聖地テンピの旅を終えて、今帰国の途中で機上にいる。書き疲れたけど、旅の途中でもあるので、トピックスの備忘録を記録しておく。

 

 

ガソリン給油とレンタカー返却

 

やっぱり、どちらも失敗した。大きなミステイクじゃなかったことだけは救いだ。レンタカーの満タン給油は、毎回前日夜に入れている。ただ、今回は昨年のレンタカー代追加請求事件があったので、極力万全で返却するために空港近くで給油しようと考えた。事前にガソリンスタンドを調べずに、レンタカーセンターへ向かった。必ず近くの道路沿いにあると思ったからだ。しかしながら、ハイウェイを降りて、レンタカーセンターまでの道のりにガソリンスタンドは無かった。

 

そのまま引き返して、ガソリンスタンドを検索したら、レンタカーセンターへ左折する交差点を曲がらずに真っ直ぐ進めば、すぐに大きなシェル石油があった。ここは、以前にも給油した記憶があった場所だ。アメリカのガソリンスタンドの給油ポンプマシンに設置されている精算機では、日本のクレジットカードが使えない。(毎回NG。米在住の友人にも聞いたが、同じNG回答だった。)お店に入り、先に何ドル分か申告し、カード精算して給油しなといけない。今回は、$20分購入し給油すると、車内のメモリーは満タンメモリー100%ジャスト位だった。心配なので、お店に戻り追加$10買い足して、給油してみたら案の定、満タン状態でそれ位以上入らなかった。お釣り表示のサインが出ていたが、面倒だったので、お店の中へは戻らなかった。失敗。

 

そして、再度レンタカーセンターへ戻ったのだが、今度は入口を通り越してしまい、真っ直ぐ進んでいくと工事現場に迷いこんでしまった。来た道を何とか戻り、反対車線から強引に入口に切り込んで入った。3度目のフェニックス空港レンタカーセンターの利用なのに、また失敗してしまった。返却は、問題なく終えたと思う。昨年のように、後から多額の請求が来ないことを祈る。

 

 

空港閑散と停電

 

フェニックス空港から経由地のロサンゼルス空港は、難なくたどり着いた。搭乗順もプライオリティのグループ2に設定されていて、優先搭乗できた。飛行機も空いていて、新型機で快適だった。ロサンゼルス空港に到着後、国際線乗り換え時に、普通はそのまま国際線ゲートへ移動できるのだが、今回も一旦外へ出て、JALカウンターへ行きチェックインし直した。これは、座席のアップグレードを期待したからだ。しかし、復路は往路のように願いかなわず、あっけなく撃沈。

 

再度、面倒なセキュリティーゲートへ向かった。しかし、そこに搭乗客は皆無で、全く並ぶことなく通過できた。人の往来が多いロサンゼルス空港で、長蛇の列に並ぶことはあっても、皆無の経験はない。ここにも、コロナウイルスの影響が出始めていると実感した。

 

それから、午前中には飲食のレパートリーがほとんどないカンタス空港のラウンジには直行せず、フードコートでいつも食す窯焼きピザを食べに行った。それから、ラウンジへ。またもや今回も、自分がラウンジを出る12時頃のタイミングで、スタッフの方が大量のワインやお酒類を並べ始めた。このラウンジの午前中サービスには、いつも納得がいかない。日本のラウンジには、午前中でもアルコールは揃っている。そして、テーブル台も低めの平置きしかない。ラウンジ機能を重視し、パソコン等させない雰囲気をつくっているのか?ただ、結局、みな膝にのせて、パソコンを操作している。一部の席位は、高いテーブル代やカウンターを用意してほしいものだ。

 

ラウンジを出たら、搭乗直前に全館停電になった。こりゃ大変な事になったと一瞬思った。係の方からも復旧目処は全くの未定という。腹を括って、ラウンジに戻り、出て来たばかりのワインをゆっくり飲み始めた。そうすると、5分もしないうちに復旧しワイン1杯飲んだだけで、またゲートへ逆戻りしないといけなかった。タイミングが悪い。不満に思っていたワインには、1杯だけだがありつけた。

 

 

 

戦友ママさんの収穫レポート

 

ゲートから搭乗するタイミングで、聖地テンピに残っている親子のママさんからLINEで写真が届いた。開けて見てみて、びっくり!今日の収穫写真だった。そこには、大谷翔平とアルバート・プホルス選手のサインカードに、大谷のサインボールまで写っていた。きょうの聖地テンピでは、幸運なファンサービスが行われたようだ。めちゃくちゃ羨ましいと思った。

 

大谷は、今キャンプでは、二刀流調整の為、ほとんどファンサービスをしないという情報を、関係者やファンの方々からしばしば耳にしていた。(自分はたまたま幸運をものにできたと思っていた。実際、ラッキーだったが。)プホルス選手は、ボールにしかサインを書いてくれないと知人から情報を聞いたことがあった。実際、今回のプホルス選手のファンサービスの機会に、自分はカードにサインを書いて貰えなかったから、この情報を正しいと思い込んでいた。

 

しかしながら、大谷やプホルス選手のファンサービスの現実は、そんな決まり事や情報が全くあてにならないことがよくわかった。情報収集は大事だと思うが、情報だけによる固定観念や先入観等の決めつけは、やっぱりNGだと強く思い知らされた。

 

自分にとっては、改めて聖地テンピや3月奇跡のアリゾナは、普遍である朗報と受け取った。めちゃくちゃ羨ましいが、また来年のキャンプが楽しみになった。

 

 

2020年3月3日の大谷翔平

 

きょうの大谷翔平は、今キャンプの調整方針と変わる事なく、チームのビジター試合には出場しなかった。ホームに居残り、前日の投手大谷のブルペン入りから一転し、打者大谷のトレーニングに励んだようだ。そして、フリー打撃の直前には、即席サイン会も開いたとスポニチ柳原記者がツイートしてくれていた。聖地テンピに残っている戦友の親子は、このチャンスをものにできたんだろう。

 

もう一泊、聖地テンピに居たかった!

 

 

経由地関空到着後でのハプニング①

 

日本の到着経由地関空へ着いて、ホッとしたのも束の間、相次ぐハプニング。聖地テンピの旅のホリディ中、勤務先の仕事の支障が無いように、24時間体制の気持ちでメール等のレスポンスを行っていた。アリゾナと日本の時差は▲16時間なのだが、日本の日中時間帯は、丁度アリゾナの夜の時間帯に当たるので、プライベート時間と仕事時間帯に分けやすい。

 

聖地テンピのスタジアムを引き上げて、宿近くの行きつけのスターバックスへ入るのが、毎日ほぼ夕方17時頃。この時刻は、日本の午前9時頃にあたり、ちょうど仕事始めの時刻となる。就寝する深夜25時位の時刻は、日本の17時位なので、本当にプライベートと仕事のバランスが取れた時差に助けられている。

 

しかしながら、帰国フライトの約12時間位に及ぶ搭乗時間中に抜け穴があり、そこに嵌ってしまった。

 

ロサンゼルス空港を出発したのは、現地時間の13時頃で、日本時間の午前5時頃。それから経由地の関空へ到着したのは、18時30分頃。全くのビジネスタイムに被っていた。それまで聖地テンピ滞在中は、絶妙なバランスで仕事のレスポンスができていたのだが、最後の一日位は大丈夫だろうと、国際線機内の高額なWifi接続購入を行っていなかった。

 

関空に飛行機が着陸し、すぐに受信した部下からのLINEに緊急メッセージが入っていた。部下より、「社長からコロナウイルス対応の件で、メールで指示が入っていますが、返信大丈夫ですか?」と。慌てて、メール受信を始めたのだが、出発前に受信トレイ0件にしていたものが、200件を超えるメールが受信中だった。今日までホリディ中であることを知っていた部下たちの支払承認系のメールが、一斉に大量に入ろうとしていた。直近メールから受信が始まっていたので、社長から発信されたというメールに、なかなかたどり着けなかった。

 

スマホのOUTLOOKで、こんなにメール受信接続が悪いことは、今までに経験無かった。普段の件数よりも大量件数入ってしまったからだろうか。飛行機から降りるタイミングに始まり、イミグレーションを通過し、後述する少しトラブった税関を通りゲートを出たタイミングに、ようやく社長からの受信メールにたどり着けた。すぐにレスポンスし、社長からも即確認済メールが届き、何とか事無きを得たのだが。ヒヤッとした。

 

ホリディ中は、部下の理解や気遣いフォローもあって、完璧に対応していたつもりなのだが、本当に焦った。社長には、あえてホリディを報告せずに出発していた。。このご時世、コロナウイルス問題で、いろいろ判断や対処がスピーディに必要なタイミングだったから、やっぱり報告し難かったのだ…(汗)

 

経由地関空到着後でのハプニング②

 

関空の税関検査で、生まれて初めて、荷物疑い検査を受けた。持ち込み禁止物の種類が書かれた案内ボードをみせられて、この中のものは一切何も入っていないですよね?と強く念押しをされて、「では、カバンの中を確認させてください…」ときた。若い検査官だったが、疑いをもつような強い口調で言われたので、少しムカっときた。スーツケースは、当然のことながら堂々と開けた。今まで荷物検査なんて受けたことが無かったので、何が疑いのポイントですか?と尋ねると、年に複数回ひとりで入退国しているからという説明だった。そんな人間、たくさんいるやろーっと思った。スーツケースの中から大谷グッズが出てくると、「野球観戦ですか?大谷は試合で投げたんですか?」と。平静を装うトンチンカンな会話に呆れて、「今年は、まだ投げてません!」と強い口調で返しておいた。

 

機内執筆

 

ロサンゼルスから日本へのフライト約12時間の間に、3日分のドラフト状態だった観戦記ブログを書いた。自分にとっては、なかなかの文章量。時間は、たっぷりある機内。この時間の使い方も悪く無いと思った。復路の機内では、映画「ジョーカー」等、たくさんの映画を観る予定を考えていたが、ブログを書いた後に映画をみる気力は残っていなかった。

 

聖地テンピの総括について、もっといろいろまとめを書こうと、粗方の内容メモをとっていたが、やっぱり疲れていたので断念した。数日たってから、落ち着いたときに、あらためて振り返ってみようと思う。