沖縄県の路線バスは利用者も少なくてどこも経営難なのは、沖縄以外のいなか・過疎地も同様。それで沖縄県ではよく路線バスを使いましょう的なキャンペーンやメディア広告を打つ。でも、「飲酒運転はぜったいやめよう」キャンペーンと同じで、効果ほぼゼロなんですよね。

 

沖縄の路線バスを維持したいなら、最低にして最大の対策が2つある。
1.学校へ生徒を親が自家用車で送迎するのを禁止する。
  中学生どころか高校生まで親が送迎しているなんて、日本では沖縄だけだ。先進国で治安だと治安の問題もあるし、スクールバスが多い。日本だとそこは最低限安全だと言えるので、骨折とか急病とか、非常事態以外にこういうベタベタな関係性は交通体系にも教育にも良いことはない。

因みに・・・いい年の子どもの送迎を親がやらかすのは、沖縄ならではの母子離れができない伝統文化もあるけれど、日常的な原因の一つは、バス通学すると子どもを送り出す時間が早くなる(親の都合?弁当の準備とか?)ってよく聞く。
いや、給食の方が多いじゃん。親がゆっくりしたいなら、子どもが先起きて勝手に学校いきゃいいじゃんって、考えないんですかね・・・

2.スマホでリアルタイム表示の充実、最低限時刻表と路線図の明示!

路線が複雑でわかりにくく終バスの時間が早すぎる。前職場でも20時まで残業すると、乗り換えのバスがもうないからっていう(運転免許もっていないバス通勤)社員がいた。
酒飲み相手はさすがにタクシーで良いが、普通の勤め人がちょっと残業すると、多くの場所で終バスだけで帰宅できない。
それにバス初心者には非常に路線系統がわかり辛く、しかも時刻表(特別正確でなくてもいい)もほとんどないか、日焼けして文字が読めない。利用者が少ないから費用もかけたくないんだろうけど。
もっとスマホ利用して、どこのバス停から何番のバスにのって、どこで下りて何番のバスに乗り換えて、到着予想時刻が○時○分頃で料金はいくら・・・いまどき、都会の乗り換え案内計ソフトなら当たり前のリアルタイム対応ができていない。

狭い県内でも最近は親子世代が同居せず近距離核家族化して自動車保有台数は日本で唯一、レベル違いの増加を続けているのが沖縄県。もちろん、ほぼ軽自動車だけど。

古くて片側1-2車線の幹線道路も多く(右折専用レーンや待機帯がない)など道路インフラも予算割いて拡充はしているけど、ソレ以上にクルマの台数が増えていて、通学時間に路上駐停車も増えて渋滞する。

しかも・・沖縄県の那覇市中央部以外の運転車は、言っては申し訳ないが世界一運転が下手とういか、なめきってる。とにかく反応が遅く、周囲、特に後方を気にしていない。遅く走ってさえいれば安全だと思っていて、チャイルドシートは使わず、スマホみながらの運転もすごく多い。
飲酒運転率も国内トップクラスだし、そういう状況なので、本来なら渋滞になるほどでもない交通量ですら、渋滞する。他県なら1回で右折できる信号で3回もまたされる。

 

通勤で運転中、ほぼ毎日交通事故現場をみかける。ほとんどが、たいして車体のへこみもない、追突・右直・車線変更での接触。要するに、脇見(スマホかナビかしらんけど)で、他のクルマの俯瞰図とかまったく意識にないから起こる、まじめに本気で運転していたら怒らない事故がほとんど。てーげー文化は沖縄の良さ・柔らかさでもあるが、クルマの運転は人命にかかわるし、見物渋滞の度合いも本土よりひどいから、社会的損失も余計大きくなる。ほんと、チラ見する程度でいいのに、がっつりゆっくり見ていくから、渋滞がさらに長くなる。運転中はもっと真剣に運転してくれって、いつも思う。

正直、2種免許のプロドライバーと、傷害のある方以外は、AT禁止にして全部MT車にして、生徒の送迎も禁止するのが良いくらいだ。通学だけでも、そうとう路線バス利用増えるよ。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1323172