■試合データ

米国時間:2021年7月23日

日本時間:2021年7月24日(土曜日)09時10分開始

ロサンゼルス・エンゼルス対ミネソタ・ツインズ

@ターゲット・フィールド

 

 

 

 

エンゼルスは、1回大谷翔平に代わり2番に入ったフィル・ゴセリンが2塁打で好機をつくり3番ホセ・イグレシアスのタイムリーで先制。2死後、5番カート・スズキの2ラン本塁打で2点追加。2回には8番ジャック・メイフィールドにソロ本塁打が飛び出し1点追加の4点リード。3回、先発アレックス・コブがツインズ4番のトレバー・ラーナチにタイムリーを打たれ1失点。5回には併殺打の間に1失点、先発コブは6回ウォーミングアップ中にまめが潰れて降板。後を継いだ2番手スティーブ・シーシェクは7番ニック・ゴードンのタイムリーで1点を失い1点差。8回、7回から3番手で登板のトニー・ワトソンが無死から四球を出し、守護神ライセル・イグレシアスに継投。1死後8番ライアン・ジェファーズにタイムリーを打たれ、守備の乱れもあり2点が入り逆転される。9回反撃ならず、4点差からの痛い逆転負けを喫した。スタメンを外れて、代打待機の大谷に出番はまわってこなかった。

 

 

■今日の大谷翔平

スタメン外、代打登場もなし

 

その他情報:

・大谷は6月1日のジャイアンツ戦以来、41試合ぶりに出番がなかった。完全休養は、今季3度目。

 

■試合情報

ジョー・マドン監督:

(試合前)

「(同じ左打ちで中軸を担う大谷とウォルシュをスタメンから外した理由)ツインズの先発が左腕のハップなので、2人を休ませたかった彼(大谷)は望まなかったが、私の考えでそのようにした。私は彼にとっての休養(の大切さ)を認識していきたい。月曜日(米国時間26日)には投げるので理にかなっていると思う。そして他の選手に出場機会を与えるため。今日はアップトンがDHとして出場するいい機会だ」

 

「(大谷はホームランダービーに出場したことによるスイングの乱れが指摘されているが)そう言うのは簡単だが、本当に私はそうは思わない。実際、ジェレミー(リード打撃コーチ)によれば、打席でのアプローチは早いというよりもむしろ遅いということだ。単にボール球を振っているということだと思う。以前は打席で非常に我慢強く、四球でも納得していた。ストライクゾーンをきっちり整理できれば、再びもっと四球が増えるだろう」

 

「彼は月曜日(日本時間27日)に登板するので、日程的なことを考えても、休ませるのがベストだ。(同じくオールスター戦に選出されていたジャレッド・ウォルシュ内野手もベンチスタート。ウォルシュも球宴後は打率.185とスロースタート)答えは分からない。(球宴後に対戦した)シアトルもオークランドも、左打者に対して良い投球をしているからだと思う。(二人とも完全休養の予定か)どちらも途中出場はある」

 

(試合後)

「(大谷は今季3度目の欠場となった)起用するつもりはあった。ただ、リードしている状態で守備の選手を交代させるのは本当に好きじゃないんだ。それだけだ」

 

 

前田健太投手:

24日、自身のインスタグラムを更新。「幻のオーダー表」を公開。22日(日本時間23日)、先発した前田。「昨日の試合。幻のメンバー表。笑」と、「2番・投手」に前田が配されたオーダー表の画像を公開した。「監督が エンゼルス戦で登板があれば僕を2番投手のメンバー表を相手に渡すと言ってくれ作ってくれました笑」(原文ママ)と、二刀流の大谷を意識したとみられるツインズのロッコ・バルデリ監督の粋なはからいだったことを明かした。「記念に監督と翔平にサインもらいました これは宝物」と、大谷とバルデリ監督のサインが入った貴重な一品となった。「#幻のメンバー表 #2番 #投手 #一生ない #記念にもらいました」とハッシュタグを添えた。

 

 

■関連情報

松井秀喜氏:

・開会式終了後、フジテレビ系「東京オリンピック開会式」(午後11時)に野村忠宏さんとともに出演。聖火リレーのシーンについてコメント。「監督が受け取られて、長嶋さんが受け取られて、そのあとはとにかく無事に長嶋さんをエスコートする。最後、次の方に無事に渡せましたので。たくさんの長嶋さんのファンの方、王さんのファンの方に喜んでいただけたのなら、私もうれしいです」

 

 

■メディア

CSフジテレビONE『プロ野球ニュース』:

清原氏「もう理解不能」二刀流で活躍する大谷翔平にお手上げ(BASEBALLKING)

23日、清原和博氏と藤川球児氏、山本昌氏の3名のレジェンドがゲスト出演。メジャーリーグで二刀流の活躍を続ける大谷について言及した。大谷の活躍について、清原氏は「もう僕の口からはアメリカの実況アナウンサーの『オオタニサン!』くらいしか…。(笑)もう理解不能」と、お手上げ状態。アメリカでのプレー経験がある藤川氏も「リリーフでも肩パンパンになりますから。無理ですよ。向こうはグラウンドも硬いし。彼は肉離れとかもしないでしょ」と最敬礼だった。山本氏は「もう漫画ですよ。左で打って投げるとき(の腰の回転)は逆でしょ。だからよっぽど疲れるはずなんですよ。そんななかでホームラン争いをして、メジャーの激しい移動があって。それで防御率も3点台前半でしょ。ア・リーグはDHを使っているわけですから、これは立派ですよ」と称賛。しかし、身体への負担が大きい二刀流については「全米、世界中の野球ファンが注目する選手だと思うので何年も続けてほしいですけど、二刀流をこれから10年はできないと思う。どこかでどちらか1本に絞らなくてはいけないときが来ると思う。ただ、僕らには1年でも長くこのスタイルで夢を見させてほしい」と話した。

 

エバン・デサイ氏:

米記者が大谷翔平のキャラクターを絶賛!「球史を振り返っても最高の人格者の一人」(THE DIGEST)

同氏はスポーツ専門サイト『FANSIDED』に記事を寄せ、「オオタニの小さな習慣が、彼がまさにいい人であることを証明している」と見出しを打ち、大谷の内面を称賛。「多くの人がわかっていないかもしれないのが、彼がどんな人間で、どんな性格かということだ。彼は、応援せずにはいられない人格をもった男だ」同記事はいくつかの動画を取り上げて、大谷がベンチやグラウンド上を「パトロール」してゴミを拾っていることを紹介。こうした行動は、「見つけようとすれば必ず見つけられる」ほど頻繁に行なうものなのだという。これほど細かいところに気を配る選手は、大谷以外にはかなり珍しいそうだ。「球史を振り返っても、彼は最高の人格者の一人だ」

 

米スポーツ専門局ESPN:

エンゼルス・大谷翔平伝説の大サービス 米球宴先発直前に600回サイン(東スポ)

同メディアは23日(日本時間24日)、「大谷はオールスター中にプロたちをファンに変身させた」との見出しで報じた。大谷が12日(同13日)に行われた本塁打競争の前後にゲレロ(ブルージェイズ)、タティス(パドレス)、マチャド(パドレス)、クルーズ(ツインズ=現レイズ)らにツーショット撮影やサインを求められ笑顔で応じたことは報じられているが、舞台裏での“サイン攻め”はそんな生易しいものではなかった。オールスター戦でア・リーグの指揮を執ったレイズのケビン・キャッシュ監督が明かしたところによるとこうだ。

 

13日(同14日)のオールスター戦当日、レッドカーペットを歩いた後で、大谷と一緒にクラブハウスに入った瞬間、大谷の驚きを察知したという。そこには、大谷のサインを求める選手やコーチらからリクエストされたボールが50ダース(600球)、ユニホーム10枚程、バット数本がテーブル一面に準備されていたのだ。公式戦で対戦する機会がない選手もいるが、それにしても…という量だ。登板前の負担を和らげようとキャッシュ監督は「全部にサインする必要はない」と伝えたが、特別扱いを嫌う大谷は座ってその場で全てにサインしたという。「大谷が周りの人たちに畏敬の念を抱いていたのに対して、僕らは全員畏敬の念を抱いていた」とキャッシュ監督は振り返っている。大谷はすでに伝説だ。

 

 

ダン・グラッデン氏:

元巨人・ツインズ専門ラジオ「WCCO」解説者

大谷翔平が「引っ張るだけの打者になっている」 元巨人助っ人が“原点回帰”のススメ(フルカウント)

「オオタニはメジャーリーグにとって素晴らしい存在。打撃もできる支配力を持った投手だ。彼を見るために多くの人が球場に足を運ぶ。(後半戦で当たりが止まっている点について)逆方向に打つパワーがある反面、今の狙いは右翼方向だけになってしまっている。そこだろうね。引っ張るだけの打者になってしまうと、問題を抱えてしまう。それが今、彼が直面している問題だ。三振も多い。今こそ昨季までの打撃スタイルを意識すべき。(キング奪取へのアドバイス)対抗馬のゲレーロJr.も良い打者だ。彼らは共に幾分打者有利の球場でプレーしている。要はどちらが怪我せずにプレーし続けられるかだろうね。『タイトルを取りたい』と意識が強くなり始めると、タイトルは取れない。そこもカギを握るだろう」

 

「(日本人が屈強なスラッガーに挑んでいるが、驚きではなかったようだ。巨人時代に同僚だった松井秀喜氏のヤンキースでの活躍を見てきたからだ)オオタニは背が高いが、マツイは体がデカかった。彼らは共にパワーがある。共にベリーベリーグッドだ。マツイのパワーはここでも通用した。イチローだって50本塁打できただろう。とにかく本塁打を打ちたいと思っていたら打てていただろう。打率は下がっていただろうけどね。(巨人時代には球史に残る大乱闘で強烈なインパクトを残した。今も当時と変わらないブロンドの長髪をキープ)楽しかったね。(巨人は)いいチームだった。ヨミウリとヤクルトはライバル関係にあることを学んだ。ナガシマとノムラは若い頃に対戦していた。いつもビーンボールの投げ合いになっていたね。私もぶつけられたからね」

 

 

宇根夏樹氏:

後半戦の1週間で最も三振の多い打者は…。大谷翔平は27打席で14三振、三振率51.9%(ナビスポ)

 

小倉全由氏:

日本大学第三高等学校教諭・同校硬式野球部監督

東京の高校から「大谷翔平」や「佐々木朗希」のような規格外ピッチャーが生まれないワケ(現代ビジネス)

 

■NOTE

大谷はスタメンに名を連ねず、NHK BS1中継の放送もない土曜日のゲーム。それでも序盤に4点をリードし、ここのところ安定感のあるコブが先発で投げていたので、チームの連勝だけを望みにMLB.TVのリアルタイム速報をチェックしていた。点差が開いた試合に代打大谷の出場はないと思っていたが、後半戦、徐々に追い詰められて、ついに8回逆転されてしまった。この逆転劇には、今季何度も泣かされ続けてきた、ブルペンの弱さと守備の乱れが原因だった。そして、9回に大谷の登場もなくゲームセット。週末土曜日の午前中から晴れないゲームだった。

 

それでも、疲れた肉体を1試合だけでも癒す時間が取れたこと、自身の不調が原因で欠場となってしまった悔しさをエネルギーに変えた大谷が、明日には必ず見れるはずだ。さあ、明日、明日!

 

大谷翔平に休養日を与えたエンゼルス 4点リードから痛恨の逆転負け※MLB.JP

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 ツインズの先発が左腕のJ・A・ハップであることを考慮して大谷翔平に休養日を与えたエンゼルスは、カート・スズキとジャック・メイフィールドの一発などで2回までに4点を先制。ところが、ジワジワと点差を詰められ、クローザーのライセル・イグレシアスを投入した8回裏に2点を失って逆転負けを喫した。上位に食らいつくために下位チーム相手の取りこぼしは避けたいところだったが、痛恨の逆転負けで勝率5割復帰を逃した。

 

 エンゼルスは1回表にホゼ・イグレシアスのタイムリーとスズキの3号2ランで3点を先制。2回表にはメイフィールドに2試合連発となる3号ソロが飛び出し、リードを4点に広げた。ところが、3回裏、5回裏、6回裏に1点ずつを失って1点差。8回裏は無死1塁となったところでクローザーのライセル・イグレシアスを投入したが、一死1・2塁からライアン・ジェファーズにレフト前ヒットを浴び、二塁走者が同点のホームを踏んだだけでなく、捕手のスズキから三塁への送球が逸れる間に一塁走者も生還し、一気に逆転を許してしまった。

 

 なんとか同点に追いつきたいエンゼルスだったが、9回表は一死からデービッド・フレッチャーがヒットで出塁したものの、途中出場のジャレッド・ウォルシュが見逃し三振、ホゼ・イグレシアスがセカンドフライに倒れて試合終了。8回裏からクローザーを投入するジョー・マドン監督の執念も実らず、4対5で逆転負けとなった。毎回のように走者を出しながら得点圏で14打数2安打に終わり、3回以降に追加点を奪えなかったことも敗戦の一因。好投していたアレックス・カッブが右手人差し指のマメにより早期降板を強いられたのも痛かった。

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後半戦の1週間で最も三振の多い打者は…。大谷翔平は27打席で14三振、三振率51.9%※宇根夏樹氏

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7月23日、ロサンゼルス・エンジェルスのジョー・マッドン監督は、大谷翔平とジャレッド・ウォルシュをスターティング・ラインナップから外した。

 この2人は、オールスター・ゲームに出場した。後半戦が始まってからの1週間(7月16日~22日)は、大谷が打率.167と出塁率.259、ウォルシュは打率も出塁率も.185だ。エンジェルスでこのスパン(6試合)に計10打席以上の10選手中、彼らの打率と出塁率は、それぞれのワースト3に位置する。あと1人は、どちらもフィル・ゴスリンだ。打率.083はワースト、出塁率.214はウォルシュに次いで低い。

 また、後半戦のホームランは、大谷が1本、ウォルシュは0本。ウォルシュは27打席で8三振ながら、大谷は同じ27打席で14三振を喫している。

 このスパンに、大谷より多くの三振を喫した選手は、15三振のボビー・ブラッドリー(クリーブランド・ガーディアンズ)しかいない。パトリック・ウィズダム(シカゴ・カブス)が大谷と並び、13三振のフランミル・レイエス(ガーディアンズ)、12三振のジョーイ・ギャロ(テキサス・レンジャーズ)とハビア・バイエズ(カブス)が続く。ブラッドリーとレイエスが在籍するチームの名称は、まだガーディアンズではないが、改名の経緯を踏まえて、こう表記してみた。

 10打席以上の304人中、三振率50%以上――打席の半数以上が三振――は5人。ブラッドリーが55.6%(15三振/27打席)、マット・カーペンター(セントルイス・カーディナルス)が54.5%(6/11)、大谷が51.9%(14/27)、ウィズダムは50%(14/28)、ギャロも50%(12/24)だ。

 もちろん、これらは、ごく短いスパンの結果に過ぎない。スランプと呼ぶのは、まだ早い気がする。

 なお、エンジェルスは、7月23日の試合に敗れた。4対0とリードしながら、徐々に追い上げられ、8回裏に逆転された。大谷は出場せず。ウォルシュは代打で起用され、そこから一塁を守った。1打席目は二塁ゴロ、2打席目は見逃し三振に終わった。

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東京の高校から「大谷翔平」や「佐々木朗希」のような規格外ピッチャーが生まれないワケ※現代ビジネス

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メジャーリーグで旋風を巻き起こしている大谷翔平選手。「令和の怪物」の異名を持つ千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手……。こうしたズバ抜けた才能を持つピッチャーが、東京の高校から生まれないのはなぜか? 甲子園の常連校・日大三高を率いる名将で、著書『「一生懸命」の教え方』を刊行したばかりの小倉全由監督が、その疑問に答える。

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東京の高校は「コントロール重視」

 

 東京でメジャーリーガーの大谷翔平選手やロッテの佐々木朗希選手のような、類い稀なる才能を持ったピッチャーが出てこない理由――。それは、「甲子園出場を懸けた予選を勝ち抜くには、コントロール重視のピッチャーが求められるから」だと私は考えています。

 

 東京は多くの高校のエースピッチャーが、「9回投げて3点は取られるけど、試合を作ることができる」という特徴を持っています。そのために、アウトコースにストライクとボールの出し入れのできるスライダーを武器として、状況に応じてバッターを打たせたり、あるいは三振を奪ったりするというテクニックも持ち合わせているのです。

 

 こうしたピッチャーは、すでに中学生の頃に投球術が完成されているので、高校に入学して早い段階で対外試合でマウンドを踏み、経験を積ませることができます。そうして1年、2年と過ごし、最後の3年生の夏にはエースとして、チームの大黒柱になっていくというわけです。

 

 そのため、「150キロに迫るストレートを投げられる一方、コントロールがメチャクチャだ」というピッチャーや、「身長が大きくて全身にバネがあるけれども、試合では使いものにならない」といったようなピッチャーを、実戦で使えるように育てていこうとは考えていないのです。

 

これでは「大物」は現れない

 

 その選手が入学してから3年生になったときのことを考えて育てるのではなく、早いうちから実戦経験を積ませて試合慣れしてもらうことで、いかなる場面でも動じないピッチャーに育てていく。

 

 東京の高校のピッチャーを見ていると、そうした特徴を持った選手が多い気がします。

 

 ただし、そこでエースになったからといって、プロ野球、はたまたメジャーリーグで通用するようなピッチャーになるかと言われれば、話は別です。

 

 プロ野球で通用するには、何かひとつでも誰にも負けない秀でた特徴があって、そこを伸ばしていった結果、スケールの大きなピッチャーになっていくケースが多いからです。

 

 今、プロ野球の12球団を見渡しても、東京の高校出身のピッチャーで、エースと呼ばれる選手は、残念ながらいないのが実情です。「甲子園に出場すること」と、「スケールの大きなピッチャーを育てる」ことを両立させることが、非常に難しいのが東京の高校出身者と言えるのかもしれません。

 

もし逸材が入部してきたら……

 

 今、メジャーリーグで活躍しているピッチャーは、ほぼ全員が東京の高校の出身者ではありません。

 

 「東京の高校ではメジャーリーグで通用するようなピッチャーは育てられないのか」と言われれば非常に耳の痛い話ですが、三高の場合で言えば、毎年のように甲子園を狙っているチームですので、「入学してから2年後に花が咲けばいい」という育て方ができない、というもどかしさもあります。

 

 ひょっとしたら、将来的に大谷選手や佐々木選手のようなスケールの大きなピッチャーが出てくる可能性はありますが、その場合は高校の時点でピッチャーとしての完成度が低い分、甲子園の出場は難しくなってしまうかもしれません。

 

 もし、そんな選手が三高に入学してきたら、どういう指導をしていけばいいだろうか――。そんな思いも巡らせながら、毎日グラウンドで選手と一緒に汗まみれになっているのです。

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