有川浩原作の「植物図鑑」の本は以前に読んで、けっこう面白かったので、映画のほうも見てみた。
恋愛映画としても、それなりに楽しめたし、なにより自分としては、野草好きで山菜を採ったり、野草の写真を撮ったりしている主人公の姿は他人ごとに思えなくて、結構入り込んで見ることができた。

少しネタばれになってしまうけど、主人公のいつきが最終的に植物写真家になるという自分の好きな道に突き進んだところなんかは、かなり影響されてしまい、自分も好きな植物の写真や、植物図鑑アプリとかで食べていくことを本気で目指したほうがいいんじゃないかと思ってしまった。

ところでこの映画が公開されると知った去年の終わりくらいから、この映画がヒットしたら野草に興味を持つ若者が増えて、植物図鑑アプリのダウンロードが劇的に増えるんじゃないかという淡い期待を持っていたのだけど、今のところ全くそういった影響は出ていないようだ。

それでも野草好きの青年が恋愛映画の主人公になるなんて自分が20代くらいの頃には考えられなかったことなので、世の中も随分変わったものだ。

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