職場の居酒屋さんは2階で大きなショウインドウがあって、
そこはカウンター席になっててそこから街を一望できる。
数日前、その窓のちょっと離れた向いのビルの2階。
そこにはカラオケやさんのVIPルームらしき広い部屋があり、
その部屋のカーテンが全開になってて
若い感じの人々がノリノリで本気でカラオケを楽しんでる様が丸見えだった。
その部屋は薄暗いパープル色をしていて、ミラーボールがくるくると部屋の中に
まあるいぽつぽつを移動させてた。
そこに若い人々が楽しそうにぴょんぴょん飛んだり跳ねたり。
なんだかその光景がとっても素敵で、ちょっと見入ってしまった。
水槽のなかに小さな人間を入れてるみたいできれい。熱帯魚みたい。
それをこの少し離れた窓から見ているわたしがいて。
そこの部屋の人々は私がこの窓から自分たちを見ているなんて気付きもしない。
VIPルームの部屋の空気を想像するわたし、空想を浮かべるわたし。
そんな彼らに想像もつかないわたしがこの位置から彼らを見ていること、
その窓の外、下に横断歩道を渡り家路を目指すひとびと、
そんな窓際で空想にふけったわたしを外から見たかもしれないひと、
カウンターでびいるを飲むお客さん。カウンターのお客さん同士のいつもの会話。
なんだか上手くいえないけど、いろんな空気を思って、わぁ世界、となったのでした。
その後、カラオケは終了したのか部屋には誰もいなくなり、
ミラーボールだけが寂しくくるくると回って、熱帯魚のいない水槽みたいでした。
楽しいひととき!
emaru