無事に幼稚園に入園することが決まって、
一番ほっとしたのは・・・私でした。
ライゴーにいなくなってほしいというわけではなく、
ライゴーが、普通の子と同じように幼稚園に通える・・・という事実が、
嬉しかった。
帰りにバスを待っている間にマックでポテトを買ってあげました。
「熱いからね」
というと、ポテトを持って「あちっ!!」というライゴー。
フゥーフゥーと息を吹きかけて、
嬉しそうに食べているライゴーを見て、
今まで感じたことのない安らぎと、穏やかな気持ちになりました。
私だったんです。
ライゴーを特殊な子供だと思っていたのは。
生まれたときから、寝つきが悪くて、
眠りが浅くて、すぐに起きて泣いて・・・。
一日中抱っこにおんぶ。
お風呂上りの歯磨きが嫌で泣くと、警察が虐待じゃないかと飛んできたり、
言葉が遅くて、自分の思いが伝わらなくて泣いて、
泣き始めると、手がつけられなくて・・・。
私が泣き出す始末で・・・
離乳食はほとんど食べないまま、1歳半が過ぎ、
ほんとに、この子はこんなんで大丈夫なの?って不安しかありませんでした。
みんな、子育ては大変っていうけど、
ほんとに、こんなに大変なの?って思うくらい。
そして、今回の幼稚園の一件で、
私の不安が的中した・・・やっぱり、私が思っていたとおり、
ライゴーは他の子とは違うんだ。。。
そんな風に思ったんです。
差別的な言い方になっていたらすみません。
例え、発達に問題があっても、
元気ならそれでいい・・・口ではそういいつつも、
毎日毎日が、不安でたまらなかったんです。
私のせいだ・・・私のせいだ・・・。
いっそのこと、ライゴーと一緒に死んでしまおうか・・・と、
思った日もありました。
自分で、自分のことを苦しめていました。
他の誰かのせいにして、
ライゴーのせいにして、
自分で自分の気持ちを、追い詰めて追い詰めて・・・・
そんな毎日が、水曜日に終わりました。
私は、なんてひどい母親だったんだろうと思いました。
ライゴーに何度も何度も、謝りました。
たくさん、たくさん、抱きしめました。