この話の続き
先日T子さん(母)の山を場所確認に
息子ノン太も連れて行った
線路に蕨が生えてると
「カンカンとなったら
素早く逃げるんだ🏃❗」
などと言いながらN雄さん(父)は
おぼつかない足で蕨を採る
(あんたが一番危ないんだよ❗💦)
その場にいた全員が心の中で思ってた
よたよたとびっしり草の生えた土手に
登ろうとする
「危ないから💦
言って採るから」
といっても聞きはしない
終いには
「うるさい❗
うるさい❗❗」
と、ふて腐れる始末
どの辺までが家の山なの?と
確認しようとすると
「あすこから、あすこまで
入らなくても見ただけでいいだろ」
なんて言う
福島くんだりまで来て
キチンと確認もしないで
帰れる訳ないだろう
とりあえずT子さんと入ったが
認知症気味なので
ちょっと怪しい
ザックリと確認して山を出ると
N雄さんは遠くから
なにやら手に持ち帰って来るところ
少しも待ってられないんだなぁ…
帰りは那須により筍を採りたいと言う
仕方ないので那須に向かうことに
「287に出たらわかるから」
そう言われノン太は言われた通り進む
「287だけど、右?左?」
「左!」
自信満々のN雄さん
しばらく走り
「まだ真っ直ぐ?」
ノン太が聞くと
「…白河に来ちゃったら
ダメじゃない
那須に行かないと❗」
一同(;゚Д゚)唖然
N雄さんが言った方に来たんだよ…
「もう、筍はいい那須に行く」
じゃあどうする?と聞くと
「こんなとこどこだか
わからない❗任せる」
「那須に行くなら鹿の湯に寄ろうよ」
とわん子が言うと
「それはダメだ❗行かない❗
時間が無い」
とプンプンしてる
でもどぶろくも買うと言ってるんだから
鹿の湯通るし…
「ノン太いいよ
ナビに鹿の湯セットして」
強引に行き先決定
下道と高速同じくらいだったし
戻るようなので
下道で行こうとすると
「高速乗るんだ❗」
などとまだ言っている
「こんなんじゃ日が暮れる」
まだ言っていたが
時間通り鹿の湯につきまして
鹿の湯入って出て来ると
頭がスッキリしたのか
「あ~筍
この道上がったところだ✨❗」
と思い出した様子
入る前ならともかく
お昼も食べれてないので
諦めてもらった
結局初めから鹿の湯目指して来てたら
筍も採れて一石二鳥だったのに
何であの時
鹿の湯はダメ❗行かない❗と
行ったんだろか?
それは本人にもわからない(笑)
「こんな道を間違うなんて恥だ…」
と車の中でぼやくN雄さん
でも…それが後遺症なんだよと
諭す
自分は何も後遺症ないと
思い込んでるけど
後遺症がわからないのも
病気の一つなんだよ
可哀想だけど…少しずつ
認識してもらわないと…ね
続く