お正月が暇だったので、近くの公民館にある図書室で本を借りたのに、


読み始めると途端に睡魔に襲われるという…まったり


細切れの時間を使って2週間かけてようやく読み終えました。



OUT(アウト)
OUT(アウト) 桐野 夏生

講談社 1997-07
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なんでしょうか、この感覚は・・・


男の屈折した欲望と、女の男に対する反発心が極限状態でシンクロしちゃいました。


クチコミの評価では「理解できない」が大半のようですが、私はなぜか自分の中で妙に納得してしまったことがなんか不思議でした。


結局「男」と「女」であり、踏み入れてはいけない「一線」を超えたもの同士だから…。




ストーリーは主婦が亭主殺して、死体の処分を職場の同僚の女たちが請け負い、あとは逃げ回る、シラを切ろうとするが、容疑をかけられた男が真犯人(亭主の妻とその協力者)を探し出し、復讐する話になってました。


ドラマは若干手が加えられて内容が少し違ってましたが、概ね同じようです。

(ドラマのストーリーを忘れたので再確認しましたが、原作に近いみたい)


映画は容疑をかけられた男が死体処理した女のうちの一人にあっさり殺され、残りの女たちは逃亡しまってました。

(こちらも忘れていたので再確認しましたが、前半部分だけが同じで結末は違いました)


ただ…お話にはちょっと無理がある気はしましたね。


まず死体を処理するって言っても普通は主婦が人目を偲んでできっこないでしょう。

(全部で3回やってます)


しかも相当力がないとできない気もするし。


あと同僚の一人を自分たちの手で始末させられるんですが、普通嫌がらせでもやれないでしょう。


最後はさらに過激にバトルします、男と女が対決します、どっちも全裸です。


どうです? 読みたくなります?


小説としては途中までは読みやすかったんですが、ラストは難しい語彙がいっぱい使われていて、私はちょっと理解しきれてません…。


karutoさん、国語苦手なもので まったり


ホラーじゃなくてサスペンス要素が強い作品、子供は読んじゃダメだよ(笑)