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さて、楽しみにしていたのが南湾湖特設会場で行なわれたこちらのライブです。
Blasted Mechanismという、ポルトガルのバンドなんです。

ご覧頂いてわかる通り、まず第一声がどこの星の人かと。
火星人か地底人か深海魚みたいなルックスと、強いグルーヴを感じたもので、つい。
正解はポルトガルですね。さっき申し上げたばかりでした。

しかしこちら、ただの色モノバンドかと侮ることなかれ。
グラミー賞や、MTVの賞も受賞した実力派ですって。

確かに。
パフォーマンスを一目見て、しびれました。
身のこなしといいノリといい、完璧に完成されて、突き抜けてる感がたまりません!
「澳門、我愛你!」と、広東語で言うサービスも忘れないところがニクイ。

ポルトガルの子供たちも、最前列でご両親に連れられて観劇してました。
目が点になっちゃって、微動だにしないところすら微笑ましい!
ポルトガル人って、みんなこんな感じでイケイケなんでしょうか。
昔のマカオに住んでいた中国人は、いきなりこんなポルトガル人が現れたら
よほどビックリしたに違いないなあ、なんてことを考えてしまいました。

今回は特別に、椅子席の前にスタンディングエリアが設けられました。
彼等の演奏のビートに笑顔に、こちらも思わず笑顔がこぼれます。
踊らずにはいられない!
脳天をガーンと打たれたような衝撃を受けました。カッコいいんだもん!
完全に持っていかれました。これは予想以上です。素晴らしい。

特に民族楽器やドラム缶などを用いた音作りが印象的でした。
インドの弦楽器シタールや、アフリカの太鼓ジャンベ、オーストラリアのアボリジニの管楽器ディジュリドゥ。
これらの音が、別世界へ誘うような蠱惑的なハーモニーを奏でます。

ジャンベの抜けるような響きが、身体に軽やかなリズムを伝えて、心底気持ち良かったなー!
ディジュリドゥも、これまでのどの奏者からも聞いたことがないような音が出ていました。
この楽器って、こんな音も出るのねと感動。全然別の楽器みたいです。

どうしてこのバンドのCDは会場で販売してくれなかったのー
いつも必ず物販と記念撮影やるのにな。
お小遣い握り締めてキョロキョロしちゃいました。残念。

会場はマカオタワーを臨む南湾湖。
左の青く光るあたりがステージです。
グランドリスボアからウィン、初夏にオープンしたばかりのマンダリンオリエンタルまで、
美しい夜景が輝くステージで、最高のパフォーマンスに興奮冷めやらぬ秋の夜でした。
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