僕が実際四輪でレースしていた頃は、小型のデジカメも大した性能のものはなかったし、ましてはGoProのようにキレイな動画を撮る小型カメラなどなかった・・・


仙台の菅生、ツインリンク茂木、筑波サーキット、新東京サーキット、茂原東コース、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、韮山サーキット、岡山国際サーキット、ライムロックパーク(アメリカ)とか、せっかくいろんなコースを転戦していたのに、画像記録がほとんどない。

 

カラダこわして歳も喰ったし、今更リアルレースに復帰できる状況でもないので、余計に喪失感があって、やっと買えるようになったPS5でグランツーリズモ7でちょこっとストレス発散している今日この頃です。

 

という前置きで、実際に走ってるのと、シミュレータ(っつってもPCのiRacingはPCもソフト関係も高すぎてコスパ悪いのであくまでPS5+GT7限定です)で走ってるのとどれ位違うのか・・・・

 

手元にある数少ない映像データと、PS5のリプレイ画像で、同じコース、同じクルマで走ってる動画を並べてみました。

 

 

ご覧の通り、視角情報としてはかなりリアルです。車載カメラの位置が違うので(今更変えられない)、完全に同じに見えないとは思いますが、PS5でコース走ってるときに見えている景色はかなりリアルと同じです。
若干、コースの高低差や、特に小さいRのコーナーの見え方がリアルより甘く感じますが、逆にリアルで走っている時には余計なとこは見ていないので、シミュレータだからこそ見えるモノもあって、非常に面白いです。

 

コースによっては、目でみてもわからないバンプがコーナー途中にあったりしますが、そういうのも全てではないですが、特徴的になっている箇所であれば、シミュレータでも再現されていたりして、ちょっとびっくり。

 

とはいえ、一番違うのはカラダへのフィジカルな負荷や予兆がまったく無いこと(ここがシミュレータの致命的かつ最大の弱点)です。

逆に利点は、リアルではなかなか行けない海外のコースを走れたり、シミュレータ内の賞金でリアルでは買えないようなクルマに乗れることです。タイヤ代だって、筑波なんて低速でこじるような走りが多くなるので1レースで1セット終わりますが、シミュレータ系ならタイヤ代も気にしないでいい。
それぞれのクルマの個性もけっこううまく再現されているので、リアルでそのクルマのクセや対処方を知った上で走らせると、相応に反映されるので、体験できる範囲がとても広いところがシミュレータ系の最大の利点ですね。

 

良い点でもあり、悪い点もあって、それはリアルと違って金がかからず命の危険もないことです。

体感上の予兆が視角情報くらいしかないので、うっかり限界を超えてしまうとか、リアルだったら壊すと全額自己負担で修理・復元しないといけないから無茶しないし、相手もいれば余計に慎重になるところを、シミュレータ系だとついつい無理目でも仕掛けてしまう。結果、参加者によってはレースがとても荒れやすいとか。
実際、荷重が前に移って減速しながらApexにクルマ向けてる最中に(リアルレースでも駆け引きとして軽度の当てたりするのはありますが・・・)プリウスミサイルのようにこっちのリアの内側にぶつけてくるアホとかが多いと「リアルで走って1回死んでこい」って思いますし。

 

でも綜合的にいって、画像もキレイですし、いろんなコースでいろんな縛りのレース・企画があって、PS5+GT7はとても気に入って、最近よくやっています。

 

因みに上の動画、おわかりの通り、上がPS5、下が実際ポルシェ993で筑波のレースで走っているときの映像です。

下の映像は、複数クラス混走のレースの決勝の最終ラップで、僕がクラス3位、前にいるロータスエリーゼがクラス2位でしたが、最終ラップの裏ストレートで抜いて、僕がクラス2位でチェッカー受けたときのものです。
クラス1位は500psにブーストアップして内張も全部剥がした金満チューンのGT-Rでしたので、筑波の短いストレートでも立ち上がりでグーンと離されてそのまんまでした。あれが同じクラスってのがそもそもおかしいんだけど、そこがローカルレースイベントらしいといえば「らしい」ので、ノーマル車最速を目指していた自分には充分満足な結果のレースでした。