今回はキングピンベアリングの交換を行います。



使用するパーツ
キングピンベアリングと併せてナックルシール、ハブシールも交換します。




タイヤを外してスタートです。



(1)エアロッキングハブボルトを外します。
タイヤを外してしまうとハブが回ってしまうので、外す前に緩めておきました。

併せてサークリップ、スピンドルスラストワッシャも外しておきます。



(2)ブレーキローター、キャリパーを外します。



(3)キングピンのボルト4本を上下とも外します。
上側の1本は以前に取り付けたグリスアップボルトです。


下側も外します。計8本です。


(4)バキュームホースを2本外します。
付け間違いをしないよう印か写真を撮っておくと良いと思います。

強く引っ張ると外れます。


(5)タイロットエンドのボルトを外します。
556をひと吹きしておきましたが案の定共回り。


共回りしてしまった場合はジャッキを掛けます。
下から少し力を掛けてから緩めます。
それでもダメならインパクトしかないと思います。

ちなみに、 タイロッドエンドはボルトを外したら簡単に取れました。

念の為安いプーラーも買っておきましたが出番はありませんでした。



(6)ナックル裏側のボルト8本を外します。
10ミリなので小さいです。


(7)キングピンを上下とも外します。
シールにより固着している場合は、横からハンマーで叩けば動くようになります。簡単に外れました。  


(8)ハブを丸ごと引き抜きます。
外したハブは横に置いておきます。



(9)シャフトを引き抜きます。
デフオイルとグリスで汚れています。


綺麗に拭きました。
触った感じジョイントの遊びも大丈夫そう。


デフ側を見てみる。
シャフトの捩れを想定していましたが今のところ問題なさそうです。まだまだ使えるのでしょうか。



(10)ナックルのグリスを取り除きます。
ある程度取った後はパーツクリーナーも使用して綺麗にしました。




(11)ベアリングレースを上下外します。
下側はマイナスの貫通ドライバーでコツコツ叩き外れました。



上側はかなり固かったです。
マイナスドライバーでびくともしなかったので、丁度いい大きさのソケット(25ミリ)を当て込み下からハンマーで叩きました。
しかし全く取れる気配はありません。



そこで、
タイロッドエンドプーラーを使い、ねじ込んで外す作戦に切り替え。一発で外れました。



(11)オイルシールを外します。
マイナスドライバーを奥の隙間に入れて抉れば割と簡単に外れます。




外したオイルシールとベアリングレース。
思ったよりダメージは無かったです。オイルシールは全然大丈夫そう。


(12)新しいオイルシールを打ち込みます。
手で押し込んでもある程度はまります。
丁度いいサイズのソケットがあったので、当ててハンマーで叩きました。


(13)上下ベアリングレースを打ち込みます。
ゴムハンマーで叩きました。
均等に打っていかないとはまらなくなります。


上下完了です。

ちなみにマイナスドライバーで外した下側は、ドライバーの衝撃で小さな凹凸ができてしまいました。その為、ベアリングレースを入れる際に真っ直ぐ入らず苦労しました。

ネットやyoutubeで調べると殆どマイナスドライバーで打ち抜いていますが、はめる時のことを考えて、極力ドライバーは使わない方がいいと思いました。



(14)ナックルシールカバー、ナックルシール、ナックルシールリテーナを通します。
カバーとリテーナは切り込みのある方を上にしておきます。袋に入っている物をそのままの順番で入れるだけです。


(15)上下にキングピンベアリングを入れ、ナックル内にもグリスを入れます。
キングピンベアリングにもたっぷりグリスを塗ります。ちなみにナックル内にはホームセンターのジャバラ型リチウムグリスを入れました。



シャフトのジョイント部分にもグリスを塗ります。
こちらは元々黒いグリスが入っていたので、手持ちのモリブデングリスにしました。


(16)シャフトを差し込みます。
ジョイントを回しながら入れると奥まで刺さる場所があります。


上からグリスを入れます。
ツヤツヤです。



(17)ハブを入れ、キングピンを上下取り付けます。
その際に液体ガスケットを塗布します。ピンの回りに塗るだけで大丈夫です。
ちょっと塗り過ぎました。。


ボルトにも液体ガスケットを付け締めます。
トルクは25Nです。
ボルトに塗りすぎると、そのままナックル内に液体ガスケットが落ちてしまうので気をつけた方がいいと思います。


(18)バキュームホースを取り付けます。



(19)ナックル裏のボルトを締めます。
トルクは10Nです。


(20)スピンドルスラストワッシャを入れ、クリップを取り付けます。
クリップは大きい穴が右側に来る向きで取り付けます。



(21)エアロッキングハブのガスケットを新品へ交換します。
右側のツメが下向きになる向きで取り付けます。

(22)エアロッキングハブを締め付けます。
トルクは48Nです。


(23)ブレーキローター、ブレーキキャリパーを取り付けます。
ブレーキキャリパーのトルクは85Nです。



(24)タイロッドエンドのボルトを取り付けます。
トルクは40Nです。


(25)タイヤを取り付けて終了。


今回はキングピンベアリングの交換を行い、結果としてタイヤのガタつきは無事に直りました。


ベアリングは上下錆ついており、取り外して触ってみると、下側だけかなり遊びがありました。なのでこれが原因だと思います。


また時間のある時に反対側をリフレッシュしようと思います!