あーちゃんの努力 | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

あーちゃんは1年半前、脳神経外科で長谷川式の認知症のテストを受けた時、酷く動揺して何度も何度も
と聞いてきた。
そして聞いたことを覚えていられないため何度も繰り返し聞いて来た。何度も繰り返し聞いてくる時点でもうおかしいのだけど、自分ではもちろんそれが分からないため、認めなかった。
…ので、認知症になるはずはないと主張。

あーちゃんは今でも、荷物の中に本を持ち歩いて読んでいる。図書館で借りてきた本を期限内で読んで返却し、また別の本を借りて帰ることにしているようだ。
あーちゃんの家から図書館は結構な距離があるが、運動になるからと歩いて行っている。
頑張ってたくさん歩いて、頑張って本を読む、これらはあーちゃんの努力なのだろう。

あーちゃんは認知症のせいで食事管理は出来なくなってしまったけれども、元々はすべてにおいて融通が利かないくらいの真面目な人なのだ。

ただ、
気になるのは…。

本を読む、新聞を読む、という頭の刺激になることを続けようとしているのは分かるけど、あーちゃんは果たして読んだ内容を理解出来ているのかなあ?
だって、ランチをした時にメニューすら読み取れないんだよ。
今日のランチセットの内容すら理解出来ないんだよ。
しかも、分厚い本を一気には読めないだろうから何度かに分けて読むでしょ?前に読んだ内容を覚えていられる???
絶対無理だと思う…。

まあ、努力するということが大事だから続けてもらいたいけど、
本当は、先ずは認知症を受け入れる努力をしてもらえたら、その先は今とは違う前向きな努力が出来るのになあと思うワフウフであった…。




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