■今日の大谷翔平【NEWS】

岩手県の達増拓也知事は25日の定例記者会見で、同県出身で米大リーグのア・リーグ最優秀選手(MVP)に選出された大谷翔平に県民栄誉賞を打診し、辞退されていたと明らかにした。大谷選手は既に、政府から打診された国民栄誉賞を辞退している。達増知事は詳しい経緯を明らかにしなかったが「国民栄誉賞の辞退を併せて考えると、さらなる高みを目指したいという覚悟からかと推察する」と理解を示した。県によると、MVP受賞後、関係者を通じ賞の授与を打診したが、大谷選手の意思として辞退したいと連絡があった。

 

 

・MLB公式ツイッターは「ショータイムはまさに今季全てをやってのけた」と、大谷の全26盗塁を2分23秒にまとめた動画を公開。

 

 

 

■関連情報

ペリー・ミナシアンGM:

・エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが23日(日本時間24日)、オンライン会見を実施。さらなる投手補強を予告した。今オフ、チームはメッツからFAとなっていた先発候補のノア・シンダーガード投手を1年2100万ドル(約24億円)で獲得。さらに前日(23日)には今季メッツで中継ぎとして65試合に登板して6勝0敗17ホールド、防御率0.95の好成績を残した左腕アーロン・ループ投手を2年1700万ドル(約20億円)で獲得したことを発表していた。ミナシアンGMは、今後の補強に関して「間違いなく他の投手も狙っていく。我々はまだ(補強は)完了していない。更に獲得する必要があると感じているし、トライしていくつもりだ」と意気込んだ。更に今オフのFA投手市場の目玉の1人とされている守護神イグレシアスについても言及。ループとの契約がイグレシアスの引き止めに影響を与えるかという質問が飛ぶと「影響はない。連れ戻したい。代理人とは引き続き連絡を取っていく」として、右腕との再契約へ意志の強さを伺わせた。とは言え今後投手獲得を目指す上で避けられないのが、チームのお財布事情だ。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」でエンゼルス番を務めるジャック・ハリス記者によると、既に2022年の総年俸は1億5900万ドル(約183億円)となっており、2021年の総年俸に残り2300万ドル(約26億円)で達するという。「我々のオーナーは勝利を欲している。いかなる可能性も排除したりしない」と語ったミナシアンGMの補強策に注目が集まる。

 

 

ケビン・ガウスマン投手:

・今季ジャイアンツで14勝を挙げ、FAになったケビン・ガウスマン投手にマリナーズやエンゼルスが興味を示していると米メディアが伝えた。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はMLB公式サイトのジョン・モロシ記者の情報を引用して、両球団がガウスマンに関心を示していると伝えた。30歳の右腕は2019年オフにレッズからノンテンダーFAとなり、1年900万ドル(約10億円)でジャイアンツに加入。FAとなった昨年オフは1890万ドル(約21億8000万円)のクオリファイングオファーを受諾した。再びFAとなったこのオフはマリナーズ、エンゼルスの他にブルージェイズが関心を示し、ジャイアンツも再契約を模索しているとこれまでに報道されている。MLB公式サイトは、マリナーズとエンゼルスはこのオフ先発投手強化に乗り出しているとし、「特にマリナーズはFA選手を獲得できる余裕がペイロールにある」と解説する。では、既にシンダーガードと1年契約を交わしたエンゼルスはどうか。「経験豊かで耐久性のあるガウスマンのような投手を加えることで、ローテーションをより安定させることができるだろう」と記事は指摘する一方で、“懸念材料”も挙げた。エンゼルスが投手と3年以上の契約を結んだのは2011年オフが最後。この時はCJ・ウィルソンと5年7750万ドル(約89億円)で契約した。「結局のところ、このような投手と契約するために必要な金額を出すことに、この球団はあまり前向きではないようだ」と評している。

 

 

■注目記事

マット・マートン氏:

元阪神タイガース

日米を知り尽くす元阪神助っ人が語った大谷翔平の凄み「私はバッティングよりもピッチングに期待していた」(THE DIGEST)

 

田口元義氏:

NumberWEB「野球クロスロード」

“岩手の新怪物”佐々木麟太郎が全国に突きつけた「回答」 大谷翔平も立てなかった舞台で、なぜ「打率6割、2本塁打」を打てたのか

 

宇根夏樹氏:

エンジェルスの新たな遊撃手は、他球団が見切りをつけたユーティリティ!?(スポナビ)

 

■NOTE

エンゼルスの投手補強は続くようだ。ガウスマンやストローマン等、大物先発投手もいいが、セットアッパーやクローザーを充実させて欲しいなあ。先発にはサンドバル、バリア、スアレス、キャニング等の若手も居るし、後半戦に競い負けしない後ろの投手陣を厚くしておいて欲しいかな。

 

 

日米を知り尽くす元阪神助っ人が語った大谷翔平の凄み「私はバッティングよりもピッチングに期待していた」(THE DIGEST)

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怒涛の快進撃を見せつけた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)への賛辞は、オフシーズンも止まらない。現地時間11月23日には、今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」に指名打者部門でファーストチームに選出され、今オフ9つ目のタイトルを手にした。

 

 日増しに声価を高めていく偉才に、日米の野球を知る男も称賛する。元阪神タイガースの助っ人打者マット・マートンだ。

 

 2010年に阪神に鳴り物入りで入団したマートンは、阪神在籍6年間で通算1020安打をマーク。入団1年目には、1994年にイチロー氏が記録した210安打を塗り替える214安打を打ち、「史上最高の助っ人ヒットメーカー」と称えられた。

 

 日本球史に残る助っ人巧打者として名を馳せた40歳は、NPB時代に対戦経験もある大谷について、MLB公式サイト『MLB.com』のインタビューで、「あの当時(日本時代)の私は、彼のバッティングよりもピッチングに期待していた」と振り返っている。

 

「今になってみれば、変な話かもしれないけど、それが本音だよ。当時はまだどれだけの打席を与えるかさえも議論されていた。アメリカも僕と同じような考えだったと思う」

 

 しかし、渡米後4年で大谷は、マートンのような考えを一変させた。とりわけ今季は二刀流戦士としてピッチングで異彩を放っただけでなく、バッティングでも46本塁打(ア・リーグ2位)、100打点、103得点をマーク。MLB屈指の強打者へと飛躍した。

 

 そんな27歳のサムライの成長に「もう僕らが何かを言う必要はないだろう」と目を丸くするマートンは、こう論じている。

 

「日本にいた時の彼は、常時96~100マイルぐらいの4シームを投げていて、どちらかというとピッチャー寄りだった。それに驚異的な腕力を持っていたから周りもそう見ていたと思う。だからもしも、MLBに移籍した時に、私が指導者として彼に賭けるとしたら、打力があるかどうかを気にしていただろうね。けど、今はもうその必要はなくなった。本当にすごい選手だ」

 

 かくいうマートンも、今なお破られぬセ・リーグの年間最多安打記録(214本)を保持している。そんな巧打者をして「何も言う必要はない」と言わせるのだから、やはり大谷は凄まじいとしか表現しようがない。

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“岩手の新怪物”佐々木麟太郎が全国に突きつけた「回答」 大谷翔平も立てなかった舞台で、なぜ「打率6割、2本塁打」を打てたのか​​​​​​​

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全国の猛者たちが照準を合わせる。

 

 各地区の王者が覇権を争う明治神宮大会。激戦区の近畿を制した大阪桐蔭で、エース級のピッチングを見せる前田悠伍が言う。

 

「対戦するってなった時には、『負けてられない』って気持ちはあります」

 

 準決勝でその前田から豪快な一発を見舞った、九州国際大付の4番・佐倉俠史朗は嘆息交じりに比較する。

 

「自分より全然すごいバッターですし、ホームランの数も多い。意識してしまうこともありました」

 

 189センチ、89キロの体躯を持ち、メジャーリーグのレジェンド、バリー・ボンズになぞらえ「ボンズ」と呼ばれる広陵の主砲・真鍋慧は、短い言葉に対抗心をにじませた。

 

「同学年で少しは意識するんですけど」

 

全国の猛者たちが意識する“あの男”

 

 明治神宮大会でさらに評価を高めた逸材たちは、まだ1年生である。その3人が意識するのは、規格外のパフォーマンスで「新怪物」の称号を得た、あの男である。

 

 花巻東の佐々木麟太郎。

 

 監督の佐々木洋の長男としても話題の1年生は、大会前ですでに高校通算47本塁打とアーチを量産。チームの東北初制覇を支えた若き大砲もまた、常に全国を見据えている。

 

 東北大会優勝の直後、歓喜の余韻に浸るより、自らの現在地を再確認していたものだ。

 

「左投手であったり、変化球の対応も徐々にできてはいるんですけど、まだまだ自分に足りないものがあると思っているんで、その課題を修正して。全国レベルでもしっかり対応できるようにしていきたいと思います」

 

 具体的な課題のひとつに、変化球をコースに決められると、どうしても体が前に突っ込んでしまう。そういった打席では、自慢のフルスイングが半減していた。

 

 東北大会から1カ月後の明治神宮大会。麟太郎はその答えを、一発で示した。

 

全国デビュー初打席の2球目、麟太郎が反応した

 

 全国デビューとなった初戦の国学院久我山戦、1回裏の第1打席。相手左腕・渡邊建伸の1ボールからの2球目、外角の132キロのストレートに鋭く反応する。

 

 低い。

 

 インパクトの瞬間そう思われた弾丸ライナーは、失速することなくライトスタンドに突き刺さる。麟太郎は、ファーストスイングで神宮球場に詰めかけた7000人を黙らせた。

 

 回答はこれだけではなかった。

 

 3回の第2打席でも渡邊の低めストレートをライナーで弾き返す、センターへの犠牲フライ。7回の第4打席には、2番手の左腕・松本慎之介の低めカーブにタイミングを合わせて再び犠牲フライを記録した。第3打席の四球を含め、1打数1安打、3打点、1本塁打の打率10割。新怪物の実力を認めさせるには、十分すぎるパフォーマンスだった。

 

 神宮球場で巻き起こる狂騒をよそに、試合後の麟太郎は冷静だった。

 

「1打席、1打席しっかり修正していこうと。センター方向の打球を意識しながら、力を抜いてしっかり打つことができました。全国に出るといいピッチャーが多く、レベルも高いんで、そのなかでうまく対応できたのはよかったと思っています」

 

麟太郎の本質=「対応力」と「チームプレー」

 

 誰もが麟太郎に一発を期待する。この時点で通算48本と驚異的なペースだから無理もない。

 

 しかし、本塁打にばかり目を奪われていては、麟太郎の打撃の本質に触れることはできない。彼自身、長打にこだわりはあるし、持ち味とも認識してはいるが、それ以上に体現に努めているのが取材の度に何度も口にする打席での対応であり、チームを最優先にした打撃でもあるのだ。

 

 対応力の高さを印象付けたのが、準々決勝の高知戦だ。「1回戦の結果は忘れて」とした上で、打席での意識はこうだった。

 

「初戦を踏まえて『変化球中心の攻めになるだろう』とデータであったり、監督さんの言葉にもあったので」

 

 ここで生かされたのが、麟太郎が心がけるセンターへの打球だった。初回、1死二塁のチャンスで相手右腕・山下圭太の、見逃せばボールになるカーブに反応し、センター前へ弾き返す先制打。第2打席でもインコースのカーブに逆らわず、球足の速いゴロでセンターへ打ち返した。第3打席以降は凡打に終わったものの、「しっかり反応してセンターに打ててよかった」と、及第点を与えるように頷いていた。

 

 センター方向に打ち返す打撃とは、バッターの基本と言われている。麟太郎の再現性は技術の高さに比例するところでもあるが、なにより彼の欲が本塁打ではなく、毎打席チームプレーに徹しているからこそ、結果に直結する。そのことを忘れてはいけない。

 

 チームのために、勝利のために――。

 

 試合後の取材で必ず出るこの言葉は口癖などではなく、麟太郎の血肉であり、精神だ。

 

 準決勝の広陵戦が、まさにそうだった。

 

「絶対に回すからな!」→劇的な同点弾

 

 4点を追う8回。1死一塁から9番・熊谷陸と1番・宮澤圭汰の連続ヒット、2番・渡辺陸の犠牲フライで3点差。なおもランナー一、二塁のチャンスで、前の打席で2点二塁打を放っている麟太郎が打席に立つ。

 

「絶対に回すからな!」

 

 力強くそう言って勝利を託してくれたのが、得点を演出した熊谷、宮澤、渡辺だった。

 

「ホームランは意識せず、『何とかキャプテン(4番の田代旭)に繋ぎたい。キャプテンで勝負を決めてもらいたい』という思いで打席に立ちました」

 

 2ボール1ストライクからの4球目。広陵2番手・岡山勇斗の高めストレートは、見逃せばボールと判定される1球だったが、麟太郎は迷わずバットを振り抜く。

 

 打球が高々とライト上空に舞い上がり、緩やかな放物線、滞空時間を経てスタンドまで到達した。劇的な同点弾。麟太郎が一塁ベースを回ったあたりで、控えめにガッツポーズを作る。そのまま悠然とダイヤモンドを一周し、チームメートの祝福を受けた。

 

「『さらに流れを作っていく』という気持ちでスタンドに運ぶことができました」

 

 同点とした直後の8回裏に勝ち越しを許し、花巻東は9-10で惜敗した。「流れを持っていけずに悔しい」と唇をかむように嘆くも、麟太郎は「全国レベルのピッチャーはなかなか打ちづらいなか、チームの3番として責任を果たせたのが大きな収穫」と顔を上げた。

 

菊池雄星、大谷翔平も立てなかった舞台で…

 

 3試合を戦い10打数6安打の打率6割、9打点、2本塁打、2四死球。花巻東の「新怪物」の足跡は、確かに全国に刻まれた。

 

 花巻東を巣立ち、メジャーリーガーとなった菊池雄星と大谷翔平ですら踏めなかった神宮球場。麟太郎はその場所を「景色」という言葉を用い、想いを馳せていた。

 

「自分たちが憧れている先輩方がたどり着けなかった舞台、見たことがない神宮の景色。『花巻東の歴史を刻むんだ、自分たちで道を切り開くんだ』という気持ちをチームで大事にして練習してきたので、その舞台でチームの勝利にしっかり貢献したいです」

 

 学生野球の聖地で爆発し、自らのバットで道を切り開き、花巻東の新たな歴史を刻んだ。

 

「レベルアップさせるところはまだまだある」

 

 父である監督の洋は、チームとして神宮大会で戦えた収穫を簡潔に結ぶ。

 

「1回戦からレベルが高いピッチャーやバッターと触れ合えた、神宮球場で試合をやれた経験は来年に繋がると思います」

 

 その収穫を来春、今度は高校野球の聖地で証明する。導かれし強者たちが集結する甲子園。メインターゲットはもちろん、通算49発の花巻東・佐々木麟太郎となるだろう。

 

 センバツの主役候補が言う。

 

「スイングの力をつけたり、変化球に対応することだったり、レベルアップさせるところはまだまだあるので。これからしっかり、チームのために上げていきたいです」

 

 この謙虚さが、どこまでも麟太郎の能力を引き出させる。相手にマークされようが、厳しく攻められようが、最後には打つ。

 

 それはきっと、甲子園でも変わらない。

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エンジェルスの新たな遊撃手は、他球団が見切りをつけたユーティリティ!?(スポナビ)

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ロサンゼルス・エンジェルスは、金銭あるいはPTBNL(後日決定選手)と交換に、ニューヨーク・ヤンキースからタイラー・ウェイドを獲得した。

 ウェイドは、2017年にメジャーデビューし、これまで、二塁と遊撃と三塁に、外野3ポジションを守ってきた。2017~20年の4シーズンは、いずれも出場55試合未満ながら、今シーズンは103試合に出場。出塁率.354と、ヤンキースでは最多の17盗塁を記録した。ただ、打席は150に届かず、ホームランはなかった。通算本塁打も6本に過ぎない。

 スピードはあるが、パワーに欠け、内外野を守るユーティリティ・プレーヤー。ウェイドの特徴を短くまとめると、こうなる。マイナーリーグでは、シーズン25盗塁以上が3度。マイナーリーグとメジャーリーグを合わせても、ホームランが二桁に達した年は皆無だ。トレードの前に、ウェイドはヤンキースの40人ロースターから外された。年齢は27歳だ。トレードの翌日に、誕生日を迎えた。

 現時点でエンジェルスに在籍している選手のなかから、遊撃手を決めるとすれば、ウェイドもその候補の一人だろう。

 今シーズン、エンジェルスでは、4人が遊撃を守った。ホゼ・イグレシアスが961.2イニング、ルイス・レンヒーフォが227.0イニング、デビッド・フレッチャーが145.0イニング、ジャック・メイフィールドは88.0イニングだ。9月に解雇されたイグレシアスは、その後、ボストン・レッドソックスでプレーし、現在はFAになっている。

 フレッチャーは二塁のレギュラーなので、来シーズンの遊撃手の候補は、レンヒーフォとメイフィールド、ウェイドに、今シーズンはウェイドとチームメイトだったアンドルー・ベラスケスの4人となる。ベラスケスは、今月初旬に移籍。ヤンキースがウェーバーにかけたところを、エンジェルスが獲得した。

 ウェイドだけでなく、他の3人も、レギュラーとしては物足りない。今シーズン、レンヒーフォは54試合に出場し、出塁率.246に終わった。メイフィールドはシアトル・マリナーズとエンジェルスでプレーし、エンジェルスの75試合でホームランを10本打ったものの(マリナーズの11試合は0本)、こちらも出塁率は.280未満だった。

 

 

もちろん、ここから、誰かを手に入れることはできる。カルロス・コレイアやコリー・シーガーをはじめ、今オフのFA市場には、遊撃手が揃っている。だが、エンジェルスの補強ポイントのなかで、遊撃手の優先順位は高くない。先発投手とクローザーのほうが上だ。ノア・シンダーガードを迎え入れても、ローテーションにはまだ不安が残る。ブルペンに加わったエアロン・ループは、FAになったライセル・イグレシアスに代わるクローザーではなく、セットアッパーだろう。それについては「エンジェルスが防御率0点台の救援投手と契約。これにより、クローザーのイグレシアスと再契約の可能性は…」で書いた。

 一方、マイク・トラウトとアンソニー・レンドーンが、実力あるいは年俸どおりの働きをすれば、打線において大谷翔平が孤立することはなくなる。また、トラウトと外野トリオを形成するブランドン・マーシュとジョー・アデルの2人は、成長が期待できる(実際にそうなれば、ジャスティン・アップトンは控えに回る)。もし、遊撃手があまり打てなくても、打線全体としては問題にならないはずだ。誰かを加えるにしても、J.イグレシアスを含め、安く契約できる遊撃手ではないだろうか。

 大物の遊撃手と契約するのに資金を費やし、投手陣が整備できないようだと、10月に「エンジェルスが強くなれない理由は、オーナーの「偏愛」にあり!?」で書いたような、これまでの繰り返しとなり、ポストシーズンにたどり着けない歳月が、さらに延びかねない。

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