NOウィッグNOダンス | アルツフルデイズ

アルツフルデイズ

アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

2019年が始まりましたね。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします‼︎

元旦はうちにあーちゃんとなーにゃん夫妻が来てくれて楽しく過ごしました。
あーちゃんも穏やかな顔で楽しそうにしていてくれました。昨日は調子が良くてビックリ!
久しぶりに違うセーターを着ていたし(ここ2ヶ月ほどずっと同じセーターを着ていた)アクセサリーもいつもと違ったし、同じ事を繰り返し言うのもいつもより全然少なかった。
たんたんと離れて孫たちや娘夫妻たちと過ごすことが楽しみで刺激になったのかなあ。
こんな風にずっと過ごさせてあげれたらいいのになあ。



さて、話を戻します。

本当に隅々まで探したのだけど、見つからなかったあーちゃんのウィッグ。
16万円もした新しいウィッグを使ったのはたったの一週間…1日あたり22.857円の使用料。
お高い…!お高いウィッグだったわ!

本当はまた買ってあげたいけど、ちょっとあまりにも金額が…またすぐに失くすのだろうし、流石に毎週16万のウィッグを買ってあげ続けることは出来ないよね。
あーちゃんは不思議なことにあんなにこだわっているウィッグをまた買いたいとは言わない。
でも、ウィッグがないならもうダンスは行かない、と言い出した。
本当は週一でもダンスを続けて欲しかったけど…もうしばらくずっと「ダンスをやめたい」と言い続けていたし、ウィッグがないなら行かないという意志は固かった。
理由が理由なだけに無理強いするのも可哀想だもんね。

でもちょっと笑ってしまったのが、あーちゃんがメモを書いたのが置いてあって、
「ダンスをやめることを先生に言ってもらう」
ん?言って…もらう?
とあえて聞いてみたら、
だって。
なんか、ちゃっかりしているというか、甘ったれているというか。
まあ、かつて浮気をしたたんたんに家を出て行けとワフウフちゃんから言って!と言われたのに比べれば可愛いもんだがね。


結局なーにゃんが先生にやめますメールしたんだけど、返信も来なかったよ。
そりゃあここのところ色々ご迷惑をおかけしたかもしれないけど何年も通っていた先生なのに、随分冷たいもんだなーとビックリした。

まあしかしこうして、ウィッグの紛失とともにあーちゃんのダンス人生は終わったのであった。

これであーちゃんの予定は週一のインスリン注射だけになってしまった。
家にこもって一日中うとうとしているのかなあ…。
そしてたんたんの言うことばかりが頭に入ってマインドコントロールされてしまうのかなあ…。


そして、
ウィッグで若見えするあーちゃんなのに、認知症ゆえの変な行動をとるそのギャップに悩んで、
「いっそ年なりに見えたほうが周りの人から許されるのに…」
と思ってきたけど、
ウィッグをつけなくなって、小さくて痩せたおばあちゃんにしか見えなくなってしまったあーちゃんを見るとなんだか切ないのだった。
子供の心って複雑だわー。



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