定斎売りの蔵秀達4人が活躍する『深川黄表紙掛取り帖』の第弐弾です。
今回は四国高知の美酒『司牡丹』を江戸で売る為に、
表の仕事定斎売りの他に広目屋の仕事もしている蔵秀が
紀伊国屋文左衛門の力を借りて4人で土佐へ出かけます。
今では飛行機でひとっ飛び、またはフェリーでも1日もあれば国内どこへでも行けますが
少し前までの日本は、小さな国なのに何日も費やさねばいけませんでした。
それよりも何よりも、関所を通るには通行手形なるものが必要であって
誰でも彼でも旅をすることはとても難しかったようです。
特に女性は大変だったらしいですしね・・・(今の時代に生まれて良かったよ~)
さて定斎売りの蔵秀の父、山師の雄之助が
土佐逗留中に見舞われた野分(台風)・・・そのアクシデントの中で出会ったのが
今までに出会ったことのない旨い酒、司牡丹でした。
司牡丹を江戸で売る算段がここから始まります。
雄之助が持ち帰った土佐の旨い酒『司牡丹』と塩辛が、
蔵秀から紀伊国屋文左衛門へ・・・
そして柳沢吉保の口へと運ばれていきます。
これで蔵秀らが土佐へ出張する話がまとまります。
(何でも大きなバックアップが必要だということなんですね)
さてさて、事は簡単には進みません。
道中いろいろな事が起こるわけでして・・・
土佐までの道のりが、これがまた悪巧みを働く者が登場するんですね。
土佐での逗留中は、飾り行灯師宗佑の腕を披露。
見事な雅乃の絵による大きな飾り行灯は、
村人に4人の存在感をしっかりと残してきます。
最後は蔵秀と雅乃のハッピーエンド・・・でこのお話は終わり。
登場人物の姿が温かく描かれる山本一力ワールド。
人の世とはこうでなくっちゃいけねぇよ!(o′エ`o)b


