不満と不安 | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

私たち娘が気づくより前に、あーちゃんの認知症に気づきお薬を処方してくださった、あーちゃんの糖尿病の先生。
糖尿病と認知症は関わりが強いからうちで診ますよと言ってくださったのでお願いしてから1年半経った。

感謝してる。
感謝しているんだけど…。

正直、不満がある。


月に一度の診察で「調子はどうですか?変わったことや困ったことは?」といつも聞いて下さるけど、
糖尿病に関わることはちゃんと耳を傾けて下さるけど、認知症に関しては…
とおざなりに流したり、
と認知症Q&Aみたいな冊子を渡されて終わりにされたりする。

確かにそこは糖尿病の専門病院だけど、「認知症もうちで診ますよ」と言ってくださったわけで、
それにしてはその対応はいかがなものか。

それに、先生も看護師さんも本人の前で「認知症」という言葉をはばからずに連呼したりと、配慮に欠ける対応にも不満を持っていた。


もちろん、攻撃的になったと訴えればメマリーを追加してくれたり、疲れがひどいと訴えれば身体の隅々まで検査してくれたり、漢方を処方してくれたり、
対応を全くしてくださらないわけではない。
ただ、「積極的に経過を診て治療をする」という感じではなく、こちらの訴えがあれば対応するという感じ。

そりゃあ、認知症は治る病気ではないというのが世間一般の認識ではあるけれど、
もう少し何か出来ないのか、とじりじりしていた。
何しろ薬を処方されていてもあーちゃんの認知症は進行が物凄く早い。なのに、その進行具合に合わせて薬を見直すというアクションも先生側からは一切ないわけで。
これって、治療っていうのだろうか???
糖尿病みたいに、毎回毎回尿や血液の検査をして、状態が数値で見れる病気ではない認知症。
だからこそもっと状態をきちんと診てほしい。


何度か書いたあーちゃんの「膝に力が入らない」
という状態。

これも、症状を訴えたら骨密度の検査をしてくれた。骨密度は問題なかった。
そうしたらあとは
のひと言で終わりだった。

でもやっぱり気になる。
コメントで色々教えていただいたのを参考に観察したけど、あーちゃんはどこにも痛みはない。
ただ、膝の力が抜ける。
そのうち、歩き方がおかしくないか?と思い始めた。
力が入らない膝を庇っての不自然な動きなのか、ダンスを長年続けているあーちゃんは姿勢はとても良いのだけど、柔らかく、クッションのある動きがないというか…ギクシャクと動いているように見えるの。歩いていても上半身が全然動かないで固まったままなんだよね。


あーちゃんの認知症の進行と身体の不自然な動きが気になり、悶々としながらネット検索を繰り返しているうちに、ワフウフはひとつの病院のホームページにたどり着いた。
と、いうか、今までも気になって何度か見たホームページだったのだが、じっくり読んでみたら認知症の治療のことに加えて、身体の動きに関することも載っていたのだ。

ワフウフとなーにゃんは悩んだ。
認知症の治療というものが、どこの病院でも今のようにただ薬を出すだけ、というものならば、病院を変えても意味はない。
むしろ、あーちゃんの混乱を招くだけだ。
でも、もう少しきちんとあーちゃんの認知症状に向き合ってくれる先生ならば少しだけでもあーちゃんの状態は変わるかもしれない。

それは、実際に病院に行ってみないと分からないけれど、認知症だけではなく身体の動きも診てもらえるなら、行ってみる価値があるのではないか?


ワフウフとなーにゃんは思い切って、その病院の予約を取ってみた。
もしもやっぱり不安を感じたり嫌な対応をされたら、通わなければいいだけだ。あーちゃんも一度きりのことならすぐ忘れてしまうだろう。

あーちゃんの認知症が進んで行くのをただ見ているだけなのが耐えられない。

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