「なんで私と結婚したの?」
「ゆきちゃんと、この先の人生を一緒に過ごしたいって思ったから。」
「そんなこと聞いてないでしょ。
いっつもいっつも、私がなんで私なのか聞いたら、
そういう変な大きな次元の話して、逃げようとして・・・むかつくなぁ。
なんで私なの?って聞いてるの。」
「ゆきちゃんのことが好きだし、
俺の子供が欲しいって言ってくれたから。」
「子供が欲しいだけなの?
私は子供産むための人間なわけ?
だーりんにとって、私ってなに?」
「ゆきちゃんのことは、いぃアドバイザーだと思ってる。」
「は?
アドバイザー?」
「俺とは、違う目線から物事を見ることが出来て、
すごく、こぅ・・・・現実的に物事を認識するというか。。。
俺が、物事を決める岐路に立ったときに、
ゆきちゃんの意見は、すごく参考になる。」
「参考になんてしないくせに。」
「してる。」
「じゃあ、今まで参考になって、結果に何かしら影響を与えた例を言ってみてよ。」
「・・・。」
「ないんじゃん。
いっつもそぅでしょ。
私の意見なんて聞いたって、くだらないとか言って怒って、
結局自分の意見を通すじゃん。
アドバイザー?
聞いて笑っちゃうよ。
私がなんか言うとすぐ怒るくせに。」
「俺がいつ怒った?」
「仕事のこと聞いたときに、私が意見したら怒ったじゃん。
人のこと何にもわかってないみたいなこと言って。」
「あぁ・・・・笑」
「わらってんじゃねぇよ。
アドバイザーとか言っておいて、
私が意見したって怒るんじゃ、私は、アドバイザーでもないと思うんだけど?」
「そぅ?
でも、参考にはしてるよ。」
「参考にしてるだけでしょ?
右から左に流してるだけでしょ?
結果にはなにも響いてないんでしょ?
そんなの、参考にしてるなんて言えないし、
私のことアドバイザーなんて言えないと思うよ?」
「・・・・。」
「私って、だーりんにとってアドバイザーなんだね?
奥さんでもなく、アドバイザーなんだ?
他人だしね?」
「そぅだよ。
ただ・・・俺にとっては、アドバイザーってすごく重要な存在って意味なんだけど。」
「そんなこと、後からなら何とでも言えるでしょ。
そんなの、信じるわけないじゃん。」
「・・・・ゆきちゃんは、俺のこと信じてくれないんだね。」
「信じられるわけないじゃん!!
いっつも不安で、心配で、しょうがないよ。
いつ捨てられるか、
いついらないって言われるか、
いつ、離婚したいって言われるか、
毎日毎日、そんなことばっかし考えてるよ。
嫌われないように、嫌われないように・・・・って。
イライラすること、毎日1つはあって、
でも、それ言うとまた怒って、ケンカになるからって思って、我慢して。
ストレスたまって、モヤモヤして。」
「言えばいいじゃん。
なんで言わないんだよ。」
「言えるわけないじゃん!!
信じてないんだから。
信じてる相手になら言えるよ。
心開いてる相手になら、素直になれるよ。
でも、違うんだから、言えるわけないじゃん。」
「そっか・・・・。
そういうことがあるんだな。」
「なにが?」
「一度離婚すると、一番信じて欲しい人に、信じてもらえないっていうことがあるんだな。」
「信じることも、信じ続けることも、
そぅ簡単に出来るもんじゃないんだよ。
特に、その人のこと知れば知るほど、信じていいのか、
信じたらいけないのか、わからなくなるんだよ。」
「そぅ?俺はそんなことないけど。」
「私は、特にそうなの。」
「ふぅ~ん。」
「・・・ふぅ~んって言った?
今、ふぅ~んって言ったでしょ?
誰のせいでこんな風に人を信じられなくなったと思ってるわけ?
だーりんにだって原因はあるんだからね?
ちょっとは自覚してよ。」
「なにが?」
「何が?じゃないよ。
だーりんが何回も私のこと捨てたから、
だーりんのこと信じるのだって難しいんだってば!!」
「俺は、何度も捨てた覚えなんてないよ。
1回だけだ。
ゆきちゃんと、別れたのは1回だけ。
他のは、別れじゃない。
俺の中では、そんな意識なかったもん。」
こいつ・・・・ホントに自分が全部正しいと思ってるんだ。
すっげぇむかつく!!!!