3日間、「精神と時の部屋」に入ってきました。
僕が勝手にそう呼んでいるだけですが、アチーブメントのダイナミックアドバンスコースを受講してきました。
朝から夜まで、自分自身と向き合い続ける3日間。
普段の診療や手術、学会、論文では学べないことを本当にたくさん学びました。
自分が何を得るためにここへ来たのか。
何を変えたいのか。
何を大切にして生きていきたいのか。
それを自分で考え、自分で気づいていく。
だから同じ3日間を過ごしても、得るものは人によって全く違うのだと思います。
僕には、2035年12月31日までに「世界一、脂肪吸引が上手なドクターになる」という目標があります。
ただ、これが非常に難しい。
売上世界一になれば世界一なのか。
症例数世界一になれば世界一なのか。
僕は違うと思っています。
技術。
医学的知識。
安全性。
デザイン。
傷跡への配慮。
ダウンタイムへの配慮。
長期経過を考えた手術。
他院修正を含む高難度症例への対応。
論文。
国際学会発表。
海外講演。
教育。
教科書。
新しい器具や術式の開発。
世界中の医師が手術を見学しに来ること。
世界中の医師が僕の論文を引用すること。
世界中のメーカーから相談されること。
そして何より、世界中のお客様から「脂肪吸引なら小野聡真」と思っていただけること。
僕にとっての「世界一」は、こうしたものを全部含んでいます。
だから単純な数字では測れません。
そこで僕は、世界のトッププレイヤーが持っている要素を一つずつ洗い出し、2035年までの約10年間ですべて満たしていくことを一つの目安にしています。
海外へ手術見学に行く。
国際学会で発表する。
論文を書く。
全身の脂肪吸引を極める。
修正手術や高難度手術にも対応できるようになる。
脂肪吸引だけでは解決できない症例のために、脂肪注入、バッグ豊胸、皮膚切除など周辺技術も身につける。
教科書を書く。
器具を開発する。
そして最終的には、自分が世界中の医師へ教える側になる。
かなり細かく、2035年までの道筋を作っています。
でも今回、僕がこの3日間で確かめたかったのは、
「この方法で本当にいいのか?」
ということでした。
そして、もう一つ。
「そもそも、僕はなぜそこまで世界一になりたいのか?」
これを自分自身に問い続けました。
これまでも理由はありました。
業界は、トップに引っ張られると思っているからです。
僕自身、患者として脂肪吸引を受け、取り残し、左右差、傷跡、説明不足など、悔しい経験をしてきました。
一方で、脂肪吸引によって身体が変わり、人生を救われたとも思っています。
だからこそ僕は、脂肪吸引を単に「たくさん脂肪を取る手術」や「売上を作る商品」としてではなく、もっと突き詰めたい。
傷をどこに作るのか。
どの層を吸うのか。
どこを取って、どこを残すのか。
骨格に対してどんなラインを作るのか。
数年後、数十年後まで考えてどうデザインするのか。
僕は脂肪吸引を、もっと「芸術」の領域まで高めていきたいと思っています。
だから、自分がトップへ行くことで、脂肪吸引業界そのものを少しでも良い方向へ引っ張りたい。
それが、僕がこれまで考えていた大きな理由でした。
でも、この3日間で自分自身を見つめ直していると、それだけではありませんでした。
最初に頭に浮かんだのは、両親でした。
僕をここまで育ててくれた両親に、誇りに思ってもらいたい。
「聡真が息子でよかった」
と思ってもらえるような人間になりたい。
そして、湘南美容クリニックでした。
僕は美容外科医として、SBCに育ててもらいました。
相川代表。
金先生。
竹田先生。
ほかにも、これまで僕に時間を使い、教え、チャンスをくださったたくさんの先生方がいます。
そして、先生だけではありません。
一緒に働いてくれた看護師、カウンセラー、受付、制作、バックオフィスを含め、本当にたくさんのスタッフに支えてもらって今の僕があります。
自分一人の力だけで、ここまで来たわけではありません。
だったら、その恩をどう返すのか。
僕が美容外科医として成長し続け、脂肪吸引という分野で世界のトップまで行くこと。
そして、僕を育ててくれたSBCに、その技術、知識、論文、教育、世界とのつながりを還元すること。
それも一つの恩返しなんだと気づきました。
SBCは世界一の医療グループを目指しています。
だったら、そのグループに世界一の脂肪吸引ドクターがいた方がいい。
むしろ、いないのはおかしい。
だったら僕がなる。
今回の3日間で、この気持ちが以前より明確になりました。
僕は独立して自分だけの城を作ることを目標にはしていません。
僕を育ててもらった場所で世界一になる。
そして、自分が得たものをまたSBCへ返していく。
さらにその先には、後輩へ技術を残していきたい。
僕一人が上手くなって終わるのではなく、僕が学んだものが次の医師へ渡り、その医師がまた次のお客様を幸せにする。
そうなれば、僕が直接手術できる人数を超えて、もっと多くの人に価値を届けられると思います。
そして、お客様。
僕はこれまで「お客様のために世界一になる」と考えていました。
もちろん、それは今も全く変わりません。
でも今回分かったのは、それだけではなかったということです。
自分のため。
お客様のため。
両親のため。
恩師のため。
一緒に働いてくれたスタッフのため。
僕を育ててくれたSBCのため。
そして、これから僕の技術を受け継いでいく後輩たちのため。
誰か一人だけが得をするのではなく、関わる人たちみんなに価値を返していく。
僕が目指したいのは、そんな「究極の三方よし」なんだと思います。
2035年12月31日。
世界一、脂肪吸引が上手なドクターになる。
目標そのものは、3日間を終えても変わりませんでした。
むしろ、前より強くなりました。
変わったのは、「なぜ、そこまでして世界一になりたいのか」です。
世界一という称号を自分のためだけに取りに行くのではない。
自分を育ててくれた人たちへ、結果で恩返しする。
そして、自分が受け取ったものを、次の世代へ渡していく。
この3日間で、自分が2035年まで走り続ける理由が、以前より少し明確になりました。
ダイナミックアドバンスコースで一緒になった皆さん、本当にありがとうございました。
「精神と時の部屋」からは無事に帰還しました。笑
でも、本当に大切なのはここからだと思っています。
3日間で何を感じたかではなく、明日から何をするか。
2035年12月31日まで、あと約9年。
学んだことを行動に変えながら、一歩ずつ積み重ねます。
世界一を目指すと言っているだけの医師にはなりません。
2035年12月31日に振り返ったとき、
「あの3日間も、ここにつながっていた」
と言えるように。
これからも脂肪吸引に人生を懸けて進み続けます。
Instagram
https://www.instagram.com/sbc_ono_bodymaker/
執筆・監修
小野聡真
湘南美容クリニック 新宿本院
SBC公認 脂肪吸引エキスパートドクター
ベイザー認定医
患者として脂肪吸引で失敗され、修正手術まで経験した美容外科医。その経験を原点に、安全性、デザイン、傷跡、ダウンタイム、長期経過まで考えた脂肪吸引を追求しています。
















