
さて、ここで問題です。
これは何の革で造られた財布でしょ~うか(複数回答可)
A.牛
B.カエル
C.カンガルー
D.カバ
E.ヘビ
さぁ、制限時間は30秒です
Aを選んだ貴方、ウッシッシ、もう当たった気分でいますか?
Bを選んだ方、もう答えをかえる気はありませんか?
Cを選んだ君、もう一度良くかんがるぅ? あれ・・・・
Dを選んだそこのアナタ、ちょっとかばった人ですね ヤバイもうやめたい・・・
Eを選んだそちらさんは、当たると良いですね。 やめてやった笑
それでは・・正解の発表です
正解は・・・ ドキドキ
実は・・・ ワクワク
A.B.C.D.E.全部でした
正解された方、おめでとうございましたぁ~~
で・・・
こちらははVAN AMBURG LEATHERS (ヴァン アンバーグ レザーズ)という米国のブランドのラージバイカーウォレットという品物です。(何かと絡みが多いのでテーマgaboratoryに入れさせて頂きました。)
ガボール、アーティチュード、ローリーロドキン、キングベイビー等の財布や革物を手がけたブランドとして知られています。
特徴としてはミシンすら使わない昔ながらのオールハンドメイド。
また、カバ、象、アリクイ等の希少なレザーを使ったりもしています。
そして何より限りなく自由なカスタムが出来ます。
表面は黒のヒッポ(カバ)。
あまり主張したくなかったので、ボタンはシークレットスナップ(隠しスナップ)にしました。
仕上がった当初はボタンが全く見えない状態でしたが、使い込むうちにご覧のようにはっきりと浮き上がってきました。
ステッチはシングルにしています。こちらは牛革。
こちらは中です。
アンバーグの財布はIDポケット、カードスロット、ジッパーコインエリア(オプション)等からなりますが
この位置や向きは自由に指定できます。
自分も使いやすく尚且つ見た目が綺麗なように指定させてもらいました。
ライニング(内側の革)はカンガルーを使用。
カンガルーの革は大変軽く、薄手で尚且つ収縮性があり大変丈夫なのが特徴です。
このような財布のライニングやスポーツシューズなんかにも良く使用される革です。
センターのIDポケットは青のフロッグ(蛙)にしました。こんな所までカスタムできるんです。
実はこれが一番やりたかった事で、昔雑誌で見た黒カバ×青カエルのガボールのウォレットに憧れ続けて、これをオーダーするに至りました。
ガボールの場合はカエルはインレイですが、そこはちょっと落ち着いた雰囲気にしたかったので中のIDポケットに青カエルを使用してます。
カエル革は通常、水の中のカエルはフロッグ、陸上のカエルはトードなんて呼びます。
特徴はこの斑。
大きな物から小さな物まで様々です。
外側のインレイ等の場合は大きな物の方が表情があって良いのですが
内側ですので、変に厚みは無い方が良いと思い細かく薄い革でオーダーしました。
よく見るとこういう細かい所も全部手縫いなんですよね。本当に感激です。
手縫いの何が良いかというと、まず縫った部分が柔軟になります。切れにくいです。
また、切れたとしてもミシンと違ってそこから一気に解れたりもしにくいです。
さらに、リペアの際に同じ縫い穴に通せば良いので綺麗に仕上がったりします。
で、ここでハプニング・・。
全くオーダーしてないにも関わらず、カエル革の縁取りがヘビ革になっていました。。
実はアンバーグはこういう事は良くある事のようで、そんな話は聞いていたのですがここでクルとは思いませんでした・・(笑)
これが赤とかだったら、かなり困ったんですけど・・まぁ、黒だから良かったです。
カエル革の班がヘビ革の菱形模様で引き立ってますしね。
コインエリアもやっぱりオプションで付けました。
今はマチを付けたりなんかも出来るみたいですね。
でもまぁ、自分は無しでも全く違和感なく使えましたよ。
ただ、このファスナーの向きは使いやすいように指定した方が良いと思います。
ファスナーはフランスのriri社なのですが、このプルがちょっと気に入らなくて・・
更には結構大きめな為、閉じた状態でもそれが外にはみ出してしまうんです。
これは正直我慢できなかった・・。ですので自分でプルを外しました。
その代わりにクロムハーツのフローラルボールを付けておきました。
(プルにはストッパーが付いてますので、ただ外すだけですとファスナーが機能しなくなります。注意して下さい。)
これは結構気に入ってます。
あとは5カードスロットの下に札入れを追加したのですが・・これはあまり意味がありませんでした。
ちょっと勘違いしてまして、通常の状態ではカードスロットの下には何もないと思っていたんです。
所がディフォルトの状態でここに札入れが1つあるんですね・・。
ですので、ここに札入れが2連に・・。意味無いです(笑)
たまに、レシートやカードをぶち込んだりしてます。
ガボールのピンズとTバーを装着です。
開くとこんな感じです。
ご覧の通りヒッポはもの凄く表情がでます。
使って6年くらいなのですが、向かって左のかぶせは最も手が触れる所。
しっかりと手の油分が補給され更に黒くなっていきます。また、毛もしっかり寝ています。
真ん中のブロックはもっとも圧がかかる所なので表面はしっかり潰れ、使い込んだカバ革特有のテリが出てきます。この肌触りはたまりません。
右のブロックのかぶせと重なる所は、まだまだ最初の起毛特有のフワっとした質感が残っています。
また、ステッチと重なる所はそれがしっかりと圧されています。
また折り目になっている部分はこのようにまっすぐにすると深く模様が刻まれます。
同じ革なのに、部分部分でここまで表情が変わるんですよね。
革のこういう所は本当に大好きです。それを十二分に味わえるのがカバ革です。
6年使って味はかなり出てきましたが、財布としての痛みは全くありません。
それどころか更に味が出てきています。本当にここのウォレットは素晴らしいです。
また、現行ガボールのウォレットを最近見せてもらったのですが、シルバー以上にいろんな疑問を感じてしまう造り&革質でした。
僕としては間違いなくこちらのブランドをオススメしたいです。
ただ、正直な所、ここのウォレットの通常入荷の物はダサイ物が多いです(笑)
この理由はスゴくわかります。
ジェリー・ヴァン・アンバーグ氏は紛れも無い職人です。
職人っていうのは常に新しい事に挑戦したい人種です。
更には使った事のない素材や色を無性に使いたがります。
その為時にありえないような華美な仕様や色の物が生まれます。
実際の使い勝手よりもそういった要素が先に出てしまうんだと思います。
ですので、ウォレット購入の際は細かい所までオーダーしての購入をオススメします。
また、アンバーグはボタンが嫌いという方を良くいるようですが実はボタンの種類は本当に数多くあります。
使いやすい所では何も模様の無いプレーンとか、ライオン、ファイヤーパターン、Vのみ、などなど・・。
僕みたいなシークレットスナップももちろんオススメですよ。
腕と質は最高のブランドですので、そこにあなたのセンスをプラスして世界に1つの最高のウォレットを手に入れて下さい。
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