昨日の大谷翔平は、本拠地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に2番DHでスタメン出場し、5回の3打席目に相手先発のジェームズ・シールズ投手から第9号ホームランを記録した。この試合は、プホルス選手、トラウト選手にもホームランが飛び出し、エンゼルス主砲の華々しい競演試合となり、チームは11対3で快勝した。

 

大谷翔平、“怪物級”9号2ラン プホルス&トラウトと初競演弾でエ軍連敗止める

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 エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地ホワイトソックス戦に「2番・DH」で2試合ぶりに先発出場。5回に2桁本塁打に王手をかける9号2ランを放ち、4打数1安打2打点3三振1四球だった。エンゼルスは、プホルス、トラウト、大谷が初めて同じ試合で本塁打をマークし、11-3で快勝。連敗を「2」で止めた。

 大谷は初回1死走者なしの場面では、メジャー通算142勝の右腕シールズのチェンジアップに空振り三振。しかし、エンゼルスは続くトラウトの27号ソロで1点を先制。2回にはプホルスの17号ソロも飛び出し、2-0とした。プホルスは通算631本塁打として、ケン・グリフィー・ジュニアを抜き、歴代単独6位に浮上した。

 3回、大谷は2死走者なしで四球を選ぶ。トラウトが二塁打で続くも、アップトンが凡退して追加点はならず。すると、エンゼルスは先発スカッグスが4回に2点を失って同点とされた。

 しかし、5回にカルフーンのタイムリーで勝ち越し。なおも無死二塁の好機で大谷が驚愕の一発を放った。シールズの初球の88マイル(約142キロ)の真っ直ぐを捉えると、打球は右翼スタンド中段へ。貴重な追加点を持たらす2試合ぶりの9号2ランは、打球速度110.4マイル(約178キロ)、飛距離446フィート(約136メートル)の特大弾となった。飛距離136メートルは大谷の今季の本塁打の中で2番目の飛距離となった。

 エンゼルスはこの回、シモンズのタイムリーでさらに1点を追加。大谷は6回無死一、二塁の好機でフルカウントから右腕ボルスタッドの内角へのボールを見送るも、ストライク。微妙な判定で見逃し三振に倒れたが、続くトラウトがこの試合2本目のホームランとなる28号3ランを放った。その後、バルブエナの2点タイムリーも飛び出して9点差に。試合を決めた。

 大谷は7回2死走者なしでは左腕サンティアゴの前に見逃し三振。3三振を喫したものの、米メディアが「モンスター本塁打」などと伝えた強烈な一発でインパクトを残した。打率は.278、OPS(出塁率+長打率)は.898となった。エンゼルスは大勝で連敗を「2」で止めている。

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大谷翔平、試合前には小児科病院を訪問で笑顔満開 少女と歌い始めるも…

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 エンゼルスの大谷翔平投手が、特大の9号ソロを放った25日(日本時間26日)の本拠地ホワイトソックスの前に小児科病院を訪問した。米メディアは、子供と一緒に「雪だるま作ろう」を歌おうとしたものの、分からずに大谷が“困惑”する様子の動画も公開。それでも、顔には満面の笑みを浮かべており、本人も試合後に「僕自身も楽しかった」と振り返っている。

 エンゼルス戦を中継する地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」で試合後のヒーローインタビューなどを担当するレポーターのアレックス・カリーさんは、ホワイトソックス戦の前にツイッターで1本の動画を紹介した。

 カリフォルニア州オレンジ郡にある小児科病院を訪問した大谷とカリーさんが、少女を挟んで座っており、一緒に「雪だるま作ろう」を歌い始めるという内容。「ショウヘイ・オオタニと私は今日、CHOCチルドレンズで小さな友人ができた。彼女は大きくなったら歌手になりたくて、アナと雪の女王が大好きだと言った。だから私たちは『雪だるま作ろう』を一緒に歌い、オオタニも日本語で歌った!」との説明を添えている。

 最初は歌にチャレンジした大谷だったが、分からずにすぐに“断念“。水原一平通訳から「歌ってよ」と突っ込まれるものの、「分かんないもん!」と“反論”している。さらに、カリーさんからも指さされたが「分かんないだって!」と、こちらにもなんと日本語で回答。水原通訳に英語で伝えられたカリーさんが納得の表情を浮かべて歌を続けると、大谷はこれを優しく見守り、最後は少女とハイタッチをかわしている。その顔には終始、笑顔が溢れており、メジャーを沸かせる二刀流右腕にとっては貴重な時間となったようだ。

 ホワイトソックス戦後、小児科病院への訪問について聞かれた大谷は「いろんな子にあって色々遊んだりしましたけど、僕自身も楽しかったですし、チケットとかも渡せたので、その子たちが来た時にまたいい活躍ができるように頑張りたいなと思います」と話した。

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大谷 2桁アーチ王手「場面に合った仕事ができれば」

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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が25日(日本時間26日)、本拠地ホワイトソックス戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席に9号2ランを放つなど4打数1安打2打点だった。本塁打の飛距離は446フィート(135・93メートル)。自身2番目の飛距離となった。

 【大谷と一問一答】

 ――本塁打の場面について。
 「良いところでは出たかなとは思いますし、カルフーン選手が勝ち越しの一打を打ってくれたので、気持ち的には楽にいけたかなと思います」

 ――今季3度目の「2番・DH」。
 「後ろに今日はトラウト選手がいたので、なんとかそこに良い場面をぶつけられるようにいきたいなというか、それが僕の仕事なのかなと思っていた。できれば(6回の)一、二塁の場面で満塁にできればもっと良かったのかなと思います」

 ――今日の本塁打は今季自身2番目の飛距離となった。
 「ボールとしてはすごいインコースのカット(ボール)なので、なかなか難しいのかなとは思うんですけど。上手く反応できて、結果的に飛距離は後からついてくればいいと思うので、良いアプローチができたんじゃないかなと思う」

 ――2桁本塁打にリーチをかけた。
 「もちろん1本でも多く打てば、勝つ確率が高くなりますし。良い試合運びができると思うので、打席の中でその場面に合った仕事をしっかりできればいいんじゃないかなと思います」

 ――試合前に行った病院訪問について。
 「いろいろな子に会って、いろいろ遊んだりしましたけど、僕自身も凄く楽しかったですし、またチケットとか渡せたので、またその子たちが来たときに良い活躍ができるように頑張りたいなと思っています」

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