脳内イメージ

あーちゃんはホームに入ってから5キロ太ったと、前回の記事に書いた。

自宅で甘いものを食べたいだけ食べていた頃から太りだし、2年前から比べるとトータル7キロも太っている。

それでも元々が153センチ35キロないくらいと痩せすぎだったので、見た目は相変わらず細いのだけど、

自宅から持ち出した衣類のお腹周りはどれもパツパツ。

あーちゃんは体型的にくびれがしっかりあるタイプでウエストは細いのだけど、それでも服の上にお腹の肉が乗るくらい、お腹周りがパツパツになってしまった。

それに加えて、

足元を寒がるためズボンを暖かい裏起毛の物に買い替えることにした。

あーちゃんは細いので合うサイズがあるか心配しながら連れて行ったのは「しま○ら」。

しかし、心配は杞憂に終わった。

あーちゃん、しま○らのMサイズのズボンがピッタリ。

ていうか、お腹…Mサイズでもぽんぽこなんだけど！

お尻や太ももも…ムッチリ。

いやどうしてどうして。なかなか立派にお育ちよ！

あーちゃんは元々カジュアルな服装よりドレッシーな装いがお好み。

なので、ズボンも裾がワイドになっているのが好き。

ただ、普段履くズボンなのであまり太いワイドでは実用的じゃないし、せっかく裏起毛になっているズボンなので足に沿った形で隙間があまり無いの方が暖かい。

何本かズボンを試着したのだが、やはり裾が細めのスキニーっぽいカジュアル感が強いタイプは

と言う。

そして、

…いや、ごめん。

もう自分で言うほど痩せてはいないから！

それよりどちらかというと、パンパンなお腹周りはご立派ですけど！

口ではよく、

と、しおらしいことを言うんだけど、
その割には

いつまでも若見えして華やかでスリムな私、という昔の自分のイメージが全く更新されないあーちゃんは、案外我が強く主張してくるから面倒くさいのー。

あーちゃんはおばちゃんどころかおばあちゃんなんだけどねえ。

まあ、認知症であることすら自覚もないし、老人ホームは「病院」に脳内変換されているし、

未だに

なんて言っているよ。

実際はすり足でゆっくりしか歩いていないのにね。

ちょっとは自分の脳内イメージをアップデートしてくれないかなあ…。

あーちゃんの脳内イメージと娘達から見た現実のギャップが凄くて、あーちゃんの気分を害さないようにフォローするのが大変なんだよね。

アルツフルデイズ