それが認知症 | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

別に積極的話すことはないのだけど、話の流れで
「実は実母が認知症になって…」 
と、打ち明けることが今までに何度かあった。

殆どの人は
という反応。

他に割とあるのは、
という反応。
認知症ではないにしても、病気が分かったとか身体に不自由が出てきたとか、親の老いが自分にもふりかかってきた話をしてくれる。

そして、時々あるのが、
「大変だねー!」
と言いつつ、
と言われるパターン。
これは正直、何が言いたいのかよく分からない。
親はそう思っているはずだから、施設に入れることを考えれば?と言いたいのか、
それとも、あえてワフウフに自分の親は大丈夫だと言いたいのか?

……まあ、うん。
親がそう思ってくれているのはありがたいね。
年老いた親の面倒を子供が見るのは当然だ、っていう親だっているもんね(たんたんはこのタイプ)。
それに比べたらとてもありがたいよね。

あーちゃんも常々、
と言っていた。
というか、今でも言う。
10年くらい前は、多分たんたんと暮らすことが苦痛だったのもあるだろうけど、高齢者向けの見守りがついた住宅に入ろうかしらとパンフレットを集めたり、見学にも一度行っていた。

だけどね、
「少しでも変になったら…」
って言えるのは、頭がしっかりしているからなんだよ。

あーちゃんなんて、これだけ認知症が進んでもまだ自分がしっかりしていると思っているわけで。
しっかりしている自分が娘たちに面倒を見てもらっているなんてこれっぽっちも思わないわけで。
そんな自分が施設に入るなんてあり得ないわけで。

そういう、真っ当な判断が出来なくなるのが認知症なんだよ。
「私はどこも変じゃない!!」
って抵抗するのが認知症なんだよ。
あーちゃんの抵抗はもう少し大人しいけどね。



…まあ、おなかの中が真っ黒で人の悪いワフウフは、あえてそんなこと言わないで
って返すけどね。
だって、認知症が分からない人に言ったって仕方ない。

だけど、その人の親御さんが認知症にならないといいなとは思うよ。
こんな大変なこと、体験しなくて済むならその方がいいよね。



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