スーパーで買い物をしていて、お菓子売り場でお菓子を選んでいたときのこと。

小さな女の子が私の近くでどのお菓子にしようか迷って、

4連になってるお菓子の一番下を破って手に取りました。

ちょっと嫌な予感はしてたんだけど声はかけずに黙って見て見ぬふりしてました。

(あー、やっちゃったな。)

もう黙っているわけにはいかないので、

「これはね、全部買わないといけないお菓子だからこれだけは買えないんだ。」

「ママがひとつって…。」

女の子今にも泣きそうな顔してます。

お母さん駆け寄ってきました。

事情を話したらすぐにお子さんに
「あ、ごめんね。小さいのひとつだけだよって言ったからだね。」

まず自分の非を子供に謝りました。

ちゃんとお子さんの手を取って視線を合わせて優しく声をかけてあげてました。

このお子さんは知らないおばちゃんに全部買わないといけないって言われた時点できっとやってはいけないことだと認識し、ママに怒られてしまうと萎縮してしまったと思います。

でも意図的な行為ではなく、ママに1個だけと言われたので言いつけはちゃんと守っています。決して悪気はなく、むしろ偉いと思います。

お菓子を選ぶ際にもう少し説明しておけばこのようなことは起きなかったとは思いますが、
とっても優しく諭すお母さんの姿とママに申し訳なさそうにしてた女の子の顔が何か可愛くって
こうやって親子で学習しながら一緒に成長するんだなって思いました。

一通り事情を説明したら必死にお子さんに謝ってたのですっかり立ち去るタイミングを忘れてしばらくとなりでやり取りを見ていたら、

「あ、どうもすみませんでした。」

「いえいえ」

完全に私の存在を忘れられて…。

こういう親子関係ってステキです!