現地時間4月5日、大谷翔平の行動記録。この日もルーティーンは変わらず、投打のリハビリ練習を行った模様。チームは、本拠地2戦目で、ようやく連敗を5つで止めた。立役者は、孤軍奮闘しているトラウト選手。2本のホームランで試合を決めた。投手陣も継投で、レンジャーズ打線を1失点に抑えた。

 

 昨日の話題は、岩手県の大船渡高校からU18代表で研修合宿に参加している、佐々木朗希投手が、高校生記録となる球速163キロをマークしたことだろう。大谷が高校3年の夏の予選大会で記録した160キロを超えた。また凄い投手が、高校生で現れたものだ。本人は3年春の時点で、160キロをマークしたいと思っていたとコメント。しっかり計画して鍛錬してきた成果なんだろう。心配になったのは、結局豪速球を投げる投手は、肘に負担がかかるため、故障し易いという昨今の傾向。大きな問題なく、この夏の甲子園にステップしてもらいたい。

 

エンゼルス・大谷“二刀流”のリハビリ実施 45スイング&70球! ※スポニチ

###

エンゼルス大谷翔平投手(24)は5日(日本時間6日)、本拠地エンゼルスタジアムで投打二刀流のリハビリを行った。

 レンジャーズ戦の試合前に、打撃はティー打撃5スイング、トス打撃10スイング、ケージ内で上手投げされたボールを10スイング、屋外でのフリー打撃を20スイングと計45スイング振った。

 投手練習は全体練習に交じって行った。最長19・8メートルの距離で15球、クールダウンなども含めて計70球投げた。

 投手練習は月、水、金曜日の週3日ペース。今季中は打者に専念し、投手としての復帰は来季からを目指している。大谷は投球メニューについては「まだ時間もあるので、そこまで上げる時期でもない。ボールの質というよりは、投げた次の日の反応を見て、どの程度かというところ」と話す。

 今後は段階を経て、投手と実戦形式で対戦するライブBPへ移行し、5月の復帰を目指す。ブラッド・オースマス監督は、フリー打撃の全体練習合流については「そのうちやるが、いつになるかは分からない。他の選手が強く打っているのを見て、感化されてしまうかもしれないので」と慎重な考えを示した。(アナハイム・後藤 茂樹)

###

 

エンゼルス、主砲トラウトが決勝&ダメ押し弾 やっと2勝目「こういう試合ができれば…」 ※ベースボール・チャンネル

###

ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手が5日(日本時間6日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのテキサス・レンジャーズ戦で決勝弾を含む今季初の1試合2本塁打を放つ活躍を見せ、チームの連敗を「5」で止めるとともに3月29日(同30日)以来の2勝目に貢献した。

【動画】主砲トラウトの意地!8回にダメ押し弾で勝利に貢献

 苦戦が続くエンゼルスにあって、奮闘を続けているのがオフに12年総額4億3000万ドル(約479億円)の超大型契約を結んだトラウトだ。

 試合前まで2試合連続安打中で打率.350としているトラウトはこの日「2番・中堅」で先発出場。1-1の同点で迎えた6回、レンジャーズ先発のランス・リン投手に対してカウント2-0からの3球目、真ん中に入った93マイル(約150キロ)の速球を捉えると、打球は右中間スタンドに飛び込む第2号勝ち越しソロ本塁打となった。

 試合は2-1のまま試合終盤に入り、8回にトラウトの第4打席が回ってきた。1点の重みが増すこの状況でトラウトは、レンジャーズ2番手のジェシー・チャベス投手と対戦。カウント3-1と打者有利となったところで、外寄りの88.3マイル(約142キロ)のカットボールを見逃さず、打ち返した打球は再び右中間スタンドに突き刺さる第3号ソロ本塁打となった。

 5連敗中だったエンゼルスは、トラウトの勝ち越し、ダメ押しの本塁打によって3-1で勝利。3月29日以来、6試合ぶりの勝利でようやく今季2勝目を挙げた。

 米公式サイト『MLB.com』によると、トラウトは試合後「我々はこのところ苦労している。投手陣は素晴らしいが、攻撃面での苦労が大きい。我々は日々努力し、得点を重ねていきたいと思っている。そしてこういう試合ができれば勢いが増すし、勝利を積み重ねることができる」と、苦しい状況の中で主砲としての心情を述べている。

 この日のトラウトは、試合前に昨季のシルバースラッガー賞受賞のセレモニーでトロフィーを受け取った。また自身のボブルヘッド人形がファンに配られたこともあって、ファンの期待に応える活躍を見せる形となった。現在チームは2勝6敗でアメリカン・リーグ西地区最下位に沈んでいるが、大谷翔平投手の復帰までに、トラウトを中心にどこまで挽回できるかが今季を戦い抜く上で非常に重要になってくる。

###

 

U18代表合宿で佐々木朗希が大谷超えの高校生史上最速163キロ。「球速としてはよかった」 ※スポーツ報知

###

今夏に韓国で開催される18歳以下のU18W杯に向けた国際大会対策研修合宿が6日、奈良県内で行われ、今秋ドラフト1位候補で大船渡(岩手)の佐々木朗希投手(3年)が、ケース打撃で高校生史上最速の163キロをマークした。中日のスピードガンで、2012年に花巻東高時代の大谷翔平(現エンゼルス)が記録した160キロを超えた。2回を投げ、6者連続三振を奪い、日米のスカウトを大興奮させた。

 ボール球だったが、自己最速を6キロも更新した佐々木は「すごく緊張して、変に力が入ってしまった。指にあまりかからず、捕手が構えたところにいかなかった。(手応えは)あまり…。スピードがすべてじゃないと思うけど、春の時点で(160キロを)出したいと思っていた。球速としてはよかった」と、少しだけ満足感を漂わせた。

 同世代トップクラスの打者に手も足も出させず「打たれるんじゃないかと思っていた。いつもテレビで見ている打者なので、いろいろ見られたらと思っていた。しっかり抑えられたので、去年より成長したかな」と、手応えを示した。

 高校時代の大谷をスピードで上回ったが「まだまだ雲の上の存在。近づけるように、いつかは超えられるようにしたい」と、大きな目標を掲げた。

###