昨日の大谷選手は、前日に続き鎌ヶ谷で、リハビリ自主練を行った。この日、報道陣には、オフ期間中の取材自粛願いが出たようだ。当面、大谷選手の心境等は、聞けないようだ。

 

大谷 報道陣に異例のお願い 個別取材&番組出演ストップ

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 日本ハムから米大リーグ・エンゼルスに移籍が決まった大谷翔平投手(23)が13日、報道陣に異例の“お願い”を申し出た。トレーニングや諸手続きなど渡米準備に専念するため、個別取材や番組出演は一切控えるというもの。投打二刀流での成功に向けて、あらゆる環境整備に集中する意向だ。

 夢にかける決意の表れだった。“お願い”は日本ハムを通じ、各報道機関へ連絡。文面には「大谷選手側から渡米まであらゆる個別案件への対応を行わず、次のステージ準備に専念したいとの申し出があったことをお伝えします」と記された。

 メジャー各球団の大争奪戦の末、新天地はエンゼルスに決定した。だが、その後も日米での“大谷狂騒曲”は収まる気配はない。この日も練習する千葉・鎌ケ谷の日本ハム2軍施設にはテレビ、新聞の各メディアが集まり、動向に注目した。

 大リーグでの投打二刀流の成功は、伝説のベーブ・ルースひとりだけ。大偉業を成し遂げるには、周到な準備が必要となる。今後は日本ハムの退団会見も検討されているが、大谷は公式行事以外は渡米準備に極力専念したい考えだ。

 この日は米国から帰国した前日に続き、キャッチボールとマシン打撃で二刀流調整。右足首の手術後、初めてスパイクを履いてランニングメニューも消化した。福田2軍チーフトレーナーも「感じはすごく良かった」と語り、順調な調整ぶりをうかがわせた。

 寮から球場へ向かう際、大谷は詰めかけたファンから「おめでとう!」と声をかけられ、笑みを浮かべた。日本選手で、誰も成し遂げていない夢を背負う23歳。万全の準備を整え、海を渡っていく。

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大谷術後初スパイク着用「感じはすごく良かった」

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 エンゼルス入りが決まった大谷翔平投手(23)が13日、日本ハム2軍施設の千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った。

 キャッチボールやマシン打撃のほか、ランニングメニューでは右足首の手術後初めてスパイクを着用した。日本ハムのトレーナーは「ソールの硬い靴(スパイク)を履いて、どうなるか試したかった。感じはすごく良かったです」。10メートルや30メートルの短距離ダッシュも繰り返した。

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