凄腕KTさんの制作による、レナードバーンスタインの名作ミュージカル「West Side Story」シリーズ。

 

今回は有名曲だけど、難曲でもある、「America」を歌いました。

っつっても、この曲のメインはプエルトリコ移民二世のアニータが主役。リード・ヴォーカルのほとんども彼女が歌い、一部、ロザリアや、アニータの兄、ベルナルドとシャーク団の仲間たちが入るキャスティング。

 

プエルト訛りの英語で、けっこうな早口から、タメ幅の大きなクラッシック系ならではのテンポ・ルバート。
すっごく難しかったはずですが、歌の相方Kayさんがさすがの歌いっぷりです。

 

 

 

このシリーズ、僕もそうですが、KTさんがすごくバーンスタインの天才さに敬意を示されていて、彼の作曲、そして編曲がミュージカル界の名作曲家でもあるロイド・ウェーバー。

彼らがこのミュージカル曲を作った、「一番最初の意図に近いものにしたい」ということで初版の総譜(総ページ500ページ弱あります!)から制作したオケです。

 

なので、1961年の最初のミュージカル映画とも、2021年のリメイク映画版とも、バーンスタイン自身が指揮したレコード(これがまた、ソプラノにキリ・テ・カナウ、テノールがホセ・カレーラスなど、超絶豪華!)ともアレンジが違うんです。この曲もそうですが、歌詞の構成・並びまで違う。

 

なので、耳コピー派(複雑な楽譜が読めない)の僕もKayさんも、参考に同期できる音源がなくて、その参考音源を歌詞の並びや歌いわけも含めて1961年のミュージカル映画のものを基本に、KTさんのオケのテンポに合わせて作るところから着手しました。

 

参考音源ができてから、Kayさんにオケと参考音源、僕のパート(仮歌)の3種類の音源を送って、それから二人それぞれ歌って、相手の歌も聴きながら最終的に自分の歌も調整したりして仕上げています。

 

オケ楽器にない手拍子、大勢で騒いでいるワイガヤ声など、効果音も僕の手元で追加して、映像のアニメーションと合わせました。

 

このアニメーションも、初版のミュージカル映画のシーンを、参考音源の並び、歌詞部分、テンポの揺らしなど合わせて、それを更に生成AIでアニメ化しやすいように映像編集ソフト側で下ごしらえしてから、最後に生成Aiかけてアニメーションにしています。

 

歌い手としても、3人とも遠隔地にいるわけで、オケの指揮者も演奏者も見えないわけですよ。
それでいて、クラッシック系なので、テンポの緩急の振れ幅が大きくて、POP・Rockのようにドラムスやベースなどのリズム隊もいない・・・だからオケに合わせるのがとても難しかったです。

 

種明かしとしては、歌入れのときにオケのトラックを表示して波形を見ることはできるので、その波形と音から次の小節のアタマを予測してテンポを合わせる。そんなやり方で指揮棒の替わりにして歌ってます。

 

POP・Rock・Jazzとはまた一味違った音を楽しんでもらえたらとてもうれしいです。

なんて、僕はそんなレベルには程遠いんですけど、シロート、アマチュアで、かなりこの手の歌が好きでうまい方は少なからずいると思いますが、この曲をこれだけのオーケストラサウンドで歌える機会に巡り会えるシロートって、多分他にいないと思います。ってところが、この曲一番の推しかな(^_^;)