ある意味、今、一番日本でとんがってる若手ミュージシャンだと思っている女王蜂のカバー、3曲目やってみました。
今回は「回春」
この曲より前に「売春」というこれまたインパクト強い曲があって、その後日談的な歌を、同じ雰囲気のスタイルで作られたのが今回の「回春」です。
なので、この曲を聴いたら、一度「売春」も聴いていただくと、女王蜂・アヴちゃんの凄みがより感じられます。
元曲では、リード・ヴォーカルのアヴちゃんが、一人2役で男女パートを両方歌いわけているんですが、この静かな曲調で、僕のファルセットで若い女性の歌声はさすがに無理・・・好きな曲ではありましたが、カバーはできないと諦めていたんです。
そしたら歌パートナーのKayさんが「満島ひかりさんとのデュエットバージョンがあるから、やってみませんか」って教えてくれて!
それならできかも!ってわけでやってみました。
実際、歌は男女で歌を分担してできたので、歌はさして問題なかったんですが、このオケ・・・ロックっぽいギターやベースの音、ゼロ!
いわゆるエレクトロなんですよね。EDMなんかはそれのダンス・ミュージック用にループとビート効かせたスタイルで、それのバラード系?
こういうサウンドって、シンセを使いこなしてる人じゃないと作るのすっごい、難しいんです。
EDMが得意な音楽友達によると、「同じシンセ使わないと同じ音は出ない。雰囲気が似せられれば上出来」ということらしいです。
おまけに僕は、オケ制作の中でも、メタルの超絶速弾きと、シンセの音色づくりがいっちばん苦手としています。
そもそも、女王蜂がどんな機材使ってるか知らないし、知ってても買えないし。僕のポリシー(おいおい、お小遣いがないから買えないだけってのがホント)で、DTMソフトに標準でついている音源・エフェクタと、あとは無料版(使える機能が制限されてるのが多い)のプラグインをいくつか使ってるだけなので、標準装備の音源でこのエレクトロな雰囲気の音色にたどり着くのに、めっちゃ時間かかりました。
この道のプロの方が聴いたら「全然だめ」って言われると思いますが、専門外のただの歌好きが、自分たちが歌うためだけに自らの工夫だけで作った音ってことでご容赦ください。