半世紀分の記憶 | アルツフルデイズ

アルツフルデイズ

アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

10月19日
糖尿病インスリン注射付き添い後、早速実印の変更手続きへ行った。
たんたんに実印を把握されたまま手元に持っていると、いつ何時悪用されるかわからないからね!

先日銀行へ定期預金から普通預金への手続きに行った時も思ったが、
全部人任せで娘たちの言うがままに手続きをしているあーちゃんをフロアご案内係りの人がじーっと見ている。
ワフウフとなーにゃんが詐欺でも働いてあーちゃんから大枚を引き出させようとしているようにでも見えるのかしら?
やりにくいわー。



手続きはスムーズに済み、
改めて実印とその他の印鑑をワフウフ、A銀行とB銀行の通帳をなーにゃんが預かることにした。

銀行や実印の手続きにたんたんと行ってしまったあーちゃん。
たんたんには散々ひどいことをされてきて、お金に汚い人だということもわかったうえでのあまりにも警戒心のない行動だ。
子供の頃からあーちゃんにたんたんの悪口をうんざりするほど繰り返し聞かされてきたワフウフたちだが、思えば最近たんたんの悪口をあまり聞いていない。
あーちゃんの警戒心を高めるためにはたんたんの酷い部分を繰り返し話して
「たんたん=酷い人=気をつけなくては!」
と刷り込み教育しようとワフウフとなーにゃんは決めていた。

主にお金に関するたんたんの酷い話をする。
そうしたらあーちゃん、
…え?
「そうだったの?」って、何?
この話、あーちゃんから何百回も聞いた話だよ?
こっちはあんなにうんざりしながら我慢して聞き続けたのに、当のあーちゃんが忘れちゃったの!?

結婚してから半世紀分の辛い記憶、消えて良かったねとは言えないよ。
たんたんのやってきた酷いことを無かったことには出来ないよ。
ねえ、嘘でしょ???


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