ちょっと前に、実車でレースしてる映像と、プレステPS5のグランツーリスモ7で筑波を走ってる動画を上下に並べた動画を公開しましたが・・・
その鈴鹿サーキット編です。
観てお分かりの通り、上が実車、下がPS5の走行映像です。
クルマは、
実車:ポルシェ993カレラ
PS5:ポルシェ993カレラRS
ですので、車体の外観、色、内装など、どちらも同じ(当たり前ですね)
ただし、PS5では、素のカレラでなくRSなので、少し加速と最高速が速い仕様です。
ですが、今回の動画では、スタートラインからヘアピンの立ち上がりまでは、PS5は他のマシン数台が前にいて、パッシングするためにベストライン・ベストラップで走れませんでした。
なので、ヘアピンを立ち上がり前にマシンがいなくなるまでは、実車(素のカレラ)の方が先行しています。
しかし低速になるヘアピンから全開加速が続くスプーン入口までのパワーセクションで追いつかれてます。
スプーン1個め、2個めからあとはフィニッシュラインまでどちらもほとんど同じペースでゴール。
ちなみに、実車の993カレラはノーマルのクーペ1、要するに一番ベーシックな993で、普段、通勤や買い物にも使ってる普段の足でした。
ノーマルクラスのレースにあちこち遠征・参戦してたので、シートはレカロ、タカタの4点式ハーネス、フロントにストラットバー、ステアリングをmmoの慣性モーメントの少ないものに換装してます。
それ以外はノーマルで、カーステレオ、エアコン、パワーウィンドウもそのまま。内装もそのままなので、レースが終わるとタイヤの空気圧だけ一般走行用に戻してそのまま自走して東京まで戻ってました。
ポルシェの素晴らしさって、こういう質実剛健かつ実用性もあるところだなと、今も思ってます。
このクルマの前もポルシェ2台(タイプ930)乗り継いできましたが、いよいよエンジンが水冷化されるという時期でしたので、担当営業さんに頼んで、日本への最終輸出用の1台を確保してもらったのが、この993でした。
ノーマルなので、鈴鹿の裏ストレートエンドでも5速吹けきるところまでで6速は使いませんが、それでも275キロくらいまで出てたと思います。
そこから130Rのターンインへ向けて1秒程度で170キロ位までブレーキング&4速にシフトダウン、四輪慣性ドリフト状態で抜けていく130Rの快感は、より新しい安全性を重視しすぎたサーキットでは味わえない最高に心地よい緊張感がたまりません・・・日本で一番好きな高速コースです。