エンゼルスが勝った!
ヤンキースの地区優勝決定が、エンゼルスとの第3戦まで持ち越された!
1階バックネット裏の最適な撮影場所、観戦場所を発見した!
試合終了後ホテルに戻ったら、明日の先発は田中将大投手にスライドされていた!
いい感じだ!
誤算もあった・・・
ニューヨーク滞在後半、スタジアム近郊のホテルへ移り変わる道のりで恐怖に慄いた。。
慌ててホテルを出たが為に、サインを貰うボールを部屋に忘れて、サインを貰い損ねた。。
ドタバタのマイナスな出来事もあった一日だったが、ニューヨークの旅は、エンジョイできている!
そんな旅の一日を備忘記に記録しておく。
スーツケース持参観光…
到着3日目の今日は、ホテルを市内からスタジアム近郊に移動することになっていた。ニューヨークに4泊滞在するのに、前半と後半で異なるホテルに分けたのには、いくつかの理由があった。1つ目は、前半日程に会社仲間と合流することになっていたので、待ち合わせし易い市内を選択。2つ目には、できるだけ安価で且つ遅い時間の試合終了後に帰宿し易いホテルを探したところ、結果的にスタジアム近郊に落ち着いえいた。
このホテルを2箇所に分ける選択肢をとったが為に、きょうは2つの問題が発生。
1つ目は、ホテルをチェックアウトした後、当初はホテルに荷物を預けて観光し、試合前に荷物を引き取り、スタジアム近郊のホテルに移動する算段だった。
しかし、ホテルをチェックアウトした後、ベルデスクに一時スーツケースを預けようとしたところ、$15かかることがわかり、ホテルに取りに帰る手間と、この日の日中予定であるランチとカフェの移動距離の少なさを考えると、ランチ代に相当する$15はもったいないと勘案し、結局荷物を預けない選択をとってしまった。これが後に仇となった。。
顛末は後に、11時にチェックイン時と同様、またもや長蛇の列に並びチェックアウト手続きを済ませた。この便利な世の中で、世界に名だたる主要都市ニューヨークの市内中心部で、未だアナログなチェックイン&アウト業務を行なっていることに、疑問をもったお客さんは多いと思う。これは、アメリカでしばしばいわれる、職種職業を無くさない為の一環なのか。そうでないと、この不効率さの説明がつかないと思った。
チェルシーマーケット再来
この日のランチは、昨日訪れたチェルシーマーケットが忘れられず、再来。レストランやフード関係を一周し、迷わず3ショップ巡ることにした。1つ目は、シーフードエリアで牡蠣&白ワインの前菜をとること。2つ目は、お肉の看板できになっていた、ホームメイドのホットドッグwithチーズを食べること。3つ目の仕上げのメインは、長蛇の列ができていたバーガーショップで、チーズ&ベーコンのダブルバーガーを食べること。朝からお腹は空き空きだったので、最高のプランニングに自己満足。
予定通り3つのショップを堪能し、ランチを楽しんだ。ほかにニューヨーク産のお土産菓子を2種購入し、ここまでは計画通りの予定だった。
予定が狂ったには、この後のカフェタイムだった。前日にチェルシーマーケットに隣接して、スターバックスの大きなプレミアム館?があることがわかっていたので、そこに向かったが、満席状態だった。しばらく待ってみたが、なかなか空きそうになく、市内にたくさんある他のスタバへ行くことにした。
ゆっくりカフェを堪能しながら、ブログやインスタを楽しむ為である。スマホの地図には、3ブロック毎にスタバがあり、どこかには入れるだろうと楽観的に考え、スーツケースを所持したまま移動した。これが大変だった。どこのスタバに行っても、席が空いておらず、待てばいいのに、次のスタバ、次のスタバへと移動してしまったのである。
結局、移動して3つ目のスタバも空きがなく、しばらく途方に暮れていた。一足早くきょうのホテルに移動しようかと決断しかけた時に、3つ目のスタバをもう1度のぞくと、空き席ができ無事カフェにありつけた。自分のイメージは、ニューヨークらしいお洒落なスタバでゆっくり寛ぐイメージだったが、その店はスタバらしくない明るいファミレスのような内装だった。まあ、席を確保できただけで良かったが。
浮浪者が溜まる雑木林を通り抜けてホテルへ
カフェの後、きょうからのホテルへ移動した。スタジアム近郊のホテルは、事前のホテル探しの際、何度もGoogleマップで周辺環境をチェックしていた。スタジアムを離れると治安の悪そうな地域に感じていたので、何度もチェックしていた。その中でも距離的に最もスタジアムに近いホテルを選んでいたので心配はしていなかったが、初めていく往路では、冷汗をかきながらとんでもない経験をした。
ヤンキースタジアムのある161st駅を出て、スマホ地図のルート検索を使って、ホテルに向かっていたが、進むに連れて歩道がなく高速道路しか見当たらない道まで出てきた。ルートを示す地図には、公園の間を抜けていくような案内がでていたが、そんな公園は全く存在せず。あるのは、人通りがない全く整備されていない、ヤバそうな雑木林のみ。
スマホの地図上、どうしてもこの雑木林を通り抜けないとホテルにたどり着けないようなルートだったので、意を決して入ったみた。
細い入口付近から浮浪者が複数いて、林の中にも少し遠目に浮浪者がいて、こんなアクセスが悪いホテルが本当に存在するのか、頭の中が疑問だらけだった。徒歩圏と案内が出ていたが、これでは毎回タクシーか、何か使わないとホテルにたどり着けないではないかと、ホテル選びの失敗を強く強く悔やんでいた。
このホテルは事前に支払い済みだったが、今からでもこのホテルの予約を放棄して、別のホテルを探そうかと考える位、最悪の道のりだった。陽の高い日中で、こんなに怖い思いをするのだから、夜なんて歩いてひとりで帰れる訳がないと、少し頭がパニクっていた。
とにかく、スーツケースをひきながら前へ前へと足早にホテルを探して進んでいくと、なんとかホテルに到着。道のりには反して、ホテルはベストウェスタンなのに、最新イメージで綺麗だった。チェックイン時の対応も良く、部屋も落ち着いた雰囲気で清潔感があり、先ほどまでのギャップに戸惑うほどだった。
部屋で身支度を整えてから、また先ほどの道を引き返すと思うとゾッとしていたが、復路のスマホ地図は、往路とは違う経路を案内していて、さっきの雑木林を通り過ぎなくて済むことがわかり、少し落ち着いた。
復路はホテル裏手の住宅街を抜けて、すぐにスタジアム専用と思われる巨大市営駐車場前に出ることができ、難なくスタジアムへ着くことができた。往路も同じルートを案内してくれていれば、あんな怖い思いをしなくて済んだのに。
欲しかった守護神ロブレス投手のサインを貰い損ねる・・・
スタジアムに着くと、昨日同様、厳格なセキュリティを通り中へ入った。情報サイト上では、ヤンキースタジアムもバックパックを禁止しているという情報もあったが、何の問題なく2日続けてクリアできた。次のミニッツメイドパークは、大きなイラスト入りの立て看板を配置し、バックパックの持ち込みを完全禁止しているそうだ。昨年9月時は、未だ大丈夫だったのに。
正面6番ゲートから入場すると、1塁側ライト寄りに出てくる。そこから、急いでバックネット裏方面から反対側のエンゼルスサイドへ移動。防御ネットが張り巡らせていないレフト寄りの最前列に向かった。
そこで、エンゼルスの投手陣が練習しているところを、しっかり写真に収めた。ビジター側ゆえに、本拠地アナハイムのようにファンは多くなかった。
練習が終わると、一部投手からのファンサービスが始まった。
ここでミスを犯した。いつもは必ずサインを貰うボールを所持してくるのだが、きょうはホテルまでの往路の道のりで動揺していたせいか、ボール置いてきてしまった。ホテルを出るときに、どうせ今日もサインは貰えないだろうと悲観的な気分になったことと、所持品を軽くするためでもあった。これが裏目に出た。
正直、名前と顔の一致しない中継投手がサインをしているときは、またの機会に貰えればいいかと思っていたが、そこに、守護神のハンセル・ロブレス投手がやってきて、気さくにサインに応じてくれていた。
ロブレス投手のサインは、欲しかった・・・。持参したエンゼルス公認の2019年ベースボールカードの中にもロブレス投手は含まれてなかった。シーズン前は、こんなに活躍するとは球団も考えていなかったのだろう。何もサインを書いて貰える代物はなく、泣く泣く諦めた。残念だった。
3階最前列は恐怖シート
気を取り直して、今日手配した座席シートに向かった。3塁側の3階最前列を予約していた。その場所に行って、またまたびっくり動揺する出来事があった。
3階の最前列は、腰から下位の高さのプラスチックガラス張りがあるだけで、目の前は岸壁?のようなところから見下ろす作りになっている。あまり高所恐怖症の類では無かったはずだったが、だいぶ足が震えた。隣席が居なければいいが、居れば退出時に狭い通路を抜けて出ていかないといけない。右側は断崖絶壁?
ここでゆっくり観戦することはできないと即断。前日のスタジアム内の散策で、いくつもスタンディングで観戦できるスペースがあることはわかっていたので、そちらを当たることにした。
ネット裏のスタンディングスペース
1階のバックネット裏付近からスペースを探すと、意外に人だかりは少なく、いいポジションがたくさん空いていた。1塁側にも3塁側にもずっとスタンディングスペースが続いており、立ち見ではあるが見易く、また撮影にはもってこいのスペースだった。
またこのスタンディングスペースの前には、アルミの特設バーカウンターが設置されていて、予約者のみが座れるカウンターになっているのだが、自分が立って居たネット裏正面のカウンター席のお客さんは、試合の途中で早々に引き上げた。(引き上げたように見えた。)すぐにそのカウンター席に座って、試合をみることができた。もちろんスタンディングスペースより前で撮影もできた。
サバシア投手の本拠地ラスト登板
ヤンンキースの先発は、昨日のセベリーノ投手の復活に続き、今季限りで引退を表明している、CCサバシア投手の本拠地ラスト登板に当てられていた。サバシア投手は、大谷翔平がメジャー挑戦を表明した際に興味があると言っていたが、ついに直接対決は叶わなかった。
そのサバシア投手は、立ち上がりの序盤は絶好調だった。2回には6番のブライアン・グッドウィン選手からテーラー・ウォード選手、マイケル・ハーモシヨ選手相手に全て三振をとり、3回先頭のマット・サイス選手も三振に討ちとり、4者連続の三振奪取で手がつけられない状態に見えていた。この三振シーンは、全てバックネット裏から見ていたので、凄く気迫が伝わってきた。
しかし、その後急に崩れ出し、安打と四球で2死満塁になったところで、突如交代となった。ラスト登板とはいえ、早すぎる降板にびっくりしていた。はじめから短いイニング予定だったのか、優勝を逃せない試合で早めに手を打ったのか、ヤンキースの投手事情が詳しくない自分はわからなかった。
この試合には、ジャンカルロ・スタントン選手も、6月以来の復帰を果たしていた。
エンゼルスの職人
きょうの試合を3対2で勝利したエンゼルスだったが、守りが素晴らしかった。守備で定評のある、コール・カルフーン選手は、前進のダイビングキャッチを披露し、アンドレルトン・シモンズ選手も2度ほど、強烈なあたりを好捕した。1点差の9回には、ロブレス投手が登場し、一打さよならホームランの可能性もある緊張感ある場面で、しっかり抑えた。
逆にヤンキースは、2対2同点の6回に1死満塁で、アダム・オッタビノ投手が平凡なピッチャーゴロを本塁へありえない暴投を放ってしまい、この大きなミスが決勝点につながってしまった。
アーロン・ジャッジ選手が、先制された直後の3回裏にすぐさま放った同点の第24号2ランホームランは活かせなかった。このジャッジ選手のホームランは、打った瞬間のスイングを捉えた写真を、しっかりバックネット裏から撮影することに成功した。
きょうの試合は、エンゼルスがリードし、粘り強いいい試合をしていたので、最後まで密かにエンゼルスを応援していた。ヤンキースの優勝決定の瞬間は、明日の第3戦でもいいと思っていた。ただ心配は、ニューヨークよりも遅い時間に試合がスタートしていた、2位のレイズが負けていることだった。負けてしまえば、その瞬間ヤンキースの優勝が決まり、貴重な機会には立ち会えなくなるからだった。
地区優勝の進捗
試合後のホテルへ戻る道のりは、所々の暗がりはあったが、復路の住宅街を抜けて、すんなり着いた。往路のあの恐怖道は、何だったのか!
往路の段階では、星一つも献上したくなかったホテルだったが、部屋に戻ると、前日までの質素なシャワーの滴る雫の音がしない、最高に快適な部屋であることが実感できた。何より清潔感が、全く違った。日本のビジネスホテル、ロイネットばりの大人空間が広く拡大された感じだった。
気分も良くなった!
そこで2つのニュースをみて、さらに小躍りした。2位レイズが9回に同点に持ちこみ延長戦を制したことから、ヤンキースの優勝が明日以降にお預けになったこと。そして、完全に諦めていた田中将大投手が、明日の先発登板を果たすこと。一気に運が取り戻せたようなニュースだった。
これでヤンキースは、マジック1のまま。明日、エンゼルスに勝てば、自力で地区優勝が決まる。
一方、次の旅先であるヒューストン・アストロズは、レンジャーズに勝ってスイープし、2位アスレチックスも、ロイヤルズに勝った為、アストロズのマジックは1つ減って2になった。
明日は、両チームともに試合が無いことから、ヒューストンでは、マジック2のままエンゼルス戦を迎えることになる。ヒューストンでは2戦を観戦予定。早ければ初戦で、アストロズが勝ち、2位アスレチックスが負けるようなことがあれば、優勝が決まってしまう。この場合、ヒューストンの方が、試合開始が2時間早い為、優勝の瞬間に立ち会うことはできなくなる。まだいくつかのパターンがあり、読めない状況だ。
それでも、今回の渡米観戦計画は、いい方向に向かっているように思う。残り3戦が楽しみだ。