読谷村座喜味のパン屋カフェ・水円
読谷村のホテルで用事があり、その後で夕食替わりのパンでもないかと、
すっごく久しぶりに、多分4年ぶり!?に「水円」に寄ってみました。
座喜味城址のすぐ下の、なにやら霊験あらたかそうな水場のすぐ横にある古民家がそのパン屋さん。
クルマは表の道端にある駐車スペースに置いて、そこから100mほど小路を入った奥にある。
ここのパンは、ヨーロッパの田舎で、たまたま美味しいパン屋さんに出会った・・・・・的な見た目と味と食感のパンがある。
パンの種類はあまり多くはありません。そして、大人向けです。お子ちゃまや、子供舌の大人は相手にしてません(*^_^*)
どのパンも重みがあるというか、どっしりした存在感があるパンで、今や主流の冷凍生地を使うどこにでもあるパン屋のパンとは全然違います。(冷凍生地のおかげで、とりあえず、焼きたてのパンを出すパン屋は増え、パン屋という仕事はずいぶん楽になったのも事実ですが・・・味や食育という点では僕はそういうパン屋さんには全く興味ないんです)
そうしたヨーロッパ風のパンから好きなのを選んで、あとは店内でスープやドリンクをオーダーすると、カフェとしても利用できるようになっています。
店内も、沖縄の古民家がベースになっているんだけど、(僕の勝手なイメージでは)ヨーロッパの田舎の一軒家に入ったかのような雰囲気を感じます。
その一方で、傍らに目をやると、小上がりがあったり・・・
この日はもう夕方4時半ころになっていたので、もうすでに全粒粉のパンが1個しか残っていなかった。
ある意味、このパンはこの店の代表的なパンなので、迷わず半分買いました(^_^;)
長辺が20cm以上ある、大きなパンなので・・・うちの夫婦だと半分でちょうどいいくらい。
このパンの味は・・・
全粒粉なのでパン生地自体に独特のライトな甘みと、酵母からくるものなのか程よい酸味が調和して、噛むほどに味わいが広がる旨さがあります。
皮というか、表面は良い感じにハードで、バケットほど固くなく、しかしその硬さには適度は厚みがあり、その厚みの中に粉や酵母の仕事振りが感じられる味が染み込んでいるというか・・・
パンそのもので勝負できる、しっかりした技術と味を併せ持つ、沖縄県内では数少ないパン屋さんの一つだと思います。
おかげさまで、帰宅してから、ポテトサラダと、たっぷりのオリーブオイルで、軽くいい感じの夕食となりました。
パン屋 水円