エレベーターの操作ができないのか、自分が住む階が覚えられないのか、食堂から自分の部屋に1人で帰れないらしい。
そのおばあちゃんはあーちゃんと食事のテーブルは違うのに、必ずあーちゃんが食事を終えて食後の薬を飲むまで待っていて、
施設長さんはそんな二人を見ていて、
んまぁ!
パンツも自分で替えられなくなったあーちゃんが、人の面倒をみるなんて‼︎
凄い‼︎
あーちゃんは昔から、どちらかというといつも、しっかりした姐御タイプの人に
今回は珍らしく頼られているらしい。
正直に言えば、この頃本当にあーちゃんは認知症がかなり進んでしまった感じがあって、会話も今一歩噛み合わない事が多くなってきてしまったし、やる事もめちゃくちゃ。
それでも、自分の出来る事で人様のお役に立てる事があるなら、本人の自信に繋がって良いかもしれない。
…いやむしろ、あーちゃんは根拠のない自信で溢れているのだが。
でも、あーちゃんはいつも娘たちにべったり頼り切っているから、たまには人の面倒をみる側に回るのもいいよね!
頼られることでちょっと張り切って、しっかりしちゃったりしないかしら♡(期待)
…しないか!笑
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