現状の処方か?新薬試すか?

火曜日の内視鏡検査、いつものように、施術中に僕もディスプレイを観られるようにセッティングしてもらいました。このセッティングをいつもリクエストするので、大きなレントゲン室を使って個室状態で診てもらえます。
 

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気になっていた大腸内の炎症は・・・

上行結腸、横行結腸から下行結腸全体に及んでいた潰瘍は、目立つ部分は一箇所にまとまって帯状潰瘍のようになってきていて、それ以外は炎症からの回復過程に向かい始めている状態でした。とはいえ、肛門に近い直腸、そこに続くS字結腸はほぼ健全な状態でしたが、回復過程にでる炎症性のポリープが蔵王の樹氷のようにそこらじゅうに見られました。生体検査の結果を待たなければなりませんが、それらのほとんどは擬態ポリープで、回復に連れて治るのでこれは問題ないとのこと。

生体検査用に数箇所からサンプルを採ったので、これの結果が出るのに1週間ほどかかります。今後の治療方針は、そのときに改めて主治医と相談することにしました。

選択肢は、回復のペースは遅いが実績のある今までの薬での治療を継続するか?あるいは、副作用のリスクなどもあるが更に顕著な効果を期待してあたらしい点滴注射薬(レミケード)を試すか? 

因みに新しい注射薬剤はやっと2012年にUC(潰瘍性大腸炎)保険適用されたばかりですが、UCと兄弟病のクローン病には既に承認されており実績があります。UC患者でも他の治療方法でなかなか成果が出ない場合や重症期からの寛解導入に用いられるようになりつつあるものです。

マウス由来の抗体を元に作られたTNFαという炎症反応に関与する生体内物質の働きを抗体によって抑える抗体製剤です。そのため、希にアナフィラキシーショックなどの強い副作用が出る人もいます。そのため、特に初回投薬時には数日~1週間の入院が必要です。

効果についても凡そ3割の人には効果が見られないようです。効き方も人それぞれ。一度始めると、2週間後、6週間後、以後8週間後、以後は2ヶ月に1回、点滴投薬を続けることになります。つまり、効果は長くて2ヶ月。しかも原因を治癒するものではなく、あくまで炎症の発生メカニズムを抑える薬なので、根治治療にはなりません。まぁ、だから難病指定されているわけですけれど・・・
 

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帰宅してから、改めていろいろネットで調べてみました。ひどい副作用が出た人は2例ありました。あまり効果がなかった人も何人か。しかし重症期の症状改善には2~3割の人で即効性もある。

今の僕の症状は大腸全域の重症潰瘍から、回復ペースが遅いとはいえ、改善基調はみられる。そして炎症によるダメージがひどくてまだ残っている事以外には、炎症そのものの進行は現在は見られない・・・

最終的に来週の診断時に主治医と相談しますが、一晩考えてみて現行の薬剤治療を辛抱強く続けて、万一また活動記になるようなことがあったら、まず実績があったLCAP。それで抑えきれないようならそのときに新薬レミケードを試したほうがよいのかな・・・
 

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なかなか治らないので、新薬を試したい気持ちもけっこう強いのだけど、冷静に現状を考えたら、奥の一手としてとっておくのも悪くないかもしれませんね。

因みにこのレミケード・・・僕の体重では1回あたり3本使います。1本11万円の薬なので、1回分が33万円!薬って、ほんとに高いよね・・・