今後の動向に注目 大谷 キャンプ地球場に45分滞在※スポニチ

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エンゼルスの大谷翔平投手(25)が14日(日本時間15日)、キャンプ地の米アリゾナ州テンピのメーン球場「ディアブロスタジアム」を訪れた。

 

 水原一平通訳の運転で球場入りし、約45分ほど滞在した。選手はこのままテンピに残って調整するか、アナハイムに戻るか、自宅に戻るか選択権を与えられており、今後の動向が注目される。

 

 ベテランのプホルス、新加入のレンドン、開幕投手のヒーニー、内野手ラステラなども訪れ、若手有望株の外野手アデルはバットなど大きな荷物を抱えて球場を後にした。

 

 大リーグ機構(MLB)は新型コロナウイルス感染拡大を受け、26日(同27日)のシーズン開幕を最低2週間は延期することを決め、オープン戦も中止にした。

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大谷翔平は「エリート打者」 初のオールスター&4番スタメンを米メディア予想※フルカウント

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エンゼルス・大谷翔平の初のオールスター選出の期待が早くも高まっている。米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」は今季のオールスター戦の出場メンバーを予想し、今季の二刀流復活が期待されている25歳をメンバーに選出。注目の起用法は4番スタメンと予想している。

 

 大谷は打者一本だった昨季は106試合出場。昨年9月に手術した左膝の痛みを抱える中、打率.286、18本塁打、62打点、12盗塁を記録した。メジャー1年目の18年は打者として打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁をマーク。記事では2年間で打率.286、出塁率.351、長打率.532、OPS+135(リーグ平均100で、どれくらいの得点力があるかを示す指標)だったことを伝え、「短い時間でエリート打者へと急成長した」と評価した。

 

 投手では18年10月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季は二刀流復活が期待される。しかし、同メディアは打者として大きく期待しているようだ。「彼にとっての初めてのオールスターはDHとしての出場になるのではないか」。

 

 大谷がフリー打撃で見せる圧倒的な飛距離はチームメートや米メディアだけでなく、他球団選手たちも注目するところ。同メディアはチームではマイク・トラウト外野手、アンソニー・レンドン内野手と共に選び、ア・リーグの錚々たるメンバーの中でも「4番・大谷翔平」と予想している。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大リーグの開幕は4月9日以降(10日)に延期。7月14日(同15日)にドジャースタジアムで予定されているオールスター戦の開催にも影響はありそうだが、記事では「新型コロナウイルスへの不安から、この国もそしてMLBもとても動揺しているが、早く正常な状態に戻って、野球というスポーツとそれをプレーする素晴らしい選手を見て、楽しむことができることを望んでいる」とした。

 

 ア・リーグの4番・大谷翔平がロサンゼルスでアーチを描く。誰もが魅了される豪快な打撃を見てみたいところだ。

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MLB、6月開幕説浮上 チーム一度“解散” 田中将大は練習継続か※スポーツ報知

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メジャーリーグに開幕6月説まで浮上してきた。米大リーグ機構(MLB)は13日(日本時間14日)、選手会とアリゾナ州で会議を行い、新型コロナウイルスの影響で春季キャンプを中断することを発表。各選手にはキャンプ地残留、本拠地で調整、帰宅の3つの選択肢が与えられたことで、チームが一度“解散”することになった。トランプ大統領は「国家非常事態」を宣言。見通しがつかなくなり、開幕も大幅に遅れる可能性が出てきた。

 

 先が見えない。開幕の最低2週間延期、オープン戦打ち切りが決まってから一夜。ボールが飛び交わない球場は静まり返ったが、開幕がまた少し遠のいた。この日、キャンプ中断が決定。今後の調整は各球団、各選手に委ねられることになった。

 

 開幕日はいまだ白紙。日本では無観客ながらオープン戦を行っているため、開幕日が決まればすぐに対応できる。だが、メジャーではチームがバラバラになり、対外試合が困難。協議では開幕日決定後、選手に2~4週間の準備期間が必要とした。30球団が十分な調整を行うことを想定すれば、現地では最短の4月9日(日本時間10日)に開幕は困難との見方が多数。中には5月下旬や6月にまでずれ込むという予想も出ている。

 

 田中将大投手(31)の所属するヤンキースは全選手がキャンプ地のフロリダ州タンパに残ることが決定。15日(同16日)にも練習を再開させるという。本拠地のシアトルでコロナウイルスがまん延しているマリナーズも、ほとんどの選手がアリゾナに残ることを決断した。

 

 一方で、秋山翔吾外野手(31)のレッズは多くが本拠・シンシナティへ戻る。大谷翔平投手(25)のエンゼルスは、選手の希望に沿ってキャンプ地、本拠地で練習できる環境を提供することになった。菊池雄星投手(28)らのマリナーズ・サービス監督は電話会見で「何かの形で(選手が)動くことがあっても、同じ時間に多くが集まらないようグループに分けてやる」と方針を語った。

 

 トランプ大統領が「国家非常事態」を宣言。「今後8週間が重要」とした。カブスなどが本拠地を置くイリノイ州は5月1日までは試合中止か無観客での開催を求めている。MLBの選手はまだ感染者が出ていないが、エンゼルス・エプラーGMは電話会見で「手を洗うなど、健康を保つための努力をし続けることの大切さを強調している」。ほぼ全てのスポーツイベントが中止になっている米国で、長いトンネルは続いている。

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