私の骨 | 半醒半睡。

半醒半睡。

夢か現か・・・日々この連続

著者:高橋 克彦

 

 

ここのところ読書記録を怠っていました~(=^‥^A アセアセ 
大慌てでφ(・ω・ )カキカキ... 

高橋克彦さんは、私の好きな作家の一人です。 
彼の作品は殆どが外れなし! 
...なんて偉そうに言っちゃダメですね^^; 

タイトルがとても気になって思わず購入したという一冊です。 
この本はホラー短編集で7作品が収録されています。 
ホラーというジャンルではありますが怖くはありません。 

主人公の実家の床下から見つかった骨壺に記されていたのは 
主人公と同じ年月日。 
この謎を解くべく探し歩き、ついに探し当てた答えが因習でした。 

因習... 
今の私達が聞くと、ただただ恐ろしく感じられますが 
人の力の及ばぬ存在(たとえば神々に対してとか)への 
貢ぎ物...生け贄という言葉を替えて...をして怒りを静めるとか 
恩恵を受けるというものだったのでしょうね。 

この作品もそういう因習がもたらした事件でした。 
因習という大義名分。 
人殺しであってもそれは周囲に認められている習慣。 

現代で起こる数々の殺人事件とは違った意味で 
真剣であったことは間違いないとは思います...しかし! 
家族・村人、そして国を守る意味で人の命を捧げることは 
どう考えてもただの人殺しです。 
たとえ、皆が助かるための仕方ない犠牲だったとしても 
命を奪うことに納得できる理由などあるはずはないのです。 

このような作品を読むたびに何故か...その背景にあるもの 
犠牲者だけではなく捧げる側の悲しみを感じてしまうのです。