今回読んだのは出久根達郎さんの猫シリーズ。
「猫の似づら絵師」「猫のマタタビの旅」「猫の縁談」の3冊です。
「猫の似づら絵師」「猫のマタタビの旅」の設定は江戸時代。
貸本屋に勤めていた銀太郎と丹三郎。
そこの主が賭け事に走ったために仕事にあぶれてしまい
客であった源蔵からの声かけで源蔵の住む金時長屋に転がり込みます。
この源蔵という人物、趣味が饂飩打ちというもののお風呂が嫌い。
その上、どうも普通の人間じゃないらしい・・
裏では春画も描くという・・・東洲斎写楽・・・だという設定なのですが
その素性は最後まで明らかにされません。
この源蔵の勧めで、銀太郎は猫の似顔絵描きに
丹三郎は貧乏神売りという商売を始めます。
この「貧乏神売り」というのは、実際にあったようで
縁起売りの商売なんだそうです。
名前からしてそんな感じはしませんけどね(^▽^;)
話はこの3人が中心になって繰り広げられるわけですが
特に魑魅魍魎の類が湧いて出てくるわけでもなく・・・
歴史上の有名人が登場するわけでもなく・・・
じゃぁ何が面白いのかと言うと・・・身近な感じ・・・?
小説の中だけじゃなく普通にありそうで、それが良いのかなぁ。
「猫の縁談」は近代ものです。
出久根達郎さんは、ご存知のように古本屋さん。
この本は、少し前の古き良き時代が背景で出久根さんの
雰囲気が良く出ています。(と言っても出久根さんを良く知りませんが)
古本業界も結構大変だったんだなぁ~
ま、この業界に限らず人にはそれぞれドラマがあるのでしょうけれどね。
