大当り★本部のスマイルスプーン
よく晴れて夏のような土曜日・・・昨年暮れの入院以来、ずっと北部に出かけていなかったのもあって、久しぶりに北部でランチに適したお店を探索しようと出かけて来ました。
今回は、本部伊豆味にある「森の食堂 スマイル・スプーン」です。
ここは以前から営業していたようですが、まだ行ったことがなくて今回初めてです。建物は小道をやや奥に入った場所ですから、店の近くまできたら看板を見落とさないように!
レストランは一見、イギリスあたりのカントリーハウスのような趣なんですが・・・なんとこれ、琉球古民家だそうです!!
たしかによく見ると、琉球古民家・・・ただ、色を白くペイントして、家屋内は畳や土間の代わりにタイル敷に、壁や天井を取り払うなど、大幅にリノベートしてあります。
おかげで、とても気分の良い高い天井に、広くて開放的な広間になっていました。温存された柱や梁も白くペイントされ、シャンデリアが下げられ、店内においてある調度品などもイギリスのカントリー調アンティーク・・・
まさかここまで、琉球古民家がアレンジされてイメージが変わるとは!びっくりでした。
店の前庭や駐車場のスペースも、緑が活かされていて、ハンモックやブランコが立木にあしらえてある・・・見事なアレンジです。
店の佇まいからも、お料理に期待して席につき、メニューの説明。で、メニューはこちら。
ランチコースでメインは肉か魚のどちらか。
今日は肉料理が山原(やんばる)豚のバルサミコ煮込み
魚料理が舌平目のチーズパン粉焼き・トマトエビソース
それぞれ一つずつオーダーして、嫁さんとシェアすることにしました。
まずスープがこちら。
紅芋とさつまいもの冷たいスープ。
紅芋の紫色が涼を呼びますね。しかも生クリームを散らして、そこに1筋串を入れてハートのデコレーションまで!お店同様、料理のセンスもなかなかのものです。
お味も本格派、本物の料理でした。ジャガイモのビシソワーズの紅芋・さつま芋版なんですが、きちんと手抜きせず調理されているのがわかります。芋の甘味だけを先走りさせず、適度な塩味でちゃんとまとめていて非常に美味しかった。
次に、にんじんのラペ
ラペというのは確か「すりおろす」というような意味だったと思うけど、特にキャロット・ラペはフレンチの家庭料理の定番の一つ。
ここのラペは少しビネガーが効いていて、さっぱりとした味で夏の沖縄でもおいしくいただけますね。
そして主菜です。
まず豚肉の煮込み・・・
このお料理も見た目からセンスが素晴らしい。綺麗な演出です。
豚肉は煮込むと固くなりがちですが、牛頬肉の煮込みのように、ナイフを入れると適度な弾力を感じさせつつホロリと崩れるように割れる・・・いいですねぇ。結構な塊感のあるサイズに切り分けられているんですが、脂身の柔らかさでごまかさず、赤身主体できちんとここまで煮込んであるのが素晴らしい。
ソースもトマトベースで、バルサミコと相まってほのかな酸味が効いた、高級なシチューのような味。バルサミコの甘みも効いているし、そこにスライスしたパルミジャーノが口の中にコクをプラスしてくれます。
そして途中で嫁さんと交換した舌平目・・・
いやこれ、沖縄に来てから食べた白身魚の料理で、一番上手いし美味い!水っぽさゼロ、特に暑くなってくると気になるヨード臭さもゼロ。火の通し加減は表面から仲間で絶妙のタイミング。チーズとパン粉の付きもばっちりで、本当に素晴らしい!
そしてこのソース、トマト・エビソースがまた美味しい。同じトマトベースでもこちらはエビの風味や甘さがほんのり効いている。
どちらの主菜もメニューだけ読むと、県内のあちこちでもよく見られるレシピですが、やはりちゃんと修行した料理人でそこにセンスが加わると、まったく別格の料理に昇格する、好例でした。あ~おいしかった。
因みに、コースにはパンはなく、ご飯が自動的についてきます。その量は控えめで、小食なうちの夫婦にもちょうどよかった。
大食漢には、おかわり自由だそうです。
そしてこのあとのデザートは、パッションフルーツのレアチーズ。
これの写真は撮るの忘れちゃいました・・・先にスプーン入れて一口食べちゃって(^_^;)
甘さ控えめのレアチーズの上に、パッションフルーツのソースがかけてあります。
最後は紅茶かコーヒー。紅茶はアールグレイでした。
いや、北部のこんなところにぽつんとあるレストラン、こんなにちゃんとした料理をいただけるとは・・・うれしいかぎり。
日曜日はこれまたコジャレたこのバンで、スコーンを移動販売しているそうです。
日曜定休の店が多い沖縄ですが、やはりそれなりの腕前まで修行した料理人は、働き者です。
このあと、久しぶりの北部だったので、カフェで休憩および瀬底島にも足を伸ばしましたが、それは次のブログにて・・・
ごちそうさまでした。(*^_^*)