼルスのオーナー視点で考えてみた。
即決で「成立しない」でしょう。
プロスペクトのベスト3が得られる訳では無く、我がアデルやマーシュ等、レギュラー定着まで辿り着こうとしている選手達でも無い。
まだまだ活躍が保証されている選手達ではない。
マイナー組織を構築する戦略を全く立てようともせず、他チームの人気打者を大枚はたいて獲得してきたモレノ氏が、唯一無二の二刀流且つ「MLBの顔」となる人気選手を、可能性のある4選手とはいえ、交換するはずがない。
宇根氏は、わかりやすい事例をあげてくれた。
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■ 試合データ -----------------------------------------------------------------
米国時間:2022年7月12日
日本時間:2022年7月13日(水曜日)
10時38分開始
ロサンゼルス・エンゼルス
対ヒューストン・アストロズ
@エンゼルスタジアム
エンゼルスは、先発ノア・シンダーガードがアストロズ2番のアレドミス・ディアスに2ラン本塁打を浴びて先制を許す。その裏、5番ジャレッド・ウォルシュの内野ゴロの間に1点を返すが、3回には、4番アレックス・ブレグマンのタイムリーを浴びて再び2点差。6回には、継投3番手アンドルー・ワンツが1番ホセ・アルトゥーべにタイムリーを打たれ、センターのマンティ・ハリソンの後逸もあり2失点し4点差。
7回、1死満塁のチャンスから9番ブランドン・マーシュの死球押し出しで1点追加。1死後、2番ハリソンの代打デービッド・マッキノンの2点タイムリーで1点差。続く3番大谷翔平の打席でパスボールがあり同点に追いついた。しかし9回、同点で守護神ライセル・イグレシアスが登板するが、2番ディアスにタイムリーを打たれ万事休す。
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■ 今日の大谷翔平
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★スタメン3番DH★
【出場成績/打者】
2打数 0安打 2三振 2四球
通算打率.255
◆第1打席:
(結果)四球
(状況)1回1死/走者1塁
(投手)ルイス・ガルシア/右
(コース/球種)
※
◆第2打席:
(結果)センターライナー
(状況)3回1死/走者無し
(投手)ルイス・ガルシア/右
(コース/球種)
※
◆第3打席:
(結果)見逃し三振
(状況)6回1死/走者無し
(投手)ルイス・ガルシア/右
(コース/球種)
※左右に身体を揺らして投げ込む「ゆりかご投法」で投げ込んでくる相手先発の右腕ルイス・ガルシアとの対戦。四球、中直として迎えたこの場面でもタイミングをずらされ、たった2球で追い込まれてしまう。3球目が物議を醸すそれとなった。ガルシアが投じた83.9マイル(約135キロ)のカットボールはインローにズバッと決まると、球審のジェフ・ネルソンは「ストライクッ!スリーッ!」とコール。あっさりと見逃し三振を喫してしまった大谷だが、いぶかし気な表情でネルソンに目線を向けると、「ノーだよ。これはボールだ」と首を振りながらベンチへと引き下がっていった。たしかに際どい判定ではあった。実際にMLBの公式チャートではボールゾーンではあるものの、ストライクゾーンをわずかにかすめているように見えなくもない。これを肉眼で完璧にジャッジするのは、名うての球審ですら容易ではない。
◆第4打席:
(結果)四球
(状況)7回2死/走者2、3塁
(投手)ラファエル・モンテロ/右
(コース/球種)
※ストレートの四球
【試合後コメント】
・なし
【その他情報】
・徳間書店は12日、同日発売の大谷翔平に密着した書籍「SHO―TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男」(定価1980円税込み)の発売前重版が決定したことを発表した。インターネット書店での事前予約が好調なことを受け、発売前重版が決まった。
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● 試合情報
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【試合コメント】
フィル・ネビン監督:
「(5回守備で途中交代のトラウト)センターにいる時の彼の動きが気になった。ストレッチしたりしていた。2打席目の後に交代を告げた。彼には(意向を)尋ねなかった。(状態は)チェックしたが、すぐ復帰できそうだ。(マイク)フロスタッド(ヘッドトレーナー)に聞いたがチェックしたところ全て問題ない、ただ痛みがある、ということだ(負傷者リストに入る可能性について)ないと思う。違和感があるだけで、大きな問題があるわけじゃない」
「(敗戦投手のイグレシアスについて)彼と話をしなければならない。中3日の登板だったし、同じ状況でも彼を起用したと思う。彼は我々のクローザー。この役割を続けるつもりだ」
ペリー・ミナシアンGM:
・ミナシアンGMが11日、アストロズ戦前に取材に応じ、試合前時点で今季ワースト借金11の地区4位に沈むチームについて言及。
――大谷とトラウトを軸に優勝を狙うチームができるか。
「彼らとともに勝つ方式はある。それは層の厚いチームをつくることだ。それにはたくさんの方法がある。ドラフトもあるし、FAも、トレードもある。私は、彼らとともに、強いチームをつくる、未来への地図を描くことができる。2人は素晴らしい選手だし、いいプレーを続けている。日々受けている賞賛に見合う選手たちだ。2人のベストプレーヤーがチームにいてくれて本当にラッキーだと思う」
――彼らは勝てないことで、フラストレーションをためているのでは。
「彼らだけではない。みんなだ。フラストレーションは強くなっている。彼らはプロだから表面的にはそれを見せないだけ」
――今後の大物トレードの可能性について。
「具体的な名前は言わない。他球団は電話してきて、ほとんどどの選手について聞いてくる。本当にいい選手がいれば、聞いてくるもの。それに対し電話は切らない。だが、明らかに他の選手と比べてトレードしにくい選手はいる」
――また負け越しのシーズンになれば、大谷がチームと長期契約を結びたいという気持ちが薄くなっていくのではないか。
「翔平だけのことではない。チーム全体でだ。ただ私自身は今日の試合のことを心配している。いかによりいいプレーをするか。今日の試合に勝って、また明日に向かう。自分の頭にあるのは日々のことだ。翔平は素晴らしい選手。誰がどれだけ彼を賞賛しても驚かない。自分にとって気にしているのは日々良いゲームをすることだ」
ダスティ・ベーカー監督:
(試合前)
「(オールスター戦のバーランダーでの登板機会について)たぶん投げないね。(15日=同16日からの)次のオークランドとのシリーズで投げる。中に行って確認しないといけないが、たぶん2日目かな」
「(2年連続での先発登板に期待がかかる大谷について)私は選手達を大事に扱わないといけないし、オールスター戦にも出場させないといけない。他球団と、選手の体をいたわりながら、どう出場させるか話し合っていく。どれだけ投げているのか、どれだけ休んでいるのかなどと考慮して、誰が投げたいか、誰が投げる必要があるかなどで、週末に考えようと思う。うちのジョシュア・ミラー投手コーチが他球団に電話をかけて選手をどう起用すれば良いか確認している」
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● 球界情報
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ジャスティン・バーランダー投手:
・大谷翔平が、オールスターで2年連続先発投手を務める可能性が浮上。ア・リーグを率いるアストロズのダスティ・ベイカー監督が12日、先発候補とされていたジャスティン・バーランダー投手を登板させない考えを明らかにした。米紙「ヒューストン・クロニクル」が伝えた。ベイカー監督によると、バーランダーは16日のアスレチックス戦に先発予定。オールスターで登板となれば中2日となるため「おそらくない」と語ったという。バーランダーは2020年9月末に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨年は全休。今季復活を遂げた右腕を、チームは慎重に登板間隔を空けながら起用している。今季11勝を挙げているバーランダーの“登板回避”により、先発候補として名前が挙がったのが大谷とレイズの左腕シェーン・マクラナハン投手。記事は「ベイカー監督の先発投手の決断はレイズのエースであるマクラナハンか、エンゼルスの二刀流センセーションのショウヘイ・オオタニに行き着くかもしれない」と伝えている。
侍・栗山英樹監督:
・野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)が来年3月に開催のWBCでの選手選考へ向け、8月に米大リーグでプレーする日本人選手視察のため渡米することが12日、明らかになった。侍ジャパン強化委員長を務める日本野球機構(NPB)の井原事務局長は「まだ日程は決まっていないが、アメリカにいく調整はしていると聞いている」と説明。エンゼルス・大谷ら日本人選手の状態や出場の意思などを確認する予定だ。
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● 気になる記事&コラム
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◆ エンゼルス5連敗で借金12 明日先発の大谷翔平は2四球を選ぶも3試合連続ノーヒットで打率.255
(情報:MLBジャパン)
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エンゼルスは4点ビハインドで迎えた7回裏にアストロズのミス連発にも助けられて5対5の同点に追いついたものの、9回表に登板したクローザーのライセル・イグレシアスがカイル・タッカーに勝ち越しのタイムリー二塁打を献上。5対6で敗れて5連敗となり、借金は今季ワーストの12となった。アストロズ4番手のヘクター・ネリスが2勝目(3敗)、5番手のライアン・プレスリーが19セーブ目をマーク。イグレシアスには6敗目(2勝)が記録された。
1回表にアレドミス・ディアスの6号2ランで先制されたエンゼルスは、その裏に1点を返したものの、3回表にアレックス・ブレグマンのタイムリーで1点、6回表にはミス絡みで2点を追加され、4点ビハインドの展開に。7回裏に押し出し、エラー、捕逸などアストロズがミスを連発して5対5の同点となったものの、9回表にタッカーが放ったタイムリー二塁打が勝敗を分ける一打となった。
エンゼルスの大谷翔平は「3番・DH」でスタメン出場して2打数0安打2四球。1回裏の第1打席は四球で出塁したが、3回裏の第2打席はセンターライナー、6回裏の第3打席は見逃し三振に倒れ、7回裏二死3塁で迎えた第4打席は敬遠気味の四球で歩かされた。これで3試合連続ノーヒットとなり、今季の打率は.255、OPSは.830となっている。なお、マイク・トラウトは背中を痛めて5回表の守備から途中交代。明日以降の戦いへの影響が心配される。
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◆ 「オオタニはアルバレスを差し置いてのDHにふさわしくない」アメリカでは批判的な声も…大谷翔平がそれでも球宴ファン投票1位になった理由
(四竈衛氏/情報:NumberWEB)
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2022年MLBオールスターのファン投票最終結果が7月8日、スポーツ専門局「ESPN」の特別番組内で発表され、エンゼルスの大谷翔平投手が、DH部門のトップとして2年連続で選出された。
一次投票では、中間結果が発表されるたびに、ヨーダン・アルバレス(アストロズ)との差が開き、最終的には約55万票差の2位にとどまった。だが、今季から投票方法が変更され、上位2人による最終投票ではアルバレスの48%に対し、大谷が52%と逆転。一次投票の結果が持ち越されない「新ルール」により、大谷の選出が決まった。
「ヨーダンは盗まれた」
発表後の大谷は「すごくうれしいですし、もっともっと励みに頑張りたいなという気持ちにさせてもらえる」と、率直な思いを口にした。
その一方で、大谷のDHでの選出を疑問視する声も聞かれた。
実際、最終結果発表前日の時点での成績は、
アルバレス 打率3割1分2厘、26本塁打、59打点
大谷 打率2割5分7厘、19本塁打、53打点
と、主要打撃3部門では、アルバレスが大谷を上回っていた。
元BBWAA(全米野球記者協会)の会員でアストロズ担当経験を持つホセ・オルティス記者は「大谷はすばらしい選手だが、アルバレスを差し置いてのDHにふさわしくない」と、あくまでも実績を重視すべきとの考えを明かした。大谷選出を伝えたエンゼルスの公式ツイッターにも、ファンから「ヨーダン(アルバレス)の方がベター」「ヨーダンは盗まれた」との書き込みが相次ぐなど、投票結果に批判的な声も少なくなかった。
大谷翔平
2022年オールスター!
Shohei Ohtani will head to the 2022 All-Star Game as the starting American League Designated Hitter! pic.twitter.com/mtdujCMLEk
― Los Angeles Angels (@Angels) July 8, 2022 と同時に、同ツイッターには「大谷はスター。2-WAY(二刀流)としてオールスターに選出される価値のある大谷に投票するポジションはDHしかない」と、投手部門で大谷へ投票できないことを指摘する声も寄せられた。
というのも、大谷は6月21日に打者として2本塁打、日本人歴代最多となる8打点を挙げると、翌22日には投手として8回2安打無失点13奪三振の快投を演じるなど、改めて驚異的な潜在能力を披露した。その間、投票締め切り直前まで5戦で5連勝、3試合連続で2桁奪三振をマークするなど、二刀流の本領を存分に発揮してきたことで、これまで以上に注目度は高まっていた。
「合わせ技1本」のトップ当選
大谷のDHでの選出について、全国紙「USA TODAY」のボブ・ナイチンゲール記者は「おもしろい投票結果。アルバレスはベストのDH。大谷はよりビッグなスター」と、リベラルな見解を伝えた。ESPNの特別番組でコメンテーターを務めた大ベテランのティム・カークジャン記者が「僕は2人のいずれかを選べない」と苦笑交じりにコメントするなど、今回の投票基準は特殊ケースで選択が困難な投票だったとも言える。
裏を返せば、アルバレスのDHとしての評価は揺るがないものの、大谷はDHとしてだけでなく、投手との「二刀流」で選出されるに値するというファン心理が、「合わせ技1本」でトップ当選につながった側面も見逃せない。
また、近年は複数ポジションを守る選手が増加していることで、メッツのバック・ショーウォルター監督が「オールスターには、ユーティリティー選手の枠を作るべき」と、新たなアイディアを提案するなど、今後は選出方法が変更される可能性もある。
10日には、両リーグの全ロースターが発表され、大谷は先発投手としてもMLB推薦枠で選出され、2年連続で「二刀流」として出場することが決まった。
7月19日の「ミッドサマー・クラシック(真夏の祭典)」の会場は、エンゼルスのお膝元でもあるロサンゼルスのドジャースタジアム。
具体的な起用法は未定だが、ホームランダービー、「1番投手兼DH」とフル稼働した昨年に続き、疲れ知らずの大谷だけに今年もド派手な「SHO-TIME」が見られそうだ。
(「メジャーリーグPRESS」四竈衛 = 文)
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◆ 大谷翔平をトレードで放出した場合、エンジェルスが得る見返りはどれくらいなのか
(宇根夏樹氏/情報:スポナビ)
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この夏、ロサンゼルス・エンジェルスが大谷翔平をトレードで放出すれば、かなり大きな見返りを得られるはずだ。
もっとも、具体的にどれくらいの見返りになるのかは、予測が難しい。現代において、二刀流のスーパースターは、唯一無二の存在。当然ながら、トレードの前例もない。
ベーブ・ルースがトレードで移籍したのは、今から100年以上も前のことだ。1919年の年末に、ボストン・レッドソックスは、10万ドルと交換に、ルースをニューヨーク・ヤンキースへ放出した。1919年のルースは、両リーグ1位の29本塁打と113打点(と出塁率.456とOPS1.114)に加え、133.1イニングを投げて防御率2.97を記録した。ヤンキースへ移ってから、ルースはほとんど登板せず、ホームランを量産した。
大谷を放出した場合の見返りとして、何らかの参考になりそうなのは、昨年の夏にワシントン・ナショナルズとロサンゼルス・ドジャースが行った、ブロックバスター・トレードではないだろうか。ナショナルズは、トレイ・ターナーとマックス・シャーザー(現ニューヨーク・メッツ)をドジャースへ放出し、その見返りとして、いずれも25歳以下の4人を獲得した。
昨シーズン、ターナーは移籍するまでに、18本塁打と21盗塁、出塁率.369とOPS.890を記録した。シャーザーは、19登板で111.0イニングを投げ、奪三振率11.92と与四球率2.27、防御率2.76だ。今シーズン、大谷は打者として、19本塁打と10盗塁、出塁率.342とOPS.832を記録している。投手としては、14登板の81.0イニングで奪三振率12.33と与四球率2.22、防御率2.44だ。
もちろん、違いは無数にある。例えば、ターナーは今オフにFAとなるので、トレードからFAまでの期間は現時点の大谷と同じだが、シャーザーは数ヵ月のレンタルだった。昨オフにFAとなり、メッツと契約を交わした。また、ターナーが遊撃手であるのに対し、大谷はDHだ。打者としてのタイプも異なる。だが、レギュラーの野手とエースのセットは、他の組み合わせの2人よりも、二刀流の大谷に近い。投打それぞれのスタッツも、それほどかけ離れてはいない。
ナショナルズがドジャースから得た4人は、捕手のキーバート・ルイーズ、右投手のジョザイア・グレイとヘラルド・カリーヨ、外野手のドノバン・ケーシーだ。昨シーズンの開幕前にベースボール・アメリカが発表したプロスペクト・トップ100で、ルイーズは53位、グレイは68位に挙げられていた。2人の他に、ドジャースからは、二塁手のマイケル・ブッシュが87位にランクイン。順位からすると――この順位を絶対視するわけではないが――ドジャースは保有していたプロスペクトのうち、トップ2を手放したことになる。
ちなみに、このランキングのトップ3は、遊撃手のワンダー・フランコ(タンパベイ・レイズ)、捕手のアドリー・ラッチマン(ボルティモア・オリオールズ)、外野手のフリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)。エンジェルスの選手では、ジョー・アデルとブランドン・マーシュの外野手2人が、13位と38位に位置した。
大谷の見返りも、人数は4人程度だろう。昨年1月に、クリーブランド・インディアンズが遊撃手と先発投手――フランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコ――をメッツへ放出した時も、交換に得たのは4人だ。プロスペクト・ランキングのトップ10に入るような選手が含まれていれば、見返りの人数は減るだろうが、そこまでのトップ・プロスペクトを手放す球団は滅多にない。
ただ、これらのトレードは、繰り返しになるが、あくまでも参考程度だ。大谷の放出は、実現すれば、さらにスケールの大きなトレードとなる可能性もある。大谷と他の選手をセットにした放出や、三角トレードも考えられる。
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◆ ジーターがAロッドとの確執明かす…発端は21年前の発言「彼は本当の友人ではない」
(情報:フルカウント)
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ヤンキースのレジェンドであるデレク・ジーター氏のドキュメンタリー番組が今月18日から放送される。番組の中でジーター氏は、2004年から16年まで一緒にプレーしたアレックス・ロドリゲス氏との“確執”を明かして話題になっている。複数の米メディアが伝えている。
米メディア「TMZスポーツ」によると、ジーター氏のドキュメンタリー番組「ザ・キャプテン(The Captain)」は、米スポーツ局「ESPN」で7回に渡って放送される。その中で明かしたところによると、ロドリゲス氏との関係に亀裂が生じたのは2001年。当時、レンジャーズに在籍していたロドリゲス氏が米誌「エスクァイア」のインタビューで発した発言だったという。
ロドリゲス氏はこのインタビューで「ジーターは周りに才能豊かな選手がいて恵まれている。彼がチームをけん引しているのではない。気楽に楽しみながらプレーできている。彼は2番打者だよ。3番や4番を打つのとは全然違う。ニューヨークに行って、バーニー(・ウィリアムス)、(ポール・)オニールらを打ち取りたいとは思うけど『ジーターに気をつけろ』とは誰も言わない。誰も彼を警戒していない」と語ったという。
ジーター氏はこのコメントが「気に障った」とし、「私はとても忠実な人間だ」「友達としても忠実だ。『私ならこんなことはしない』と思ったよ」と語っている。このドキュメンタリー番組に出演しているロドリゲス氏によると、この件で後日ジーター氏に謝罪し、ジーター氏もこれを受け入れたそうだ。
ただ、ことはこれだけでは終わらなかったようだ。ロドリゲス氏は謝罪後も別のインタビューで「彼(ジーター)が僕より優れているところは何もない」と発言した。ジーター氏はこの時に2人の絆が完全に崩壊したとし、「彼は本当の友人ではないと私は感じたよ」「こんなこと友達にはやらないからね」と述べている。
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