「私は、今年SMAPのコンサートだって我慢して行かなくて、
変わりにディズニーランドに行こうって言ってたのだって、
結局行かずに終わって、
2人で過ごすのもあとちょっとだから、どっかに旅行に行きたいって思っても、
仕事が忙しくて、平日に休みなんか取れないだろうから、
それも我慢して・・・・。
それで、痛い思いして、赤ちゃん産むのに、
産んでから、自分が使いたいベビーカーも使わせてもらえないの?
私の楽しみなんて、全部奪われていくだけじゃん!!
最初は、私が気に入ったやつを選んで買えばいいって言ってて、
一緒に選んで欲しいって私が頼んだら、頼んだで、
今度はめんどくさくて?
一緒に見に行くだけで、実際選ぶのは私で。
お古くれるって言ったら、ラッキーって思ってもらって?
そんなの、全部だーりんの都合じゃん。
私の気持ちなんか、何にも考えてくれてないじゃん。
今日だって、指輪二人分買おうって言ったら、
自分の分は勿体無いから、私のだけでいいとか言って。
本当はつけたくないからっていう理由なのに、
だーりんの分の指輪も買うくらいなら、
赤ちゃんのもの買ってあげたいとか言ってたくせに。
なのに、お古もらえたらもらうってなに?
じゃあ、何のために一緒に指輪買わなかったの?
つけたくないからじゃん!!
だーりんは、赤ちゃんのもの買うために節約してるんじゃなくて、
自分が会社辞めたときに、お金がないと困るから、
節約してるだけでしょ!!
自分のことしかかんがえてないくせに、
赤ちゃんのこと、ちゃんと考えてるフリすんのやめてよっっ!!」
「俺は、別に新しいの買わなくたっていぃって思ってる。
ベビー布団だって、赤ちゃんが、寒くなくて、風邪引かないなら、
それで十分だし、
ベビーカーだって、タイヤがついてて、ちゃんと赤ちゃんが乗っかって、
ちゃんと押せるなら、なんでもいいと思う。」
「私が使うのに?
私が使うものなのに、なんで私は選ぶ権利も与えてもらえないわけ?
使い勝手が悪くても、叔母さんや、だーりんのお母さんのご機嫌取るために、
自分に合わないものでも、一生懸命使わなくちゃいけないわけ?」
「そんなこと言ってないでしょ。
使い勝手が悪かったら、新しいの買えばいいじゃん。」
「新しいの買って、私が悪く思われて?
私が嫌われてもいいんだ?私の悪口一緒になって言うんだ?」
「言うわけないでしょ。」
「ベビー布団だってそうだよ。
お古使えって言われて?
お古使って、赤ちゃんが喘息になったり、アレルギーになったら、
私が喘息だったからって責められるんじゃん。
それが嫌だから新しいの買うって言ったら言ったで、
感じ悪く思われて、嫌われるのわかってるじゃん。
なのに、新しいの買って、
もらったお古の布団は、誰かにあげるとか言って。
あげたらあげたで、また私が悪く思われるんじゃん。
そんなのど~でもいぃと思ってるから、
平然と言えるんだよ。」
「思ってないって。
ゆきちゃんが、俺の親戚に悪く思われないように・・・っていうことを、
最優先に考えるに決まってるでしょ。
あげるとしても、送り返すにしても、ゆきちゃんが悪くならないように、
慎重にしようと思ってるよ。」
「そんなこと出来るわけないじゃん!!
どっちにしても、私は悪く思われるんだよ!!
だーりんは、私がみんなに嫌われたっていいと思ってるんでしょ。」
「思ってないよ。
それに、ゆきちゃんのこと悪く言ったら、そんなの聞きたくないって言うし、
ゆきちゃんが、俺の親戚から仲間はずれみたいにされるようなことがあったら、
ちゃんと、俺がゆきちゃんのこと守るよ。」
「守ってなんてくれないくせにっっ!!
私のこと、好きじゃないもん!!
好きじゃないから、だーりんは、私のことなんか守ってくれないもん!!
私は、だーりんにとってなんなの?
ただ、赤ちゃんを産む人?」
「ゆきちゃんは、大切なアドバイザーで、
パートナーだと思ってるよ。」
そぅ言われたときに、鼻で笑ってしまった。
だって、おかしいでしょ。
「俺の答えって、鼻で笑っちゃうような答えなの?
じゃあ、ゆきちゃんにとって俺はなに?」
「私にとって、だーりんは好きな人だよ。
結婚して、夫婦になっても、
赤ちゃん産んで、それぞれが、パパとママになっても。
私にとっては、だーりんは好きな人だよ。
ずっと、ずっと、好きな人だよ。」
だーりんは、泣きながら答える私の言葉を、
私の顔をじっと見つめながら、ただ、黙って聞いてた。
なにか、考えているのか。
なにか、思っているのか。
そんなことわかんなかった。
好きな人なのに、わかんなかった。
ふと、時計を見ると、夜の11時半で。
だーりんに、誕生日おめでとうって言われてないことが、ひっかかってて。
なんで言ってくれないのか。
好きじゃないから言わないんじゃないのか。
私のことは、やっぱりどうでもいいんだ・・・と。
全部悪循環だった。
「ゆきちゃんのこと、好きだって、
何回も何回も言ってるのに、なんでわかってくれないんだよ。
なんで信じてくれないんだよ。」
「・・・今日だって、誕生日おめでとうって言ってくれてない。
前は・・・・。
前、メールも、電話も、くれなくなったときでも、
誕生日だけは、ちゃんとメールくれた。
メールしても返事くれなくて、
電話しても出てくれなくて、
すっごくむかついて、嫌いになってやろうかと思ってたのに、
そんな、誕生日の日に、たった数行でも、
ちゃんとメールくれただけで、
私は、やっぱりだーりんが好きだって思ったし、
だーりんも、私のこと好きでいてくれてるって思えたよ。
なのに、今年は、隣にいるのに・・・。
ずっと、一緒にいたのに・・・。
おめでとうって言ってくれなくて。。。
指輪だって、私がほしいって前に言ったから、
また、買わないと私が不機嫌になるから、しょうがなく買って、
ケーキだって、私が食べたいって言ったから、
しょうがなく買って。。。
そんな風に買ってもらったって、
指輪も、ケーキも、嬉しくない!!
全部、だーりんの行動には、
心がこもってなくて。
全部、仕方なしにやってるようにしか見えないよ・・・・・。
なのに、なんで私のこと好きでいてくれてるって、
信じることが出来るの?
だーりんの行動を見てたら、信じられなくなるのは、
仕方のないことじゃないの?」
泣きながら、全部話した。
苦しかった。
「誕生日おめでとう・・・・。」
「言ってから言われたって嬉しくない!!」
「・・・・・言うの遅くなってごめん。
ただ、ひどいよ。」
胸に突き刺さった。
「・・・・指輪のこと?」
「うん。
俺・・・ずっとゆきちゃんに指輪買ってあげようって思ってて。
今日、ちゃんと買えて。
や・・・・好きだから、買ったんだよ。
なのに、気持ちがこもってないって言われて。。。。
うん。。。。
なんか、ショックだね。」
何も言えなかった。
しばらく沈黙が続いて、だーりんが立ち上がった。
「今日は、もう寝よう。
もう1時だし。」
「もう話したくないから?
どうでもいいから?」
「いや・・・・違う。
ただ、解決する方法が、全くわからん。
俺が、好きって言っても、好きじゃないんでしょって言われて。
俺がなんかしても、ご機嫌取りだって言われて。
どうでもいいんでしょって言われて。
全部、俺のすることなす事、
ゆきちゃんには裏目にしか伝わってなくて・・・。
なんか、むなしい。
ただ、それは、俺が1回離婚してるから、信じてもらえないのか。
もっと、違う理由でなのか。
それすらもわかんないし。。。
どっちにしても、今日話したところで、
全部解決できるわけじゃないと思うし。
これから先、まだまだ時間はあるから、何回も話し合って。
ちゃんと、伝えていけたらいいな・・・って思う。」
「これから先って?」
「死ぬまでずっと一緒にいるんだから、
ずっと、わかりあえるまで話す。」
「じゃあ、私は死ぬまでずっと、
こんな気持ちでいなくちゃいけないわけ?」
「死ぬまでずっとそんな気持ちを持ち続けるの?
ゆきちゃんは、そんなにずっと俺のこと信じてくれないの?」
「・・・・・。」
「まぁいぃや。」
そぅ言って、13日はお風呂に一緒に入って、
一緒に寝ました。
寝るときに、だーりんに近寄ると、
きちんと抱きしめてくれて。
「私のこと、嫌いになったでしょ?」
「いや。
むしろ、そういう考えを持ってたんだなって。。。
新しい一面を知ることが出来て良かったと思うよ。」
と、きつく抱きしめて、チューをいっぱいしてくれて。。。。
だけど、私はそんな風にされれば、されるほど、
かなしくて。
だーりんは、
泣き出した私の背中をポンポンとたたいてくれた。
いつの間にか、私は寝てしまったけど、
だーりんは、私が眠るまで、ずっと背中をポンポンしてくれてたのは、覚えてる。
ケーキも食べず、涙で終わった誕生日でした。