先日Amazonでセールだったので買い替えたバイク用のヘルメット。
欧米サイズのものだったので、ギリ被れるけど、日によっては1時間くらいでこめかみあたりがちょっと痛くなってくるという、微妙にキツイ。
こないだのヘルメットのブログでも書いたように、欧米人の頭蓋骨の断面って前後に長くて、東南アジア人とそれはほぼ真円、横幅があるんです。
そのせいでちょっとキツイかぁと思い、ダメ元でNolanの正規輸入元のD社のカスタマーサポートに問い合わせしてみました。
ヘルメットの帽体自体は、LとXLは共通なので、少しキツイのを内装パーツの入れ替えなどでなんとかできないか?と尋ねましたが、「内装によるサイズ調整はできません(と実際、カタログや公式サイトの仕様欄にも記載されている)」とけんもほろろな塩対応でした。
それで、これまたダメ元で、沖縄県内で実際にNolanを扱っているライコランド沖縄店にまた出かけて(ついでに南部ツーリングしてきた)、ヘルメット売り場の担当のお兄さんに「ヘルメットのフィッティング、ここでやってますか?」って聞いたら、やっていると。
「実は、この店で買ったものじゃないんだけど、工賃・資材費払うんでやってもらえますか」と聞いたら躊躇なく、「ちょっと被ってみてください」と、快く対応してくれました。
その時の診立てでは、「ちょっとヘルメットを深く被りすぎているので、半径が小さくなる頭頂部分の内装にパッドを足して正規の高さにしたら、内装半径の大きいヘルメット中間部に頭のキツイ部分がズレる筈なのでやってみましょう」ということで、手際よく内装パーツを外してクッション材を少しずつ追加して本来の位置に合うようにしてくれました。
下の写真がその調整後ですが、内装の頭頂部部分裏側に、それ用のスポンジ(硬さや厚さが何種類もある)を少しずつ貼っていきます。
ヘルメット内はベンチレーションで外気が流れる流路があるので、調整パッドも流路を邪魔しないカタチになってますね。
これで被ってみて、こめかみ部分のキツさは少し軽減されたし、頭蓋骨の歪みから、ヘルメットがいつも少し右を向いてしまうんですが、それもちょっとだけ矯正されました。
「まだ少しキツイのと、ヘルメットが正面向かないのでもう少しなんとかなりますか」というと「これ以上だと内装に接着されている硬質発泡スチロールを削ることになるので、それは対応できません」との回答。
たしかに、この部分はヘルメットの重要な緩衝材なので安全レベルにも関わってくるし、一度削ると元に戻せないので、特注品で頭を実際計測して制作されるプロ用以外では大概いじれないところです。
なので「わかりました。これでもだいぶ楽になったので、資材代とかおいくらですか」って聞いたら、この店で買ったものではないって言ってあったのに「いや、これ位だったらいりませんよ」って。
輸入元D社の塩対応とエライ違いで、この店のメンバーアプリを即インストールしました(^_^;)
その後、店を出てから本島南部の聖蹟周りのツーリングで120キロほど走ってきたんですが・・・
走り出しはいいんだけど、30分から1時間もするとこめかみ全体が痛くなってくる。痛い部分のヘルメット内側を触ると、ちょうど硬質発泡スチロールの段差があり、しかも内装パッドの縫い目もそれに重なっている上、テキトーに付けたインカムの配線もそこを通ってる(-.-;)
というわけで、ここから先は自分でなんとかしようと、電動ドライバーの先に粗め(60番相当)のヤスリを付けて、ヘルメットが右に向いてしまうってことは、削る場所はヘルメット内側の左前と右後ろ、段差がある部分と、メモ帳に略図を書いて削る範囲を見当つけて、削ってみました。硬質発泡スチロールはとてもカッターできれいに切ったり、紙やすりレベルでは簡単に削れないので。
この電動ドライバー、エレキギターを自作したときに、手と紙やすりだけでやるのに腕力を使い果たしてヘバり、急遽ホームセンターで買ってきた一番安い電動ドライバー。
そいつに赤丸印の回転ヤスリを装着。ほんとはテーパー型のヤスリがあったらよかったんだけど、地元のホームセンターには品揃えがなく、この円筒形で妥協。でもせいぜい150円くらいなので、安くて助かります。
ヘルメットの内装パーツとバイザーは全部はずして、インカムも外して、硬質発泡スチロールを削りやすい状態にしてから、(僕にしては慎重に)削りました。
まず左前から。赤く囲ってある部分がXLよりLサイズは厚みがあるので、ここを0.5~1.5mmの範囲内で滑らかに削ります。黄色く囲ってあるところが左耳の位置で、インカムようスピーカーを付けるベルクロが貼ってあります。スピーカーから出ているワイヤーもこのキツイ部分を通して隙間のある頭頂部づたいに反対側のスピーカーやマイクとつなげているので、ワイヤー用の溝もカッターで▼溝形状で掘っておきます。黄色い◯のすぐ上に見える縦溝がワイヤーを通すために、カッターで切り取りました。
次は反対側、
ヘルメット内側の右後ろ部分。ここはかなり肉厚部分の面積が広いのですが、反対側と同様、キツさに影響が大きそうな範囲を充分カバーできる広さ(赤で囲ってる部分)を、0.5~1.5mmくらい薄くなるよう削りました。
そして黄色い部分、インカムのスピーカーから出るワイヤーを通す溝(水色部分)も削って、一旦、内装パーツを戻して被ってみました。
そしたら非常に快適で、これならアジアンフィットを被ったときと変わらない。ヘルメットが右側を向いてしまう個人的な歪みも少し補正されてバッチリ。
というわけで、また内装パーツを外してから掃除機で削りカスを吸い取って、今度はインカムをヘルメット内側に取り付けて、ワイヤーも溝に沿うように通して、且つ、使用中にずれないようにマスキングテープで簡単にワイヤー位置も固定。
あらためて内装部品をインカムの上から装着。
上の写真の一番左端に、インカムのマイクが見えてます。
で、下の写真でスピーカーはこの赤い部分。ちょうど周囲をチーク&イヤーパッドが囲むようになっているので、この状態だとヘルメットを被っても、スピーカーやマイクが直接耳や口に触ることがありません。
因みにこのヘルメットはインカム対応していないので、インカムホールが無い。なので、内装パッド装着時の厚みの範囲内の薄型インカムじゃないと、耳に直接触れて使えません。
僕は厚さが0.9mmの薄型のを使っているので、これだと問題なくインカム付けてヘルメット被れます。
マイクもヘルメット内側正面にこんな感じ。両サイドにチークパッドがあるので、うまいこ口に当たらない。操作するときはバイザーを開けて指1本で3つあるボタンを操作。
実際は、パワーOn/Offが先端にあって、走行中はそれ以外のボタン(音量や選曲などの機能が割り当てられている)は使わないので、ほとんど不便に感じることがありません。プロテクターの付いたグローブだと細かい操作がやり辛いので、これも非常に使いやすい形状だと思います。
また、充電もマイクの上にちょこっとなにか飛び出しているのが見えますが・・・これがマイクロUSB端子の蓋。雨が降っててもバイザー閉じてるから濡れることもまずないので、正直切り取ろうかと思っているんですけど、現時点では残してある。なので、充電するときはヘルメットのバイザー口部分から充電用のUSBケーブルいれてマイクに差し込むだけ。
インカム自体は有名ブランドじゃない安価なもので、2200円程度。
最後にヘルメット内部に掃除機で細かい削りクズなど全部吸いとって、外したバイザーもきれいに両面拭いて(普段は走行後に表面しか拭いてない、裏側は拭けなくはないけど全面はできない)、ヘルメットに装着。
このバイザーもよくできてて、一部二重になってます。
Nolanではピンロックと呼んでますが、小さな突起を使ってバイザー内側に装着すると薄い2重構造になり、曇止め機能になってます。もちろん、バイザーもピンロックも個別に交換パーツとして購入できるし、その密着度合いもピンロック用突起部分に小さなツマミがあり、それを回すことで張りの調整もできるスグレモノ。
ヘルメットの顎部分のベンチレーションも、そこからバイザー内側を、目が乾かない程度のやさしい流れでバイザーに沿って上に流れていく作りになっているので、非常に曇りにくいです。というか、こんだけ高湿度の沖縄でいまのところ曇ったことがないです。
これから梅雨が来るので、それを通じて曇らなかったら、かなりのもんだと思うので、雨は嫌いだけど(ウェットで走るのは嫌いじゃないけど、後片付けが大変なのと前走車の巻き上げる汚れた水煙でバイザーやウェアがめっちゃ汚れるのが嫌い・困る)、ちょっと期待しています。
で、フィッティング問題が解消したヘルメット。
被ってみても、嫌なキツさが無くなって、非常に快適。
正面にならず右を向いてしまう点も、完全ではないけどかなり改善できたので、左の視野と左目の圧迫(頬が目を押し上げる)のも解消。まぁ、まだちょいと右向いてしまうけど、これくらいならOKでしょう。
原則、ヘルメットは安全のためのツールなので、これ以上自己流で削る、もっと厚く削る、ということはオススメしません。
今回も削ったのは0.5~最大部分でも1.5mmと最小限。なるべく購入時にちゃんとしたショップで自分の頭の形状に合うものを試着して買うべきだと思います。
が、僕の場合、金欠な上、沖縄だと店頭在庫・品数も少ないのでやむを得ず・・・ですけど。アマゾンプライム入ってるから送料かからないのは、沖縄では死活問題なので。
僕が実際、四輪レース用・レーシングカートレースで使っていたのは、安全最優先のアライ製をずっと使っていました。
アライは安全優先のため、エアロフィンやベンチレーションも最後まで付けなかったくらい、安全重視のスタンスです。
また、レーシングカートやフォーミュラはヘルメットが直接外気に晒されているので、前のほうで誰かが小さなネジを脱落したり、オーバーランして小石を拾ってコース復帰したりすると、その小さなパーツが時速200キロ以上で顔面にぶつかってくるわけです。だからバイザーも今回の街乗りスポーツタイプのヘルメットのものと違ってとても厚みがあって硬いです。力をいれて拭いてもたわみもしない。
さらに僕の場合四輪でもカートレースでも同じヘルメットを使う経済的事情があったので、四輪レース用の(CFRP材以外のモデルでは)最高スペックのモデルを使っていました。
カート用との違いは、内装がNomexという耐火性のある素材を使っている点。マシンが炎上して自力脱出しなくても、800度で炎上している中で30秒くらい耐えられるレベル。そりゃあ、高くなるよね、ベーシックなデザインでも。

今はもうレースは引退、街乗りオンリーなので、このNolanのヘルメットは、デザインも機能も満足していて、今回の加工でフィッティングも完璧。
あと何年、現役でバイク楽しめるのかわからないけど、安全にバイクライフ、続けられるうちは続けようと思います。
あ、ちなみにウチのジクサー150、これまでの燃費、最低が42キロ/L、最高が燃費も気にして走ったときの65キロ/Lでしたが、最近、燃費を気にせずガンガン全開で走ってみたらそれでも40キロ/Lでした。
ジクサー150、めっちゃお財布に優しいバイクです。











