知らないのはあーちゃんだけ

昨日の記事に書いたように、とにかく場所が全くわからなくなっているあーちゃん。

確かに元々方向音痴ではあるが、そんなレベルではなく今居る自分の場所も、場所と場所の位置関係も全く分からなくなっている。勝手知ったる場所であったはずの場所でもね。

それについて、認知症状だと認めたくないあーちゃんは言い訳をかなりガッツリして自分を守ろうとしているのだけど、

その反面自分がそういう状態だと分かっていない様子もある。

だから出かけた時に、あーちゃんの老人ホームへバスで帰ろうとしたら、

と自信タップリに言うあーちゃん。

どこのバス停で降りるのか分かるかと聞くと、分かると言うあーちゃん。

いやいやあーちゃん、なーにゃんのマンションの目の前に居たのに分からなかったよね⁉︎

と言って納得させて一緒にバスに乗った。

まあ、ワフウフの帰りが遅くならないように気を使ってくれているのは分かるんだけどね。

バスの中で、夜ごはんのことでワフワフからLINEが入ったのでスマホをいじっていたワフウフ。

すると、しばらくしてあーちゃんが不安げに話しかけて来た。

あーちゃんは覚えてないかもしれないけど、この7ヶ月何度このバスに乗ってあーちゃんの所へ通ったと思っているんだね？

あーちゃんが住む老人ホームの目の前の停留所、知らないのはあーちゃんだけだよ‼︎

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