【日ごとの糧】(ローズンゲンによる)
2024年2月27日
わたしの咎をことごとく洗い
罪から清めてください。
(詩編51編4節)
言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、
悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」
(ルカによる福音書15章7節)
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「悔い改め」という言葉が出てきていますが、これは方向転換という意味が
あります。詩編にある祈り「わたしの咎をことごとく洗い、罪から清めてください。」
は、悔い改めの心があってこそ促されて出てきた言葉です。それまでは咎めを無視できたし
神への反抗もそれほど深刻なものとは思っていなかってけれど、そうではないのだと気づいたとき
詩編の作者は方向転換を希望し、それを口にしているわけですね。
これが悔い改めです。
そして、そういう方向転換を神様は大いに喜んでくださるというのです。
しかし、今のままではいけないとか、この考え方で本当に良いのかなと思い巡らすことなしに
悔い改めはなかなか起こりませんよね。別に今のままで良いと思っているとしたら。
自分を吟味し、自分の中に神様を悲しませている要素や自分のエゴとか明らかな方向性のズレとかに気づいたら、その促しにしたがって「方向転換」が必要です。
不思議なことに意識の方向転換が自覚できると、それまでのこだわりがとてもつまらないこだわりだった
ことに気づくと思います。
悔い改めによって「心機一転」新鮮な再出発を経験できます。
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歌は「沈黙の中に」
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