いつまでも続く会話 | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

新しい病院は、大脳皮質基底核症候群絡みの発達障害の患者さんも診ているようだが、病院名から言っても認知症専門。

だから、待合室にいた患者さんはほとんどの方が認知症患者さんだと思われる。
車椅子に乗せられたコミュニケーションも取れなさそうなかなり高齢のおじいちゃんなど、見るからにと思われる認知症患者さんが付添いの人と来ているパターンが多かったように感じた。
(でも、そんなに沢山の患者さんと会わなかったんだけど)

しかし、あーちゃんとなーにゃんとワフウフが病院に入って行って受付を済ませた後、待合室に向かうと、
と話しかけてきたおばさんがいた。
おばさんは明らかにあーちゃんより若く、60代くらいで、お一人で来ていた。
とても朗らかで会話もテンポ良く、しっかりとした感じのおばさんだったのだが…。





と、何度でも同じ会話が続いていく。
そして、そのおばさんもあーちゃんも、同じ会話を繰り返している自覚が全くない様子。

少し会話が広がる時もあるのだけど、またすぐに
に戻ってしまう…。

いや、2人がそれで会話を楽しめているならそれで良いのだけど、
やっぱりちょっと…うーん。
普段認知症に接しているワフウフたちでもちょっと聞いていて辛くなった。
でも、記憶の持たなさで言えばあーちゃんとどっこいどっこいのこのおばさん、ひとりでちゃんと認知症の病院へ通えてるんだから凄いよね。
あーちゃんだったらまず自分で認めないし、連れてこられずに認知症の病院へ通うことなんて絶対にしないと思うもん。


因みに、あーちゃんがおばさんに語ったワフウフについての内容が全然合ってないことにもビックリした。なーにゃんについては合ってたんだけど。
ワフウフは女子校出身で英文科卒とあーちゃんは言っていたけれども、実際は共学以外に通ったことはないし、国文科卒だ。
何のための記憶の書き換えなんだろう、これ。
あーちゃん本当はワフウフに女子校に行って英文科を卒業して欲しかったのかしら。
でも、初めて会ったおばさんに娘たちの経歴を話すのはやめていただきたかったので、まあ良いのだが。



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